脚本・宮藤官九郎氏の「新宿野戦病院」(フジテレビ系)の第11話(最終話)が、11日に放送された。
本作は新宿・歌舞伎町にある病院を舞台に、さまざまなバックボーンを持つ“訳あり”な登場人物たちが交錯する社会の構図をテーマとし、ときにユーモアを織り交ぜながら、さまざまな悩みや問題を抱えながらも強く生きる人たちの姿を通して、命の尊さを訴えかける救急医療エンターテインメント。(*以下、ネタバレあり)
ルミナウイルスの感染者数が10日間連続して減少したことで緊急事態宣言が解除されたが、「Not Alone」は解散。舞(橋本愛)は消息不明となり、享(仲野太賀)や岡本(濱田岳)とも連絡がつかなくなった。
そんな中、歌舞伎町のクラブでパーティーが行われ、フロアの床が抜け落ちる大事故が発生。聖まごころ病院ではヨウコ(小池栄子)たちが必死で処置をする。そして、その事故がマスコミで取り上げられ、ヨウコと院長(柄本明)はTV出演することになった。
ヨウコは、今後の感染対策に関する話をして、ルミナ感染の第2波が来ることを想定し、補助金とは別に、特別措置としての援助を申し立てる。
その後、ヨウコの発言通り、第2波がやってきた。そして、メディアがヨウコの活躍を取り上げる中、ある週刊誌がヨウコを狙っていた。
放送終了後、SNS上には、「もんげぇ楽しいドラマだった。ありがとう新宿野戦病院。サザンの曲もドラマにぴったり。来週ないの寂しいなぁ」「エンドロールが最高だった。毎週楽しみにしていた小池栄子さんの岡山弁がもう聞けないのが寂しい。岡山弁もんげぇお上手でした。いつか続編やってほしいな」「ペヤングにハマるヨウコ。雑だけど、懸命に患者を救うヨウコ。命の尊さを伝えるヨウコ。ヨウコとサザンの夏が終わった」「エンディング、サザンの歌っている中にドラマが入っとる。すごい!」「ヨウコ先生さようなら、もんげー寂しい」「小池栄子は今最高の女優の一人だと思う」といったコメントが上がった。
また、「堀井さん(塚地武雅)、男性なのに助産師?と気になっていたけど、最後に「海外で資格取った」ってちゃんと言ってた。こういうところが信頼できるんだよね」「社会は平等ではないけれど命は平等、そして自分には何ができてどう生きたいか? 暗いテーマを明るく描くクドカンに脱帽」「無免許は許されない。でも助けられた人たちはみんな感謝している」「風俗のシステムが感染対策に向いてるのは盲点だった」といった声もあった。
そして、「また時間あいてスペシャルとかやってくんないかな」「素晴らしい脚本に素晴らしい役者さんたち。続編お願いします」といったコメントもあった。
【関連記事】
・
サザンオールスターズ、『新宿野戦病院』最終回に特別出演へキャストと「恋のブギウギナイト」披露
・
「新宿野戦病院」「ようやくタイトルの意味が分かった」「人間の言うことは聞かないのにウイルスの言うことは聞くのかよ」
・
「新宿野戦病院」「しびれる脚本だぜ」「嵐の前の静けさの回だったのか」
・
「新宿野戦病院」「人の命を何と思うとん!」「コメディーと社会風刺を1時間でやってのけるのがすごい」
・
「新宿野戦病院」「堀井さんが男でも女でもどっちでもいい」「どのキャラクターもいとおしくなる」