「ヨリを戻したい」という男女が復縁できない4つの理由。陥りがちな“逆効果パターン”

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「ヨリを戻したい」という男女が復縁できない4つの理由。陥りがちな“逆効果パターン”

9月17日(火) 15:51

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こんにちは、恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラーの堺屋大地です。

筆者はLINE公式サービスにて、年間約1000件のペースでチャット恋愛相談を受けています。また知人経由で対面の相談を受けることも多く、性別・年齢問わずさまざまな方の恋のお悩みをうかがってきました。

2020年国勢調査によれば、日本人の「生涯未婚率」(50歳時の未婚割合)は年々上昇しており、女性は17.8%、男性に至っては28.3%にも及びます。そんななかで、恋愛がうまくいかないという方々にも筆者の知見が少しでも役に立てばなによりです。

さて、筆者は多くの方々から元恋人と寄りを戻したいというご相談を受けきました。もちろんアドバイスによって復縁できたケースも多々ありますが、残念ながら復縁が叶わなかったケースも少なくありません。

そんな相談結果の知見が貯まったこともあり、復縁に失敗してしまった人々に共通している原因を突き止めましたので、今回は「別れた恋人と復縁したいのにできない」という男女の共通している意外な原因を4つ、紹介していきます。

①“愛の大きさを伝えること”が最重要だと勘違いしている

復縁に必要なのは、いまでもどれだけ愛しているかを元恋人に伝えること!

……と、勘違いしている人はおそらく復縁は叶いません。

自分の熱量をきちんと伝えれば、元彼女・元彼氏の気持ちも戻って来るはずという理屈は、ほぼ間違っているからです。

もちろん、その元恋人がこちらの愛情表現不足を理由に別れを切り出してきていたなら、「好き!」「愛してる!」と真っすぐな言葉を伝えれば、戻ってきてくれるかもしれません。

けれど、強い未練があり復縁したいと望んでいるようなタイプの人は、相手が別れ話を切り出してきた時点で、気持ちを繋ぎとめようと必死に愛情をアピールしているケースがほとんど。

つまり、“どれだけ愛しているかを元恋人に伝える”というのは、たいていはすでに実践して失敗している方法のため、それを繰り返しても元恋人の答えは変わらないでしょう。

②“破局の原因を解決すること”をないがしろにしている

ごくごく当たり前のことなのに、「とにかくヨリを戻したい!」と考えている人が、見落としがちなことがあります。

それは、破局には必ず原因があり、基本的にはその原因を解決するか、少なくても解決の目途が立たなければ、元恋人は復縁してくれない――ということ。

復縁するという“ゴール”ばかりに目をやって、その“ゴール”を達成するための条件をクリアすることを忘れていては、恋人同士に戻れるわけがありません。

別れの原因は“性格・価値観の不一致問題”、“収入が不安定といった経済的問題”、“浮気グセが治らない問題”などなど、カップルによってさまざまあるでしょうが、一朝一夕では解決できない高い壁が立ちはだかっていることもよくあります。

そういった困難な原因に対しては、本来は焦らずじっくりと向き合っていくべきなのですが、 早く復縁したいと焦っていると原因解決をそっちのけで、“ゴール”ばかりに目を奪われてしまいます。 それでは復縁が叶わないのは自明の理でしょう。

③破局理由のひとつである“愛の重さ”を上塗りしている

前述したように破局の原因はさまざまありますが、その原因がこじれて両者の温度差が大きく開いてしまって、別れに至るというパターンもよくあること。この場合、フラれた側の愛が重すぎたというのも理由のひとつになっているのです。

フッた側からすれば、愛が重すぎて疲れてしまったという事情があるわけですが、それにもかかわらずヨリを戻したいという気持ちがどんどん膨れ上がると、冷静さを欠いて自分を制御できなくなることも……。しつこくLINEや電話をしたり、急に家まで会いに行ったりすると、破局理由の“重さ”を上塗りするようなもの。

本当はまずその“重さ”を消し去ってから復縁アピールすべき なのに、それでは逆アピールになってしまうというわけです。

④自己満・自己中思考で元恋人の幸せなんて考えちゃいない

根本的な話をするなら、恋愛とは2人でするものであり、双方が幸せになるためにするものです。

ですから、恋人同士に戻りたいのであれば、自分の幸せだけでなく相手も幸せになれるかどうかも考えるべきなのですが、 復縁することばかりに執着している人は、自己満タイプが多いもの。

恋人に戻れれば自分は満足できるでしょうが、相手も幸せになれるのか?そこまで考えずにヨリを戻すことだけを望んでいる人は、復縁したいと言い寄る言動が自己中ムーブになりがちで、元恋人からますます愛想を尽かされ、復縁が遠のくなんてこともよくあることなのです。

元恋人が別れることを決めたのは、二人でいても自分が幸せになれないと痛感したからでしょう。そんな相手の気持ちを考えず、自分の欲望を満たすことばかり考えた復縁アピールでは、逆効果になるのではないでしょうか。

まず「元恋人にとってなにが幸せなのか?」を考えてほしい

「別れた恋人と復縁したいのにできない」という人は、えてして客観的に状況を見られず、冷静な判断をしたり自身の行動をコントロールしたりすることができなくなっており、“逆効果パターン”に陥っていることが非常に多いです。

復縁できる確率を少しでも上げたいのであれば、焦りは禁物。「急がば回れ」と自身に言い聞かせ、まずは“元恋人にとってなにが幸せなのか?”をじっくり考えてることから始めてみてください。

<文/堺屋大地>

【堺屋大地】
恋愛をロジカルに分析する恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラー。現在は『現代ビジネス』、『文春オンライン』、『smartFLASH』などにコラムを寄稿。LINE公式サービス『トークCARE』では、カウンセラーとして年間で約1500件の相談を受けている。X(旧Twitter):@SakaiyaDaichi

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