<マイナーな習い事?>バイオリンを習うのはハードルが高い?実際に習わせてみたら思わぬメリットが!

9月27日(金) 13:25

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子どもの楽器系の習い事としてメジャーなものにピアノを挙げる人は多いのではないでしょうか。株式会社Mstaのオンラインアンケート調査によると、幼稚園児・小学生の習い事ランキングでピアノは上位、楽器系で言えば1位にランクインしています(2024年3月実施)。しかし筆者の息子の初めての習い事は、本人が急にやりたいと言い出したバイオリン。同調査ではバイオリンは下位……。バイオリンは大変、お金がかかりそう、ハードルが高いといったイメージがあるかもしれません。そもそも筆者も夫もバイオリンは未知の世界。しかしいざ飛び込んでみると、必ずしもイメージ通りではなくメリットも多くありました。今回はマイナーな習い事「バイオリン」をご紹介します。
初めての習い事としておすすめ


子どもが3~4歳頃になると、ママたちの会話の中でちらほら「習い事」が出てきませんか。同調査でも習い事を始める年齢は3歳、4歳が同率1位で、合わせて44.2%。そして3位が5歳からで19%。なんと3歳から5歳のときに習い事を始めている家庭が全体の6割強という結果。筆者の息子が初めての習い事としてバイオリンを始めることになったのは5歳のとき。まだ小さな子どもに楽器は難しいかと思うかも知れませんが、20~30分程度先生の話を聞くことができるのであれば、バイオリンは3歳くらいからでも始めることができます。
体の大きさに合わせて楽器のサイズを選べる
年少、年中くらいの子どもだと手が小さくて指の力がまだ弱いのでピアノの鍵盤を弾くことは難しいかも知れません。しかし、バイオリンは体の大きさに合わせたサイズが豊富なので、小さな子どもでも楽器を持って音を出すことができるのです。大人用のフルサイズのバイオリンを4/4サイズと表すと、子ども用のバイオリンを分数バイオリンと言い、一般的に販売されている一番小さいものとして1/16サイズからあります。続いて1/10、1/8、1/4、1/2、3/4の順にサイズアップ。子どもの腕の長さや体格にもよるので、はじめのサイズは子どもによって異なり、使用する期間もさまざまです。また、体の成長速度によって途中のサイズを飛ばすこともあります。筆者の息子の場合、1/8から始めましたが、1/4サイズを飛ばして1/2になり、現在小学5年生で3/4を使用中。娘は体が小さく、成長速度もゆっくりのため、1/10から順番にサイズアップして現在小学3年生で1/4を使用中です。
転勤族でも持ち運びしやすい
習い事を始めても仕事の都合で引っ越しを余儀なくされることも多いでしょう。転勤族のみなさん、わが子の初めての習い事を選ぶとき、続けられる環境にあるかどうかも気になりませんか。ピアノの場合だと、引っ越しを考えると小型の電子ピアノ程度でないと購入はためらうかもしれません。バイオリンは簡単に持ち運びできる楽器なので、数年ごとに引っ越しの可能性がある転勤族でも気にしなくていいのがメリットです。
何を目的にどこを目指すかによって費用は異なる
バイオリンのイメージとして一番費用面が気になったのですが、みなさんはいかがでしょうか。教室の費用とバイオリンの価格については重要ですよね。わが家の場合、当時の先生は趣味でバイオリンを弾いているという大学生のお兄さん。人見知りのわが子には先生の穏やかな雰囲気が合ったようで、体験レッスン終了後にその場で「習いたい」と言ったほどでした。厳しくというより、将来的に趣味で弾いたり、誰かと一緒に弾いたりして楽しみが増えるから、練習も毎日5分でいいからバイオリンを触って音を出してみよう、といったスタンス。音大やコンクールを目指している場合には不向きでしょうが、わが家の場合は子どもが楽しくできるのであればよかったので十分でした。
バイオリン教室の月謝は高いところばかりではない
アンケート調査によると、子どもの習い事にかける月謝の費用として一番多い価格帯は5,000円から10,000円。次に10,000円から20,000円。バイオリンの月謝は高いイメージがありますが、ママスタコミュニティにバイオリンを習わせているママたちからのコメントが寄せられています。月謝が高いところばかりではないようです。
『バイオリンを緩く楽しんでいるレベルなので、そんなにビックリするほど、月謝はかからない。家から自転車で10分以内の教室で月謝8,000円弱、発表会が年2回の任意参加で8,000円ずつ、分数バイオリンはピンからキリまであるけど、分数のうちは、7万円ぐらいまで、フルサイズは部活とかで使えるぐらいで高過ぎず30万円ぐらいかな、と勝手に考えている』
『うちはバイオリン年中からの3年目。ちなみに私自身もやっていた。子どもが使っている楽器はフリマアプリで中古1万円のものを買った。メンテナンスとしては弦の張替えが最低でも年5,500円×2回、毛替え5,000円と見ておけばよい。ちなみにうちは安いお教室だよ。入会金なしの30分2,000円、先生は音大出身。発表会は13,000円。先生は子どもに教え上手な教室が良いよ。教えるのに上手い下手がある。先生自身のレベルもかなり差がある』
わが家の場合も、月謝は一般的なピアノ教室よりかなり安価で始めやすく、レッスン頻度も月2回だったので、他に習い事をしたとしても負担にならなかったのも続けられた理由の一つです。先生が大学院を卒業して講師を辞められるまで、3年間習っていました。現在はプロのバイオリニストの方に月1~2回レッスンを受けていますが、もともと地域の保育園から高校の子どもたちに幅広く楽しく気軽にバイオリンを弾いてほしいという趣旨でバイオリンを広める活動をされている方で、わが家の習い事のスタンスにも合い、月謝も一般的なピアノ教室と変わらない価格帯です。
分数バイオリンのうちはお金をかけずに楽しむ

わが家ははじめの1台のみ音楽教室で薦められたカルロ・ジョルダーノというメーカーの3万円台の初心者セットを購入しましたが、一般的な練習用の大衆モデルであれば有名なメーカーとしてスズキバイオリンがあげられるでしょう。価格帯としては7万円台から(2024年9月現在)。わが家も2台目以降はスズキバイオリンですが、別の生徒さんから安価で譲り受けたものや、中古バイオリン専門店で相談して3~4万円で購入したものです。分数バイオリンを計5台購入していますが、総額15~20万円ですので、初心者向けの電子ピアノとさほど変わらないのではないでしょうか。兄妹ともに使わなくなったサイズはフリマアプリで売ったりしてお金をかけずに気軽に楽しんでいます。ママスタコミュニティにも、分数バイオリンのうちは中古を購入したり教室の生徒間で使い合ったりしているというコメントが寄せられています。




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『楽器は先生からの紹介で譲ってもらって。またサイズアップのときに、小さい方々にお譲りするって形ができていたから、メンテナンス費だけだったよ。小4からは学校の管弦楽部に入っていて楽器も貸し出しだから、ほとんどお金はかかってないよ』
『バイオリン、私は1/2までは先生に貸していただいたよ。楽器は貸してくれる、あるいは先生の手持ちから譲っていただけるケースもあるから相談してみたらどうだろう』
将来音大を目指したい、コンクールに出たいと考えている場合は全く異なってくるので、子ども用バイオリンとはいえサイズアップするたびにどんどん価格帯が上がってくるでしょう。そして、大人用のフルサイズバイオリンともなれば非常に高額で、上を見ればきりがありません。
子どもの可能性を広げてみよう
子どもの習い事を始めるきっかけとして興味を持つかどうかは重要ですよね。音楽系の習い事としてメジャーなものはピアノですが、多くのママパパが子どもを音大に行かせよう、プロにさせようと思って始めている訳ではないと思います。いつまで続けられるか分からないけれど、音楽が好きだから、楽器に触れさせたいから、小さなうちは勉強系以外にもチャレンジしてほしいから、などと考えているのではないでしょうか。

大人になってから始める楽器系習い事では趣味で楽しむというスタンスの人も多いですよね。それと同じで幼少期に楽しく何か楽器演奏ができれば、というスタンスで始めるのであれば、バイオリンをイメージだけで排除せずに検討してみるのも良いと思います。
参考:PRTIMES「子供の習い事は週1回・週2回がマジョリティ?!全国でアンケート調査を行いました!」
文・ゆかりんご編集・横内みかイラスト・しっぽ

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