9月16日(月) 14:00
米国のドナルド・トランプ前大統領が滞在中だったフロリダ州ウェストパームビーチに所有するトランプ・インターナショナルGCで、発砲があったとホワイトハウスが発表した。
大のゴルフ好きで知られるトランプ氏。11月の米大統領選に向けて選挙キャンペーン中ながらも、15日午後、自身が所有するコースでゴルフをプレーしていた。その近くで銃を所持した人物をシークレットサービスが発見。その人物に向けて発砲した。容疑者は逃走したが、のちに身柄は拘束されて銃やカメラなどが回収されたという。
発砲時にトランプ氏は5番と6番ホールの間にいたとされ、容疑者からは数百メートルしか離れていなかったという。トランプ氏にケガなどはなく、FBI(連邦捜査局)は暗殺未遂事件の可能性を含めて捜査をしている。
ウエストパーム・ビーチはフロリダ州の中でも高級住宅地として知られ、マイアミから北へ約1時間余り、大西洋に面した美しい街。タイガー・ウッズ(米国)やローリー・マキロイ(北アイルランド)ら多くのゴルファーが住むジュピターアイランドの南側に位置する。
トランプ氏は7月にもペンシルバニア州での演説中に銃撃を受けて、右耳を負傷。参加者の1人が死亡し、2人が重傷を負った。(文・武川玲子=米国在住)