【写真】病院内での出世をもくろむ英世(田辺誠一)、亘(鈴木浩介)、龍太郎(本多力)

松下奈緒が主演を務めるドラマ「スカイキャッスル」(毎週木曜夜9:00-9:54、テレビ朝日系) の第6話が8月29日に放送された。主人公・紗英(松下)たちと同じ高級住宅街で暮らす杏子(比嘉愛未)＆亘(鈴木浩介)の二階堂家。回を追うごとに注目が高まっているが、今回は杏子のある言葉が「面白すぎ」と笑いを誘った。(以下、ネタバレを含みます)

■セレブ妻たちが壮絶マウントバトルを繰り広げる

同ドラマは、韓国のケーブルテレビ局・JTBCで2018～2019年に放送された「SKYキャッスル～上流階級の妻たち～」を原作に、日本ならではの創造性と刺激、中毒性をたっぷりと詰め込んだジャパン・オリジナル版となっている。

松下が演じるのは、誰もがうらやむ経歴と容姿に恵まれた完璧セレブの主人公・浅見紗英。そして紗英と同じ“スカイキャッスル”と呼ばれる高級住宅街で暮らす、才色兼備かつ慎ましい性格の二階堂杏子を比嘉愛未、情熱的でチャーミングな夏目美咲を高橋メアリージュン、スカイキャッスルの新たな住人となった南沢泉を木村文乃。さらに、担当した生徒を100％志望校に合格させるミステリアスな受験コーディネーター・九条彩香で小雪が加わり、5人の豪華女優陣の競演で、子どもたちの受験やエリート医師である夫たちの出世など、泥沼マウントバトル・サスペンスが展開する。


■息子に自分の夢を託す亘

杏子の夫・亘は、紗英の夫・英世(田辺誠一)と同じ帝都病院脳神経外科医。英世と違って親の後ろ盾がない亘は、自らの執刀技術によって“ピラミッド”の頂点に立つことを目指していた。ところが、第3話で明かされたのは、かつて杏子の父親のオペにより右手の指が思うように動かなくなってしまったこと。そのため、教育パパとして息子・翔(柴崎楓雅)をピラミッドの頂点に立つ外科医にしようと躍起になっている。

九条に「教育ではなく飼育」と言われた亘の指導。杏子は息子のことを思って、窓がふさがれた勉強部屋をリフォームするなど立ち向かいつつある。

そんななか、第6話では、夢を託すことが重荷になると杏子が亘を責めた。ところが、亘は「重荷を背負うからたどり着ける場所があるんだよ」と意に介さない様子。息子の表情が暗くなるにも関わらず、部屋に飾っていたピラミッドの置物を持って「フレー！フレー！翔！頑張れ、頑張れ、翔～」と嬉々として叫ぶ始末だ。

すると杏子が「あなたの夢はくだらない！」と一蹴し、さらに強烈なひと言を放った。


■モラハラ夫に立ち向かう杏子に「推せる」の声

「地球は丸いのに何がピラミッドよ！」。

その言葉と共に亘からピラミッドの置物を取り上げて、床に投げつけて破壊。亘は悲鳴を上げたが、それを見ていた翔は驚きつつも「フフっ」と笑みがこぼれた。

これまでモラハラ夫だった亘に従ってきた杏子の再びの逆襲。その強さにエールを送りたくなる。SNSでは杏子の言葉に対して「今日のパワーワード」「意味わからん返しすぎて面白い」「面白すぎてしばらく笑ってた」「どこをどう切り取っても面白い」などの声が続々と上がり、シーン全体に対して「今日のハイライトだった」や「杏子さん推せる」という投稿も。

杏子は「あなたが目を覚ましてくれないのなら、私にも覚悟がありますから」とも告げていた。その覚悟で次はどんな名シーンが誕生するのかも楽しみだ。

◆文＝ザテレビジョンドラマ部



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