1979年の傑作「エイリアン」の“その後の物語”を、巨匠リドリー・スコットの製作で映画化した「エイリアンロムルス」の公開直前イベントが9月5日にユナイテッド・シネマ豊洲で行われ、タイラー役の石川界人、ケイ役の内田真礼、ナヴァロ役のファイルーズあいら本作の吹き替え声優陣、大のエイリアン好きである研ナオコ、カズレーザーも来場した。
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【フォトギャラリー】研ナオコ、衝撃のエイリアン姿「ドント・ブリーズ」のフェデ・アルバレスがメガホンをとり、リドリー・スコットが製作を手がけた本作は、人生の行き場を失った6人の若者たちが、逃げ場のない宇宙空間で、次々と襲い来るエイリアンに翻弄(ほんろう)され、極限状態に追い詰められていくさまを描くSFサバイバルスリラー。
イベント途中では、エイリアンのフルメイクアップを施した研が登場し、会場を驚がくさせるひと幕も。このメイクには3時間かかったそうだが、「なぜこのメイクをやりたかったのか?」という質問に、研は「やりたかったの」と即答。実はこれまでも「ドラゴンボール」のギニューや破壊神ビルス、「DEATH NOTE」のレム、「101匹わんちゃん」のクルエラといったキャラクターのコスプレを披露してきたこともあり、「(コスプレが)大好きなの」だという。
そのハイクオリティーな出来栄えに「うれしいです。ずっとこのままでいたい」「鏡で見ても、自分か分からないんですよ」とご機嫌な様子の研だったが、「うちのスタッフも、機嫌がいいのか悪いのか分からないと言うのよね」と明かす。カズからは「お買い上げしたらどうですか?」と投げかけられたが、「それはいいんだけど、けっこうな金額なのよ」と返して、会場を沸かせた。
この日は、吹き替え声優陣も来場。石川が「このような歴史ある大作に出演させていただく機会はなかなかない。それがいよいよ公開となって、皆さんがどういう風に悲鳴をあげてくれるのか、ものすごくワクワクしています」と語る通り、歴史ある「エイリアン」シリーズの最新作に参加したということで、それぞれが感慨深い様子を見せていた。
恐ろしいエイリアンと対峙した感想については、石川が「僕が『エイリアン』を観たのは小さい頃だったんですが、吹き替え中にそのトラウマがよみがえってきて。顔をしかめながら声をあてさせていただきました。本作は呼吸が大事になっていて、その呼吸の中で声をあてていると、本当に自分がタイラーになったような錯覚に陥るんです。詳しいことは言えないんですが、その時の恐怖感というのはものすごいものがありました。だから休憩をとりながらやらせてもらいました」と述懐する。
内田も「わたしもやはりエイリアンと会うときがあるんですが、驚きが1回だけじゃないんです。どんどんといろんな形で攻め込んでくる感じというか。チェックの時も、収録の時も冷や汗がまったく止まらなくて。これは耐えられるんだろうかと思うくらいすべての水分を出しきったアフレコでしたね」と振り返る。ファイルーズも「おふたりがおっしゃった通り、アフレコの時も、恐怖の没入感が凄まじいので。わたしたちも、のどがはちきれそうになりながら叫んだりして、きつかったんですけど、わたしの場合はあえて休憩をとらずにやらせてもらって。彼女たちは水を飲んでる余裕がないくらい逃げまわっているので。リアルなお芝居にしたいと思い、そうやってみました」と吹き替え当時に思いを馳せる。
さらにシリーズの大ファンだというカズも新作を鑑賞し、「これはもちろん今までの作品を観てなくても楽しめる映画なんですが、新作を観ていると、ここをギュッと凝縮させているんだとか、“T-minus twenty seconds”とかけっこう細かい、ファン向けのフレーズが出てくるんですよ。これは知ってないと分からない。こんなところまでちゃんと拾ってくるのと驚くくらいファン目線の演出がたくさんあるんです。もちろん何も考えなくても怖い映画なので楽しめますけどね」と興奮ぎみに語っていた。
「エイリアンロムルス」は9月6日から全国で公開。
【作品情報】
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