8月29日から配信されているNetflixシリーズ「恋愛バトルロワイヤル」。連日、Netflixの日本の「今日のシリーズTOP10」に入り、タイやインドネシアなど世界13の国と地域でもTOP10に入るなど、話題に。男女交際禁止の校則が制定された超エリート高校を舞台にしたストーリーのほか、主演の見上愛をはじめ、寺島しのぶ、吉田羊ら実力派の“演技対決”も注目されている。
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【場面写真】「恋愛バトルロワイヤル」凛としたヒロインを体現した見上愛
ストーリーのベースとなっているのは、男女交際禁止の校則を破り、退学を余儀なくされた女子生徒が学校法人を訴えたという実話。Netflixの日本製作ドラマとしては初の学園ドラマとなり、多様なキャラクターが繰り広げるラブストーリーはもちろんのこと、友人や教師、家族との関わりのなかで成長していく高校生たちの人間ドラマに幅広い世代の視聴者が引き込まれ、一気見する人が続出している。
主人公の有沢唯千花を演じる見上は、Netflixシリーズ「幽☆遊☆白書」や「不死身ラヴァーズ」などで知られ、オーディションで本作の主演に抜てきされた。宮世琉弥をはじめ今後のさらなる活躍が期待される俳優陣と共演し、恋のときめきを知っていくシーンではフレッシュな魅力を感じさせ、吉田、寺島らベテラン陣との共演では確かな演技力を発揮している。
これまでNHK連続ドラマ「きれいのくに」や大河ドラマ「光る君へ」、舞台「ツダマンの世界」などでも見上と共演している吉田の役柄は、唯千花の母。なんとか学費を工面しているシングルマザーの母を救いたい唯千花と、校則違反者からお金を受け取って証拠隠滅をした娘の行為が許せない母。それぞれの思いがやるせなくぶつかり合い、唯千花が涙を流すシーンが印象深い。
寺島は、ある理由から頑なに男女交際禁止の校則を貫き通す校長を演じている。校則撤廃を求める唯千花が起こした裁判では互いの主張が衝突し、思わず息が止まるような緊張感の連続。実力派の俳優陣が繰り広げる必見の“演技対決”が、さらに見応えある作品に仕上げている。
また、本作はセンセーショナルな設定のなかで、唯千花の成長の軌跡を繊細に描いたドラマでもある。校則に従ってきた唯千花はやがて学校を訴えるが、そのとき彼女の内側には「自分の気持ちは自分で決めたい」という揺るぎない意志が芽生えているのだ。「道がなかったら自分で作ればいい」と運命をつかんでいく唯千花。恋愛をすることもしないことも、自由であるべき。そのために校則を変えようと立ち上がり、周りにも影響を与えていく唯千花の覚悟と闘いは、Z世代の心に響くとともに、かつてティーンだった大人たちの胸も震わせている。
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