伊藤英明、妻を演じる新木優子の“おにぎり”に感謝「エネルギーをもらった」【「不都合な記憶」配信記念イベント】

タイで長期撮影に挑んだふたり

伊藤英明、妻を演じる新木優子の“おにぎり”に感謝「エネルギーをもらった」【「不都合な記憶」配信記念イベント】

9月26日(木) 21:15

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第46回日本アカデミー賞最多8冠を獲得した「ある男」の石川慶監督によるAmazon Original映画「不都合な記憶」の配信記念イベントが9月26日、都内で行われ、夫婦役を務める伊藤英明と新木優子が出席した。

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本作は、近未来を舞台に、ある夫婦が“究極の愛”を追求するSFテイストのサスペンス・ロマンス。タイで長期ロケが行われ、伊藤は「ちょうどお米が食べたいなというタイミングで、新木さんが僕らやスタッフさんに、おにぎりを振る舞ってくださった。具も、天かすに麵つゆだったり、考えてくださって、エネルギーをもらった」と、感謝を伝えた。

一方、新木は「海外での長期滞在は初めて。こんなに日本食と離れて暮らすことはなかった」と振り返り、「滞在していたホテルにはキッチンもあったので、休みの日は、近くのスーパーで日本の食材を買い込んで、料理をしていた」と語る。自身が振る舞ったおにぎりについては、「タイの皆さんにもおいしいと言ってもらえて、うれしかった」と話していた。

物語の舞台は、科学技術が発展し、人類の宇宙移住が進んだ西暦2200年。宇宙に浮かぶ高級レジデンスで暮らすナオキ(伊藤)とマユミ(新木)は、一見誰もが憧れる完璧な夫婦だが、歪んだ愛情を持つナオキは、自分を愛してくれていた頃の妻を求め、何度も妻をアンドロイドにして作り変えていた。妻を愛するあまり、完璧な妻を求めるナオキの行動はエスカレートし、一方のマユミも、夫への復讐を企てる。

伊藤は「とても複雑な役で、貴重な経験になりました」と手応えを示し、「近未来が舞台ですが、描いているのは普遍的な愛。ぜひ、想像力を働かせながら、楽しんでください」とアピール。そんな伊藤について、新木は「猟奇的な役ですが、普段の伊藤さんは情熱的で紳士的。とても優しく、いろいろな“気づき”もくださった」と称賛していた。

石川監督が「愚行録」「蜜蜂と遠雷」「Arc アーク」「ある男」に続き、撮影監督であるポーランド出身のピオトル・ニエミイスキと4度目のタッグを組み、独特の色彩やカメラワークで映像美を生み出した。壮大な宇宙空間は、カナダのVFXチームによって妥協のない表現方法で作りこまれた。

伊藤は「監督の描く世界観は、非常に壮大で、それでいて繊細。100年続くかもしれないふたりだけの宇宙の生活で、何が大切なのか。リアリティを持たせるために、一緒にディスカッションしながら掘り下げていった」と、石川監督の強いこだわりを語り、新木は「あんなに大きなスタジオは初めて。細部まで作り込まれた世界観に引き込まれた」と、ロケ地・タイの巨大スタジオに驚がくの表情。もしも宇宙に何かひとつ持っていけるなら「植物の種」(伊藤)、「カメラ」(新木)と答えていた。

「不都合な記憶」は、9月27日からPrime Videoで世界独占配信開始される。

【作品情報】
不都合な記憶

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映画.com

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