竹俣 紅連載:『紅色の左馬』第20回
スポルティーバとフジテレビの競馬中継番組『みんなのKEIBA』とのコラボ企画、竹俣紅アナウンサーの連載『紅色の左馬』。今回は、夏競馬における会心の予想について振り返りつつ、竹俣アナが夏の新潟開催で堪能している"名物"、さらには新幹線移動で巡り合った"美味"について綴る――。
7月末から夏の新潟開催が始まり、毎週末、新潟に通う日々が続いています。
新潟競馬場の番組控室では、各々が昼食のメニュー表から好きなものの出前をとります。お昼時、一応メニュー全体を見渡すのですが......結局、私の口から出る言葉は毎度同じ。
「デミカツ丼でお願いします!」
ほかにもたくさん美味しいメニューはあるのですが、新潟のデミカツの美味しさを知ってしまったら、毎週でも食べたくなるんです!
調べたところ、デミカツにはいろいろなタイプがあるようですが、私が新潟競馬場でいただいているものは、ハヤシライスの上に千切りのキャベツとヒレカツをのせたような見た目。
デミグラスソースとカツと言うと、こってりした味を想像されると思いますが、このデミカツはそういう感じではないんです。千切りキャベツとミニトマトのおかげでとても食べやすくなっていて、あっという間に食べ終わってしまうんですよね。
新潟ならではの美味しいものを楽しみながら、夏競馬を楽しんでいます!
さて、私の競馬勉強ノートも4冊目に入りました。
予想が難解な夏競馬を攻略するヒントを求めて、昨年の夏のノートを見返してみると......ページをめくってもめくっても、血統だらけ。「よくもまあ、こんな細かいところまで調べたな」と、昨年の自分に驚くというか、引きました(笑)。
今年の夏は、昨年調べた血統データを活用しながら、昨年は持てていなかった視点(ローテーションや走法、追い切りの動きなど)を加えて、予想を組み立てるようにしました。
特にうまく予想できたのは、GII札幌記念。
予想YouTubeで注目馬として挙げた3頭(ボッケリーニ、ノースブリッジ、ステラヴェローチェ)のうち、ノースブリッジが1着、ステラヴェローチェが3着に来てくれました。
この3頭に絞るには実績上位の2頭、プログノーシスとシャフリヤールを入れない、という思いきりが必要だったんですよね。けっこう悩みました。
プログノーシスについては、この夏の札幌コースで出ているタイムなどから、今年と昨年では時計のかかり方が正反対なのではないかと考えて、昨年の札幌記念を勝ったこの馬には向かないかもしれないと思いました。
シャフリヤールについては、ドバイシーマクラシックでの走りはすばらしかったのですが、あの時に力をフルに発揮してしまったので、この札幌記念というよりは、次走のほうが本来の力を出しやすいのかなと。
まあ、いろいろ考えても、懸念材料なんて関係なく、終わってみれば実績上位の馬で決着!というレースもしばしば。今回の札幌記念はたまたま考え方が当てはまりました。
ただ、この連載でもすでに取り上げている私の愛馬であり、だからこそ本命に選んだボッケリーニは、直前の馬体検査の結果、レースに出ないことに(競走除外)。
どうか、元気でいてくれますように。そして、またいつかレースで走る姿を見せてくれたらと願っています。
さあ、毎週末、新幹線に乗るこの季節も、もうすぐ終わり。
この前、暑さで体がほてっていたのか、無性に冷たいものが食べたくなり、新幹線のなかでバニラアイスを買いました。
アイスクリームを机に置いた瞬間、ハッとしました。アイスの横にはハイボールが......。そう、新幹線に乗る前に、車内でチーズをおつまみに「飲もう〜」と思って買ったハイボールです。
アイスとお酒、合わない......自分の計画性のなさに落胆しながらも、バニラアイスをひと口、そしてハイボールをひと口。
えっ!?美味しい!
口のなかに広がる、しゅわしゅわウイスキーフロート......出張の疲れを吹き飛ばす爽快感でした。
みなさん、お試しあれ。
Profile
竹俣 紅(たけまた・べに)
1998年6月27日生まれ。東京都出身。2021年フジテレビ入社。
趣味:おいしいおそば屋さん巡りウォーキングガチャピン
モットー:元気に、地道に、前向きに
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