櫻井翔と19年越しに共演!佐藤隆太&岡田義徳&塚本高史「なぜ来てしまったんだ!(笑)」<映画 THE3名様Ω ~これってフツーに事件じゃね?!~>【インタビュー】

佐藤隆太&岡田義徳&塚本高史「THE3名様Ω」が映画化で櫻井翔と共演!/撮影=西村康

櫻井翔と19年越しに共演!佐藤隆太&岡田義徳&塚本高史「なぜ来てしまったんだ!(笑)」<映画 THE3名様Ω ~これってフツーに事件じゃね?!~>【インタビュー】

8月30日(金) 12:00

佐藤隆太&岡田義徳&塚本高史「THE3名様Ω」が映画化で櫻井翔と共演!
【写真を見る】3人でお決まり“あのポーズ”!

石原まこちんの人気コミックスを映像化した伝説の脱力系コメディー「THE3名様」。佐藤隆太、岡田義徳、塚本高史が演じるジャンボ、まっつん、ミッキーという個性的なフリーター3人組が、深夜のファミレスで他愛ない会話を繰り広げるだけ、というゆるい内容が話題となった本作は、5月からFODで配信された2年ぶりの新作となる連続ドラマ「THE3名様Ω」で再び人気が沸騰。

7月から地上波でも放送中(毎週水曜深夜0:25-0:55、フジテレビ)と盛り上がりを見せるなか、8月30日(金)には連続ドラマに続く新作「映画 THE3名様Ω ~これってフツーに事件じゃね?!~」が公開!ということで、本作について佐藤、岡田、塚本にインタビュー。仲のいい3人だからこそのハイテンションなトークが続々。映画にサプライズ登場したゲスト・櫻井翔についても明かした。

■「喜んでもらえているな、という手ごたえはあります」(佐藤)

――当初はDVDリリースのみの展開だった「THE3名様」シリーズが今回「THE3名様Ω」となって連続ドラマに。FODでの配信のみならず地上波でも放送中と、反響はいかがですか。

佐藤:特に何も言われないですね(笑)。本当に配信されているんですかね?

塚本:実は配信されていないんじゃない(笑)。

岡田:ドッキリじゃないですよね(笑)。

佐藤:あはは!いや、ちょっと冗談を言いましたけど。いろいろ喜んでもらえているなというのはいろいろな形で伝わってきています。以前から見続けてくれている方はもちろん、びっくりしたのが、地元のすごく付き合いの長い友人が「『THE3名様』見ているよ」と言ってくれて。それこそ子どもの頃から僕のことを知っている友人ですよ。しかも、「THE3名様」を見るためにFODに入ったらしくて、それはすごくうれしかったですね。

塚本:そのために⁉それはうれしいね~!

岡田:ね、すごくうれしい報告!あと、(反響は)見ていない人からも。

佐藤:見ていない人から、反響あるの⁉(笑)どういういきさつ?

岡田:何かポスターを見かけたみたいで「あの3人のやつ、楽しそうだね。ちょっと見てみるわ」ということをね。これからの人でした!

佐藤:そういうことね! 本当にありがたいよね。

――「THE3名様」には、DVDシリーズからの根強いファンの方が多いですよね。

塚本:「THE3名様」のファンの方、僕らは“THEファン名様”と呼んでいるんですけど、すごく細かい感想を伝えてくれるんですよ。例えば、今作(新ドラマ)でも「1話のミッキーが~」とか「そんなところまで見てくれているんだ!」という部分を言ってくれるんですよね。

佐藤:分かる!

岡田:みんな指摘が細かいんだよね。

塚本:そこが熱いなと思いますね。一味違う見方をしてくれるのは、すごくうれしいですね。

岡田:だからこそ力を抜けないですよね。

――8月30日(金)には、そんなファンの方も待望の新作映画が公開に。細かいところまで見てくださるファンの方にも注目していただきたい見どころを挙げるとしたら、どんなところでしょうか。

塚本:見どころ、と言われると難しいなぁ。いろいろ細かいことはやっているんだけど、特にあえてここ!というところではなく、随所に小さいことをいっぱいやっている感じですね。

岡田:そのなかでもこだわったところはありますか?

塚本:こだわったというわけではないけど、やっぱり2年前(※12年ぶりの新作となった映画「THE3名様 ~リモートだけじゃ無理じゃね?~」)もそうだったけど、昔と違ってテーブルでタバコが吸えなくなったり、座席の背もたれの高さが違ったりして、ミッキーとしては立ち振る舞いとかが多少変わりましたよね。

本来のミッキーではないスタイルなのかな、と思うところもあったけど、それをなんていうのかな。現代に合う座り方とか?そういう違いを見てもらうのは面白いかもしれないですね。新作になっても、お行儀のいい座り方ではないですけど(笑)。

岡田:(笑)。でも、ダメな人を見ないと、ダメって分からないですから。

塚本:そう!これはダメだよって言える例を、ミッキーはやっているわけですよ(笑)。

岡田:そういう役割も「THE3名様」は担っていますから!

塚本:いいこと言いますね。あれ、これ教育番組なの!?

佐藤:(笑)。DVDシリーズが始まったのがもう19年前だから、当時見てくださっていた方が「今は子どもと一緒に見るようになりました」と言ってくれたりもするし。そういった意味でね、これを教材として使ってもらえたら!

塚本:ファミレスでミッキーみたいな座り方をするお子さんとかね。「ミッキーがこう座ってたもん」「あれはダメなの」って言えますからね。ダメな例を身をもって表現しています(笑)。


■映画にサプライズ登場する櫻井翔は「THE3名様」ファン!

――今回の映画には、かなりの大物ゲストが登場するとお聞きしました。

岡田:公開になるまでは絶対に言えないね。

塚本:何も言いません!

佐藤:イケてるゲストが出ているよ!という感じですね。せめて、最初に劇場に来てくれた方には新鮮な驚きを味わってほしいな。ちょっとでも推測されるコメントは避けたいね。

塚本:たしかに!

――公開前はネタバレ厳禁!という感じですが、一応お伝えしておくと、こちらの記事は8月30日(金)以降、公開後に掲載の予定…。

佐藤:(勢いよく被せて)櫻井翔が出ます!

塚本:急にネタバレしだしたよ(笑)。

岡田:早かった~!(笑)

佐藤:だって公開後でしょ?

塚本:そうだけどさ。変わり身の早さね(笑)。でも、翔もずっと「THE3名様」を見てファンだと言ってくれていたので、19年越しに共演が叶った感じだね。

佐藤:DVDシリーズのときから「面白いよね、出させてよ」ってね。冗談半分、本気もちょっとありながら言ってくれていたので。それが当時ではなく20年近く経ってから、このタイミングで実現したというのが、感慨深いですね。

――櫻井さんとは久々の共演だったと思いますが、撮影はいかがでしたか。

佐藤:3人全員が感じていたことですけど、普段の「THE3名様」の現場ではなかなか味わえないような新しい風を吹かせてくれましたね。本当に茶化さず、すごい集中力で真っ直ぐに演じてくれて。僕たちはそれがすごくうれしかったです。

塚本:心打たれましたね。だからこそ、僕らもミッキー、ジャンボ、まっつんとして、ふざけることなくちゃんとお芝居しようと気合いが入ったというか。

岡田:これは僕だけかもしれないけど、誰かがいいお芝居をしているときってワクワクするし、エンジンがかかるんですよ。「おっしゃ、そうきたか。だったら、こう返してやろう!」とエネルギーが湧いてくるんですよね。それをもらった気がします。

佐藤:僕もそれはいつも以上に思った。高史もいつも以上に違うギアが入っているなと思ったし、みんなでちゃんとバトンを渡して、という感じがすごくよかったよね。想像した以上に真剣に演じてくれたのがたまらなかったです。あとは、やっぱり最初に会ったときはすごくうれしかったよね。

塚本:朝、翔が現場に来たときに「お前が来るようなところじゃねえ、帰れ!」というやり取りを一通りやってね(笑)。

佐藤:「なぜ来てしまったんだ!」というね(笑)。

塚本:それこそ「木更津キャッツアイ」(2002年ほか/TBS系)で毎日やっていたような朝の雰囲気で、懐かしさも感じましたね。

岡田:懐かしいねって話もたくさんしたし。いろいろ喋ったけど、何喋ったかな。僕は当時、みんなよりちょっと年上だったからお兄ちゃん的な感じだったんですよ。それもあって「義徳くん」って呼ばれたときに「そうそう、こんな感じだった」と思い出しましたね。当時みたいなばかばかしい話をいろいろしました。


■「『THE3名様』で生活していきたい(笑)」(岡田)

――櫻井さんがどんな役で皆さんと絡むのか、というのも楽しみなところですね。では、最後に「THE3名様」を愛する“THEファン名様”をはじめ、皆さんにメッセージをお願いします。

佐藤:今までずっと好きでいてくださっていた皆さんを裏切ることは絶対ないですし、楽しんでもらえる作品ができたと思っていますので、ぜひ劇場でご覧になってください。あと、これは声を大にして言いたいんですけど、今までのシリーズを見なきゃ分からない、ということは全くありません。この映画で初めて「THE3名様」シリーズに触れてもお話についていけますので、ぜひ一度見てみていただきたいです。

塚本:来年も“このFODさんでドラマ”という契りを交わしているわけですから…。

佐藤:契りを交わしているの⁉(笑)

塚本:ここで言ったら本当になるかなと(笑)。とはいえ、続けていけるものであるなら、この映画以降も「THE3名様」をやり続けていきたいですよね。反響もいろいろ頂いていますし、僕らでは思い浮かばないようなグッズのアイデア、それを面白がって買ってくださるファン名様もたくさんいらっしゃるので、それがまた次につながっていったらうれしいです。ホップ・ステップ・ジャンプと段階があるなら、まだ「ホ」くらいだと思うんです。

佐藤:19年やって、まだ「ホ」?

岡田:やっと「ホ」?

塚本:そう!まだまだ「ホ」なんで!これからもっともっと先に進むためにも、たくさんの方に映画を見ていただけたらうれしいです。

岡田:隆ちゃん(佐藤隆太)も言ってましたけど、今まで見てくださっていた方々に関しては期待を裏切らない映画になっていますし、初めて見る方には「こんなに面白いんだ」といい意味で期待を裏切る内容になっているんじゃないかなと。こんなにくだらないことを一生懸命やっている。そういう面白さを感じてほしいです。あとは、高史が言うように、長くやっていきたいですね。「THE3名様」で生活していきたい(笑)。

塚本:あ~、それは夢だね。

佐藤:あはは!それが一番いい!

岡田:おじいちゃんになっても「職業『THE3名様』です」と言いたいね。表現者とか、そういうんじゃないの。職業「まっつん」と言いたい!

佐藤:最高でしょ、それ。

塚本:ご職業は?

岡田:まっつんです!

塚本:ふざけてんだろ、アンタ!ってね(笑)。まあ、アリだね。「THE3名様」の3人みたいに、ずっとそういうバカみたいな大人でいたいですね。


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