鈴鹿央士と松本穂香がダブル主演を務める10月7日スタートのドラマ『嘘解(うそと)きレトリック』(フジテレビ系/毎週月曜21時)の追加キャストとして、若村麻由美と村川絵梨の出演が発表された。若村は鹿乃子(松本)の母親役、村川は“ウソ”を武器にしてきたミステリアスな美人女給役を務める。
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都戸利津の同名漫画を実写化する本作は、“やたら鋭い観察眼を持つ借金まみれの貧乏探偵”祝左右馬(鈴鹿)と“ウソを聞き分ける奇妙な能力者”浦部鹿乃子(松本)の異色コンビが、「ウソ」と「マコト」が入り交じるあや糸のごとき難事件を解決していくレトロモダン路地裏探偵活劇。
若村が演じるのは、浦部鹿乃子の母・浦部フミ。「人のウソが聞き分けられる」能力のせいで、故郷の村人たちから気味悪がられていた鹿乃子は、村人たちからさまざまな嫌がらせを受けていた。そんな鹿乃子をかばい続けていた母・フミだったが、鹿乃子は村を出ることを決意。「落ち着き先が決まったら手紙を書きます」と鹿乃子に言われたフミは、鹿乃子からの手紙を待ち続けている。
若村の月9ドラマ出演は、『シャーロック』(2019年)以来、5年ぶり。親子役となる松本とは、映画『みをつくし料理帖』(2020年)で、松本演じる澪の育ての親・芳(ご寮さん)役で初共演。人情時代劇となるこの作品で、撮影期間中、若村は松本に着物での所作などをレクチャーし、共演者の中でも長い時間を共にした間柄に。今回は実の親子役として共演することになり、すでに確立された2人による切なくてはかない親子のシーンが見どころだ。
若村は「母であるフミは、我が子を傷つけたく無い、守りたいという思いから、自然と言葉少ない親子関係となり、お互い隔たりを感じています。苦悩からいつしか心が溶けるまで、娘への伝えきれない母心を大切にしたいと思います」とコメント。
村川が演じるのは、カフェー「ローズ」でリリーという名で勤める謎多き美人女給・久我山小百合。当時のカフェーの女給はホステスのような役割で、小百合は美しく派手な見た目で「リリー」という名前で女給をしており、男性客をとりこにしている。若い女給たちを束ねているリリーは、男性客の前で上手なウソで接客。“ウソ”に敏感な鹿乃子は、リリーの振る舞いや話し方だけでも彼女がさまざまな経験をしてきたことを見抜く。常に素を見せない謎多き女給。
村川のフジテレビドラマの出演は『うちの弁護士は手がかかる』(2023年)以来となり、月9ドラマ出演は今作が初となる。
村川は「ミステリアスで妖艶で…女性としてなかなかハードルの高い役ですが、原作を読んで受けたリリーさんの印象をしっかり体現したいと思います」としている。
ドラマ『嘘解きレトリック』は、フジテレビ系にて10月7日より毎週月曜21時放送(初回15分拡大)。
若村、村川、プロデューサーのコメント全文は以下の通り。
<コメント全文>
■若村麻由美
――原作、台本を読んで、今作の印象は?
「第一印象は、自分を受け入れ信じることの素晴らしさです。個性的な能力がある為に周りから阻害され、自分を否定し続け孤独に生きてきた娘、鹿乃子。母・フミも我が子を助けてあげられない自分を責め続け苦悩してきたと感じました。親元を離れた鹿乃子が、人との出会いの中から自分が人の役に立てることを知り、自分自身を受け入れていく過程が丁寧に描かれています。探偵案件の解決も痛快です。そして、母娘の再会も見どころです」
――今作で親子役となる松本穂香さんの印象は?
「前回共演させていただいたのは、映画『みをつくし料理帖』で、穂香さんは味を効きわける能力を持つヒロインで、私は、血の繋がりはないけれど母娘のように寄り添って生きる役でした。今回は実の母娘ですが、娘の能力の為にお互い心から触れ合えないでいる親子です。穂香さんは笑うと子どものように可愛(かわい)らしく、目の深い輝きが鹿乃子にピッタリで共演がとても楽しみです」
――演じるうえで心がけようとしていることはありますか?
「母であるフミは、我が子を傷つけたく無い、守りたいという思いから、自然と言葉少ない親子関係となり、お互い隔たりを感じています。苦悩からいつしか心が溶けるまで、娘への伝えきれない母心を大切にしたいと思います」
――視聴者の皆さんへメッセージをお願いします。
「打ち合わせの時、“ドラマバージョンのフミは赤ちゃんをおんぶしています”と言われました。“え、誰の子ですか?”と戸惑う私…。ナント!フミの息子だそうです!視聴者の皆様も、聞いてビックリ!見てビックリ!ですね(汗)」
■村川絵梨
――今作のオファーを受けた時の感想をお聞かせください。
「月9初出演、とても光栄に思います。今まで演じる機会が少なかった役柄なのでワクワクしています」
――原作、台本を読んで、今作の印象は?
「ノスタルジックな世界観が素敵(すてき)で、主人公たちの特別な個性を通してさまざまな登場人物に出逢い、心が解れていく、ピュアであたたかいミステリー作品だなぁと思いました」
――演じるうえで心がけようとしていることはありますか?
「ミステリアスで妖艶で…女性としてなかなかハードルの高い役ですが、原作を読んで受けたリリーさんの印象をしっかり体現したいと思います」
――視聴者の皆さんへメッセージをお願いします。
「セット、衣装、メイクなど、この作品に関わる皆さんの熱い想(おも)いとこだわりが感じられる作品です!是非ご期待下さい!」
■プロデュース・鈴木吉弘
「鹿乃子を囲む二人の大人の女性。帰りたい故郷の象徴である母・フミ(若村麻由美さん)と、夢と冒険がつまった都会の象徴であるカフェーの女給・リリー(村川絵梨さん)。若村さんは、昨年の『この素晴らしき世界』でもご一緒し、本当に素晴らしい表現を堪能させていただきました。村川さんには、今回はじめてお会いしたのですが、大人の妖艶さが漂う謎めいた空気感を見事に作り出してくださっています。『嘘解きレトリック』は、鈴鹿央士、松本穂香、味方良介、片山友希という新時代のフレッシュなキャストたちを取り巻く、実力派の俳優たちの存在も大きな見どころの一つです!」
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