世界を席巻したドラマ『フレンズ』などで知られるデヴィッド・シュワイマー。大ヒットSFアクションコメディ映画『メン・イン・ブラック』の出演依頼があったものの、断ってしまい、後悔しているようだ。
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Varietyによると、この度デヴィッドがポッドキャスト『Origins with Cush Jumbo(原題)』に出演し、『メン・イン・ブラック』のオファーを断っていなければ、キャリアが全く違っていただろうと語ったそうだ。『フレンズ』で人気急上昇中だった彼は、同作に出演する代わりに、別作品で監督を務めることを選んでいる。
「あれは残酷な決断だった。僕はグウィネス・パルトローと初共演した『ハッピィブルー』の撮影を終えたばかりで、期待値が高かった。爆弾のようなものだったけれど、ミラマックスは期待値の高かった僕を、映画3本固定のギャラで拘束したいと考え、僕も初めての監督作を任せてくれるなら引き受けると言ったんだ」
ミラマックスはデヴィッドの希望を受け入れ、彼は『ディープ・ハプニング』の脚本を見つけた。舞台仲間たちが仕事を辞めて駆け付けてくれ、シカゴで撮影準備を始め、スタッフやクルーを集めた。『メン・イン・ブラック』のオファーがあったのは、ちょうどその頃だったそうだ。
「『フレンズ』の休みは4か月間あったけれど、『メン・イン・ブラック』の撮影は、ちょうど仲間たちと一緒にこの映画を撮影している時期に重なった。もちろん、素晴らしいチャンスではあったけど…だけど、僕の劇団仲間や関わってくれた皆との関係は、きっと終わっていたと思う」と苦渋の決断を下したことを明かした。
『ディープ・ハプニング』は当初劇場公開向けに製作されたものの、結果的には1998年にテレビ映画として公開された。一方『メン・イン・ブラック』は大ヒットを記録し、デヴィッドの代わり出演したウィル・スミスはスーパースターの仲間入りを果たした。
「直観に従うべきだ。あれから20年以上経つ今、本当にそう思う。『メン・イン・ブラック』に出ていたら、映画スターになっていただろう。あの映画とシリーズの成功を見ると、僕のキャリアは全く違う道をたどっていたと思う」と語ったそうだ。
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