1980年代にカリスマ的人気で女子プロレス旋風を巻き起こしたダンプ松本の知られざる物語を描くNetflixシリーズ「極悪女王」のプロレスシーン写真が公開された。ゆりやんレトリィバァ（ダンプ松本役）、唐田えりか（長与千種役）、剛力彩芽（ライオネス飛鳥役）が、当時の試合シーンを完全再現している。

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企画・脚本・プロデュースに鈴木おさむ、総監督に白石和彌という強力タッグで贈る本作は、ダンプ松本の半自伝ドラマ。主人公のダンプ松本役を文字通り体当たりで演じたのは、マルチな活躍で人気を誇るゆりやん。落ちこぼれとしてスタートしながらスターの階段を駆け上がる長与千種を唐田、同期でも最も運動能力が高く技術に秀でていたライオネス飛鳥を剛力がそれぞれ演じた。

新たにお披露目された場面写真には、“プロレススーパーバイザー”として全てのプロレスシーンの指導に入った長与本人ですら「昔の自分たちを見ているよう」だと唸るほど、再現度の高い試合シーンを見ることができる。

血だらけの長与（唐田）を担ぎ上げるダンプ（ゆりやん）の鬼気迫る姿。長与（唐田）がダンプ（ゆりやん）にサソリ固めを決め、雄叫びを上げながらガッツポーズを決める様子。クラッシュ・ギャルズといえばお馴染みだった試合開始時の決めポーズ。さらには、世紀の決戦となった長与vsダンプの「敗者髪切りデスマッチ」で、羽織袴の騎馬戦スタイルで登場したクラッシュ・ギャルズ軍団の姿も収められている。

ダンプ松本を演じたゆりやんは「ダンプさんが自分のような気がしていました」と撮影を振り返るとともに、現場を訪れたダンプ松本本人から「『歩き方や髪のかきあげ方をよく研究したね、そっくりだった』と誉めていただいたり、『ゆりやんにやってもらってよかったよ！』と言っていただけたのは非常に光栄で嬉しかった」と直々にお墨付きをもらったという。

長与を演じた唐田は、演じる前から長与に対してどこか自身と重なる部分を感じていたと話し、「撮影期間中は歩き方もレスラーみたいになっていました。ちょっとした言葉遣いや仕草も力強くなっていたと思います」と撮影当時を振り返った。一方、ライオネス飛鳥を演じた剛力は「みんな当時の映像をすごく見ましたね」と、3人だけでなくレスラーを演じた役者全員が研究を重ねて役に挑んだことを明かしている。

撮影が終盤になると、その再現度の高さは、ゆりやん自身も「試合シーンの映像を見ていて『これどっち？本物？私たち？」ってわからなくなることもありましたね」と混乱するほど。肉体づくりなど準備期間も入れると、約2年にのぼる撮影期間を覚悟をもって向き合い続けたからこそ成し得たプロレスシーンに注目だ。

本作は、プロレスシーンだけでなく、セットや衣装、小道具はもちろん、街中の風景などの細かい描写に至るまで並々ならぬこだわりをもって作り上げられた。80年代の匂いが伝わってきそうなほど、当時の熱狂を堪能できるシーンの数々に期待が高まる。

「極悪女王」は、9月19日からNetflixで世界独占配信。

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Netflixシリーズ「極悪女王」9月19日より世界独占配信