ティモシー・シャラメが若き日のボブ・ディランを演じる、ジェームズ・マンゴールド監督作「A Complete Unknown(原題)」が、「名もなき者 A COMPLETE UNKNOWN」の邦題で、2025年2月に公開されることがわかった。あわせて、場面写真3点もお披露目された。
本作では、1960年代初頭、後世に大きな影響を与えた米ニューヨークの音楽シーンを舞台に、19歳だったミネソタ出身のひとりの無名ミュージシャン、ボブ・ディランが、時代の寵児としてスターダムを駆け上がり、世界的なセンセーションを巻き起こしていく姿を描く。
「ウォンカとチョコレート工場のはじまり」や「DUNE デューン」シリーズなどで知られ、人気・実力を兼ね備えたシャラメをはじめ、エドワード・ノートン(「バードマンあるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」)、エル・ファニング(「マレフィセント」シリーズ)、モニカ・バルバロ(「トップガンマーヴェリック」)、ボイド・ホルブルック(「インディ・ジョーンズと運命のダイヤル」)、ダン・フォグラー(「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」)、ノーバート・レオ・バッツ(「エクソシスト信じる者」)、スクート・マクネイリー(「アルゴ」)ら、豪華キャスト陣が顔をそろえる。
監督を務めるのは、「フォードvsフェラーリ」を手がけ、「LOGAN ローガン」で第90回アカデミー脚色賞にノミネートされた名匠マンゴールド。「ウォーク・ザ・ライン君につづく道」で、米音楽界の伝説的な歌手ジョニー・キャッシュとその妻の波乱に満ちた人生を描き、リース・ウィザースプーンに第63回アカデミー主演女優賞をもたらした。また大ヒットミュージカル映画「グレイテスト・ショーマン」にもエグゼクティブプロデューサーとして参加。そんなマンゴールド監督が本作では、誰もが知る世界的アイコンであるディランの“伝説の始まり”をエモーショナルに紡ぐ。
歴史に残る名曲を数多く残し、80歳を過ぎたいまもなお現役でステージに立ち続けるディラン。23年の日本公演の熱狂も記憶に新しい。“生きる伝説”として世界に影響を与え続ける彼は16年、その文学的影響力により、ミュージシャンとして初となるノーベル文学賞を受賞。さらに、アメリカ文化へ多大な影響をもたらしたとしてピュリツァー賞特別賞に輝き、フランスの最高勲章であるレジオン・ドヌール勲章、民間人に贈られるアメリカ最高位の勲章となる大統領自由勲章なども手にしている。
「名もなき者 A COMPLETE UNKNOWN」は、25年2月に全国公開。
【作品情報】
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名もなき者 A COMPLETE UNKNOWN
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