AKB48 17期生布袋百椛(ほてい・もか)「昇格発表、私の名前は呼ばれないんじゃないかと思ってました」【連載 なんで令和にAKB48?】

AKB48 17期生の布袋百椛

AKB48 17期生布袋百椛(ほてい・もか)「昇格発表、私の名前は呼ばれないんじゃないかと思ってました」【連載 なんで令和にAKB48?】

9月12日(木) 12:00

提供:
布袋百椛

2005年(平成17年)12月8日に秋葉原で産声を上げたAKB48。前田敦子、高橋みなみ、小嶋陽菜、篠田麻里子、大島優子、指原莉乃ら数々のスターを生み出し、誰もが知る国民的アイドルグループとなった。

あれから十数年、元号は令和に変わり、また新たなスター候補生が続々と加入している。当時とは異なる状況で、彼女たちは何を思いAKB48になろうとしたのか?どこを目指すのか?フレッシュメンバーの魅力を深掘りインタビューでお届けです!

第11回は17期生で兵庫県出身の布袋百椛(ほてい・もか)。先日まで放送されていたAKB48メンバーが多数出演するドラマ『星屑テレパス』(テレビ東京)で、主人公のライバル高校のメインキャラとして活躍したメンバー。前編では学生時代の話など聞きましたが、後編はAKB48に入ってから、正規メンバーに昇格した話や、今後の目標などを語ってもらいました。

■加入当初、全員から中学生だと思われてました ――17期生のオーディションに合格して、兵庫から東京へ行くことになりますが、不安はなかったですか?

布袋 むしろ楽しみでしかなかったです。何でもあるじゃないですか。そのときは漫画にハマっていたんですけど、イベントは東京で開催されることが多いから、いつでも行けるし、おしゃれなカフェや服屋さんもたくさんあって、東京に憧れがありました。

――でも友達と離ればなれですよ。

布袋 地元の友達は、アルファベットの風船で「AKB」って作ってお祝いしてくれて、写真を撮ってくれたり。東京へ行くときも最後まで一緒にいてくれて。

――クラスメイトはどうだったんですか?

布袋 高校は友達がひとりぐらいしかいなくて......。いろいろ準備があって、学校に行けなくなって、高3になるタイミングでこっそり転校した感じです。

――まあ、そういうのもありますよね......。初めて17期生で集まったときのことを覚えてますか?

布袋 みんな人見知りを発動していて、静かだなって思いました。しゃべりかけてくれるコもいたんですけど、私も緊張しすぎて誰だったか覚えてない。

――当時中3だった畠山さんが、布袋さんのことを年下だと思っていたと。

布袋 全員から中学生だと思われていました(笑)。今以上に幼かったんですよ。

――最初は地方から上京したメンバーで一緒に住んでいたんですよね。

布袋 私は関西から一緒に上京した橋本恵理子ちゃんと同じ部屋に住みました。最初はぎこちなかったんですけど、新幹線で行き来するのも一緒で、一緒に住む頃にはすごく仲良くなって、部屋でずっと将来の夢の話をしたり。

――ケンカとかなかったの?

布袋 ないですね。そういうのがあまり好きじゃないので。でも今は別々に住んでいます。家族が来てくれて、いろいろ支えてもらっています。

――高校を卒業して、ひとり暮らしがスタートしたかと思いきや。

布袋 家族に電話することが多かったので、心配して来てくれたんだと思います。



布袋百椛

――2022年5月4日に行われた、お披露目のステージは覚えてます?

布袋 あのときはまだコロナ禍でファンの方を入れずに配信だったんですよね。ほんとに緊張しいで、本番の前は泣いてました。人前に立つのが得意じゃなくて、スピーチするときに震えちゃうタイプだったので、すごい怖かったです。

――じゃあステージなんて大変じゃないですか。

布袋 だから、あのときは配信でよかったなって。人がいたら大変なことになっていたと思います。でも、ずっと笑顔でいることを心がけていて、その日はすごい口角が疲れました(笑)。、



――それから劇場公演デビューに向けて本格的なレッスンが始まります。

布袋 ダンスは小さい頃にフラダンスをやっていた程度で、アイドルのダンスって全然違うから難しかったです。振り覚えも良くなくて、めちゃめちゃ苦労しました。

――劇場デビューする頃にはもう泣いたりせず。

布袋 いや、まだまだ泣いてました(笑)。

――もうイベントでお客さんとも会ってるのに。

布袋 本番前のゲネプロ(通しリハ)がうまくいかなかったんです。注意されて、それで泣いて。でも、本番はすっごい楽しかった記憶があります。

――人前に出るのは苦手と言ってたけど。

布袋 でも自分を好きでいてくれて、応援してくれる機会って、なかなかないじゃないですか。アイドルはずっと憧れだったし、ファンの方がペンライトを振ってくれるのも、すごい嬉しかったです。

■昇格後の振り入れがAKB48に入って一番大変でした ――今年3月に行われた春のコンサートで研究生から正規メンバーに昇格しました。

布袋 正直、昇格する自信はなかったです。自分たちの公演には出てたけど、先輩たちの公演に出てなかったし。パフォーマンスも歌も全然納得してなくて、うまくできないなと思っていたので、昇格発表のときはすごい怯えてました。

ーーそこまで!?

布袋 私の名前を呼ばれないんじゃないかって。そのときの写真があるんですけど、すごい顔がこわばっていて。他のメンバーが呼ばれているときも何も聞こえなくて。自分の名前が呼ばれて、やっと生き返りました。

――昇格して良かったなって思うことは?

布袋 先輩とお仕事を一緒にする機会が増えたなとは思うんですけど、チーム制がなくなっちゃったので、そんなに変わらないかなとも思います。

――加入して一番楽しかったことは?

布袋 すごく印象に残ってるのは、加入させていただいて初めてのコンサートです。

――2022年の10月にやって武道館コンサートですね。

布袋 それまで同期としか活動したことがなくて、そこで初めて先輩と一緒にレッスンをしたり、リハを見学させていただいたり、先輩の姿を見てすごい感動した記憶があります。オーラもそうですし、振りが揃ってるところもすごくて。そのときはまだチームごとに分かれていたので、それぞれのチームの雰囲気を見てすごい憧れました。

――先輩で誰かいいなと思いました?

布袋 そこで岡部麟(卒業生)さんにハマったんです。声は可愛らしいけど、パフォーマンスがすごいかっこよくて、ギャップにやられました。私は可愛い系の曲をやることが多いんですけど、いつかかっこいい曲もやれたらいいなって。そして、そういうギャップを好きになってくれる後輩ができたらいいなって。



布袋百椛

――それはいいですね。最近のAKB48って見ていてどうですか。

布袋 昇格を記念したツアーで全国をまわらせていただいたんですけど、17、18、19期で一緒にレッスンしたり、わちゃわちゃして。先輩後輩関係なくすごい楽しく活動できたなって。

――布袋さんはその中だと先輩ですが、ちゃんと先輩らしくできてますか?

布袋 まとめたりするタイプじゃないので、振りがこうだよとか教えたり、わからんないところは一緒に共有したりとか。



――ダンスは苦手と言ってましたが、教えれられるようになったんですね。

布袋 昇格した後に、新しい公演のポジションを覚えることがあったんですけど、それがAKB48に入ってから一番大変で。

――2年以上やってて一番なんですね!

布袋 それまで公演は全部先生に教えてもらって出ていたんですけど、自分で映像を見て振りを覚えるっていうのを初めてやったんです。

――それは覚えなさいって言われるの?

布袋 「この日に出てください」って、数週間前に言われるんです。13曲あって、やったことある曲もあるんですけど、ほぼはじめてで。同期では研究生のときに抜擢されて練習していたコもいたんですけど、自分は声がかからなくて、これはチャンスだなと。その期間はいろんなお仕事が重なって大変だったんですけど、お仕事が終わってからレッスン場に行って、終電まで練習して帰るって毎日でした。

――すごいですね。その公演の出来栄えはどうだったんですか?

布袋 出来栄えは言えないです......。注意されたこともあった感じです。自分のなかではできたと思ってやったんですけど、本番は一発勝負でうまくできないところもあって、ひとりで泣きました。

――そこまでやって成功かと思ったら、うまくいかないんだ。

布袋 でも自分的にはその経験がすごい力になったなって。成長を感じて、そこから振り覚えもすごい早くなりました。

――布袋さんは今のAKB48にこんな貢献できるぞみたいな、あったりしますか?

布袋 私的にはわからないんですけど、なかなかいないキャラクターって言われます。自分ではすごいポンコツだなと思っていて。できると思ったら結局だめだったみたいな。それにすごい落ち込むこともあるんですけど、いいふうに働くこともあるので。あとは歌声に特徴があって、可愛いねって言われることもあるので、そういうのをもっと生かしていけたらいいなって。

――この先やっていきたいことは?

布袋 劇場公演を大切にしていきたいし、あとはファンの方との交流をもっと大切にしていきたいです。最近は女性ファンも結構来てくださるようになって、もっと増やしたいなと。可愛いものが好きなので、自分が可愛いと思うものをもっと共有したりできたらいいなって。

――人見知りと言ってましたが、ファンとはちゃんと交流できてます?

布袋 でもファンの方と話すときはびっくりするぐらいテンションが高くなって、人見知りがなくなりますね。自分を応援してくれるという安心感があるんだと思います。

――最後に布袋さんにとってAKB48って何ですか?

布袋 これからもここにいたいって思える場所。すごい好きです、AKB48が。

布袋百椛

【連載「なんで令和にAKB48?」は木曜日更新。次回は9月26日公開予定、17期生の太田有紀が登場!】

●AKB48

2005年(平成17年)12月8日、秋葉原のAKB48劇場で1期生お披露目。

2022年(令和4年)5月4日に17期生、2023年4月9日に18期生、2024年3月17日に19期生がデビュー。

AKB48 64thシングル『恋 詰んじゃった』が絶賛発売中!「AKB48劇場工事中出張公演」開催中!!最新情報は公式ホームページをチェック

●布袋百椛(ほてい・もか)

2004年12月1日生まれ兵庫県出身

身長151cm血液型=O型

Nickname=ほてちゃん

公式X【@moka_hotei1201】

公式Instagram【@hotei_moka48】

取材・文/関根弘康撮影/篠田直人

【関連記事】
【写真】布袋百椛のグラビア
AKB48 18期生研究生山口結愛(ゆい)「得意なダンスでAKB48のことを知らない人に興味を持ってもらいたい」【連載 なんで令和にAKB48?】
AKB48 18期研究生工藤華純「今はお仕事を選べる立場じゃないし、何でも来いって感じです!」【連載 なんで令和にAKB48?】
AKB48 19期研究生・川村結衣「メンバーにはなったんですけど、AKB48はずっと憧れの存在です」【連載 なんで令和にAKB48?】
AKB48 17期生畠山希美「AKB48は人生で1番幸せな気持ちを与えてもらってる場所だし、1番の挫折も味わった場所」【連載 なんで令和にAKB48?】
週プレNEWS

生活 新着ニュース

合わせて読みたい記事

編集部のおすすめ記事

エンタメ アクセスランキング

急上昇ランキング

注目トピックス

Ameba News

注目の芸能人ブログ