忙しかった夏休みが終わりママたちのお疲れ様会を兼ねて、ママスタ編集部ママ2人でママ友旅に出かけることにしました。行き先は東京羽田からわずか1時間半のフライトで到着する高知県。日常の忙しさを忘れ、高知の自然と美味しい食べ物を心ゆくまで楽しみたい。そんな私たちが選んだのは「OMO7高知(おも) by 星野リゾート」です。ホテル周辺の観光名所をはじめ、近隣の香川県や岡山県への観光も含めてママ旅を紹介します。
ひろめ市場で高知の名物料理を食べ歩き
高知竜馬空港に到着後、まず向かったのは高知市内の「ひろめ市場」。地元の人々にも観光客にも愛される食べ歩きスポットで、約60店舗以上の飲食店がひしめき合っています。
私たちが味わったのは、高知名物カツオの藁焼き。炎の中で豪快に焼かれたカツオのたたきは、外は香ばしく中はジューシーでたまりません。その後、同じく高知名物いもけんぴをお土産にゲット。甘くてカリカリとした食感がくせになるこのお菓子は、家族や友人へのお土産にもぴったりです。地元の名産品を味わったあとはホテルへ。
「よぉ来たねぇ」の一言に癒されて
午後3時、いよいよOMO7高知(おも) by 星野リゾートにチェックイン。フロントで出迎えてくれたスタッフの方が笑顔で「よぉ来たねぇ」と声をかけてくれました。この言葉には、「よくここまで来てくれたね」という感謝の気持ちが込められているとのこと。高知は山が多く山越え谷越えの道のりを経てやっと辿り着く場所だからこそ、地元の人々の口癖として親しまれているのですね。
木材をふんだんに使った館内
フロント向かいには2階へと続く大階段と大きな土佐犬の彫刻。そこは木のぬくもりに包まれた空間が広がっていて、まさに高知の自然を感じられる場所でした。
高知県の森林面積は県全体の8割強を占めていて、ホテルでは木の魅力を活かすために杉やヒノキをふんだんに使用しているそうです。杉のダイナミックな模様が描かれたパブリックスペースは活気と迫力が感じられる一方で、プライベートな空間である客室にはヒノキが使われていて、落ち着いた雰囲気が心地よかったです。
私たちが宿泊したのは「うたげセミスイート」で、ママ友同士で泊まるのにぴったりの広さ。窓からは川の流れが見え、都会の喧騒を忘れさせリラックスできる空間が広がっています。
家族連れなど4人で泊まる場合は「うたげスイート」がおすすめ。畳敷きで小上がりの居間があり、子どもも部屋で靴を脱いで過ごせるのがいいですね。
「ご近所さん巡り」で地元の名店訪問
部屋でしばしのんびりした後はホテルロビーに設置されているご近所さんのガイドマップを眺めながら、どこのお店に行くか作戦会議。その結果、ホテルから徒歩5分ほどのところにある乾物が美味しいと有名な「松原海産物店」、ご夫婦で利き酒師を務める「安岡酒店BLUES」、そして珈琲わらびや豆乳プリンが人気の「菓処桜いろ」に行くことに決めました。それぞれのお店で高知の魅力を存分に味わうことができて大満足。
ホテルでも毎週、高知の観光名所を代表する街路市のなかでも300年の歴史がある日曜市を紹介する「酢がきいちゅう、日本一の日曜市ツアー」が開催されています。
藁焼きカツオのたたきなど、高知の郷土料理が!
夕食はホテル内のOMOダイニングで。ここは「TOSAインスパイア」をテーマにしたビュッフェスタイルのレストランで、高知の郷土料理をふんだんに取り入れています。ブリのカルパッチョやきびなごのエスカベッジュ、サバの棒寿司、うなぎの酢の物など、高知の食文化が存分に味わえるメニューが揃っています。
ビュッフェテーブルには多彩な料理が並び、高知県の伝統的な料理スタイル「皿鉢(さわち)」を再現。大皿に盛られた料理をシェアするスタイルが特徴で、自分だけの「マイ皿鉢」を作るなど、高知の郷土料理とともに文化を楽しむことができました。
なかでも注目は目の前で仕上げる高知名物の藁焼きカツオのたたきと、できたてでほんのりあたたかいいもけんぴ。藁焼きカツオのたたきは外側が香ばしく、なかはジューシーでカツオ本来の旨味が口いっぱいに広がりました。
作りたてのいもけんぴに冷たいソフトクリームをつけて食べると、甘さと冷たさのバランスが絶妙で、至福のひととき!「どれも美味しすぎて箸が止まらないね!」と言い合ったほど。
「おきゃく文化」を客室で満喫!
食後は部屋に戻り「酔っちょれセット」を楽しむことにしました。これは高知の地酒2本とおつまみ数種類、そしておちょことして使える“べく杯”、風呂敷がセットになったもの。
地元の人々が集まって食事や飲み物を楽しむ高知の「おきゃく文化」を自分たちのペースで体験できる特別なアイテムです。しめ鯖とゆずがりの爽やかな風味や、酒盗のポテトサラダの深い旨味には感動。地元の風味を存分に味わいながら、リラックスしたひとときを過ごしました。
オリジナルの「よさこい祭り」に参加
夜9時からはホテルの大階段でスタッフによるよさこい祭りのパフォーマンスが行われるというので、編集部ママ2人も参加。OMO7高知(おも) by 星野リゾートのよさこいは、 高知のよさこい祭りの火付け役として知られる専門家 の指導のもと誕生したものです。
3部構成のパフォーマンスでは、しっとりとした日本舞踊風の踊りから、観客と一緒に踊れる参加型セッション「みなさん一緒に踊りましょう」、そしてホテルオリジナルのダイナミックなパフォーマンスまで、さまざまな演出が展開されていて見どころ満載!
「みなさん一緒に踊りましょう」では、編集部ママも他のお客さんたちと一緒に見よう見まねで踊りに参加。見ているだけでも十分楽しいのですが、一緒に踊ることで他のお客さんたちとの一体感が生まれ「OMO7高知(おも) by 星野リゾートに泊まってよかった」と、改めて思える瞬間でした。
庭園付き露天風呂でくつろぎのひととき
一日の締めくくりとして、大浴場でまったりお風呂タイム。扉を開けると、大きな大漁旗を描いたタイル壁画が目に入ります。かつて高知では子どもの健やかな成長を願い、毎年5月に大漁旗を掲げる風習がありました。この壁画はその様子を描いたものだそう。高知ならではの特別な風習を感じることができました。
大浴場には、内湯のほかにもオートロウリュのサウナと露天風呂もあります。ライトアップされた露天風呂で、ゆっくりと旅の疲れを癒すことができました。露天風呂の前に広がる庭園には高知に自生する薬用植物が植えられているため、朝早く起きて庭を眺めながらお風呂に浸かるのもいいかもしれません。
田舎寿司、いも天など朝食でも高知の味を満喫
朝食はOMOダイニングでモーニングビュッフェをいただきました。こんにゃくやミョウガなど山の食材を使った田舎寿司があったり、カツオの漬け丼があったり。なかでも朝食の楽しみは、柚子の香りがたまらないフレンチトーストと、熱々のいもてんぷらと冷たいソフトクリームを一緒に食べる日曜市名物「いも天」。サツマイモと柚子といった高知の名物を朝から存分に味わうことができて大満足でした。
カツオドッグ&みょうがネードでひと休み
楽しいときはあっという間。食事をして部屋でゆっくりと過ごしたら、チェックアウトの時間に。チェックアウト後は、ホテルロビーに併設されたカフェ「OMOカフェ&バル」に立ち寄ります。
カフェでは、ソーセージにカツオの粉末を練り込んだホットドッグ「カツオドッグ」と、生産量が全国トップクラスの高知産「ミョウガ」を丸ごと使った「みょうがネード」をいただくことに。OMO7高知(おも) by 星野リゾートでのひとときは、最初から最後まで高知の魅力を存分に楽しむことができました。
高知城見学のあとは海上レストランへ
ホテルを出たあとは、日本の城郭の中でも珍しい木造の天守閣が有名な高知城へ。大きな石段を登り、暑い中をお城までたどり着くのは大変でしたが、見ごたえは満点。
ランチは海にせり出したような立地にある海上レストラン「SEA HOUSE」へ。編集部ママ2人で、目の前に広がる海を眺めながら、絶品のパスタを楽しみました。「せっかく四国の高知まで来たんだから、他の県もまわりたいよね」ということで、特急に乗って香川県の丸亀市と岡山県の倉敷市へ寄ることに。
瀬戸大橋と絶品うどん、そして倉敷散策
香川県では地元で有名なうどん屋さんに立ち寄ったり、岡山県では倉敷美観地区で江戸時代の風情を感じさせる白壁の蔵屋敷や古い町並みを堪能したりしました。
OMO7高知(おも) by 星野リゾートに宿泊することで「よさこい楽宴LIVE」や「ご近所アクティビティ」などを通じて高知県の歴史や文化に触れ、街の魅力を存分に知ることができました。
また近隣の県に足をのばせば香川県で讃岐うどんを味わったり、岡山県倉敷市の町並みを散策したりするなどの観光も楽しめます。夏休み明けのリフレッシュに、ぜひママ友と一緒に訪れてみてはいかがでしょうか?
取材協力:星野リゾートOMO7高知(おも)
取材、文・長瀬由利子編集・ここのえ
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