9月9日(月) 17:00
大分県別府市在住の重度障害のある詩人・エッセイストとして活動する豆塚エリさんを発起人とした「こんぺいとう企画」が、8月22日(水)にオンラインライタースクール「もくもくライタースクール」を開校した。
「こんぺいとう企画」は、今年3月18日(月)~4月30日(火)にクラウドファンディングにて3,813,000円、205名の支援を獲得した。
今回開校した「もくもくライタースクール」は、全国の障害や病気により長期安定的に働くことが困難な人を対象とする“学びの場”となるオンラインライタースクール。また、今年の12月には“就労の場”となるメディアサイトの開設も予定している。
1コンテンツ330円の業界最安値オンラインでいつでもどこでも受講可能な同スクールは、障害や病気により職場で安定的に働くことが難しい人でも、誰もが気軽に学べる場を目指している。
1コンテンツは、330円(税込)の業界最安値となっており、5分程度で手軽に視聴可能だ。ライティング基礎、SEO、マーケティング、取材など幅広く販売するコンテンツは、プロライターや専門家による監修を受けている。
第1弾としてライティング基礎コースを販売したが、今後はSEO、コンテンツマーケティングの専門知識だけでなく、トラブル回避法や営業など実践に役立つコンテンツを順次販売予定だ。
また、オンライン就労移行支援としてビジネスマナーや就職活動、個人事業主など自立に向けた支援も実施を予定している。
受講費用を抑え、学ぶ機会を提供同法人がオンラインライタースクール10社を調べたところ、受講費用は平均142,945円だったという。一方、障害者雇用で週20時間未満で働く人の平均収入は約63,800円/月だった。障害や病気などで長期で安定的に働くことが難しい人々にとっては、オンラインライタースクールは費用が高く、誰でも気軽に受講できる状況ではないという。
誰もが気軽に積極的に学ぶ機会を得るためには、受講費用を抑え、それぞれのニーズに合わせて無駄なく購入ができるプログラム設計に挑戦する必要がある。
また、同法人の挑戦は、オンラインライタースクールだけではなく、2025年6月までに就労継続支援B型事業所での運営へと移行すること。福祉サービスは国や地域からの補助金に依存しがちで、就労継続支援B型事業所の工賃は月額平均17,031円(時給243円)と低くなっている。そこで、収益性と安定性を実現する就労継続支援B型事業所により全国のモデルケースとなるサービスの実現を目指していくという。
この機会に、オンラインライタースクール「もくもくライタースクール」や「こんぺいとう企画」の活動をチェックしてみて。
もくもくライタースクール:https://mokumoku-writerschool.online
「こんぺいとう企画」への寄付:https://syncable.biz/associate/kompeito
(江崎貴子)