9月2日(月) 16:00
<フジサンケイクラシック最終日◇1日◇富士桜カントリー倶楽部(山梨県)◇7424ヤード・パー70>
3日連続の順延により5年ぶりの36ホール短縮競技となった国内男子ツアー。第2ラウンドをボギーフリーの「63」で回り、トータル9アンダーまで伸ばしていた平田憲聖の優勝が決まり、7月の「長嶋茂雄INVITATIONALセガサミーカップ」に続く、今季2勝目、通算4勝目を手にした。
ラフが長めで、距離も長い“モンスターコース”富士桜で、しかも雨。この三重苦の状況でまず活躍したのはドライバーだった。「ランが出ないので距離も長くかなり残るので、ほとんど握った記憶があるし、けっこうドライバーで打つようにしてました。ミスももちろんあるのですけど、ミスしてもフェアウェイに収まってくれてたので良かった」と平田。
他のクラブについての“こだわり”についても聞かれ、契約するミズノのアイアンと、スリクソンのボールについてこう話す。
「(アイアンは)構えたときの顔の見え方に僕はこだわるのでクラフトマンの方と調整しながら、いまのアイアンを作ってもらった感じです。(スリクソンのボールは)中学生ぐらいから。あまりボールの大きな違いは分からないというか、ずっとスリクソンさんのボールを使っていて、今のボールは飛距離もしっかり飛びますしスピンも入ってくれるので、あのシリーズが出てからは気にいって使ってます」。
また、特に「タフなコンディション」だった初日に2打目の距離が長く残り、「パー4のセカンドで3番ウッドを持ったりした」な、活躍した契約外使用のテーラーメイド『Qi10』フェアウェイについてもこう評価していた。
「最初はプロがけっこう使っていて、PGAツアーの選手もスピン入る方を選んで使ってるのを見て『良いのかな?』と思ってテストしたのがきっかけ。今も使ってますけど、しっかり球が上がってくれますし、3Wが多分、1番14本の中で難しいと思うんですよね。そこが比較的やさしく打てるので、その辺を気に入って使っています」と話した。
【平田憲聖の優勝ギア】
1W:ミズノST-X 230(10.5°24VENTUS BLUE 6X 45㌅D2)
3W:テーラーメイドQi10(15°VENTUS TR BLUE 6X)
UT:キャロウェイAPEX UW(VENTUS TR BLUE 8X)
4I:ミズノMP FLI-HI(N.S.PRO MODUS³ TOUR115X)
5I~9I:ミズノJPX923 TOUR(N.S.PRO MODUS³ TOUR115X)
46,50,54,58°:ミズノT22(N.S.PRO MODUS³ TOUR115S)
PT:オデッセイAi-ONE TRI-BEAM 2-BALL CS
BALL:スリクソンZ-STAR◆