深夜のファミレスを舞台にした、石原まこちん氏の人気漫画を映像化した「THE3名様」の劇場版「映画 THE3名様Ω これってフツーに事件じゃね?!」の初日舞台挨拶が8月30日、東京・新宿バルト9で行われた。
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舞台挨拶には、主人公ジャンボ、ミッキーを演じる佐藤隆太、塚本高史、共演する小林大介、桃月なしこ、これまでのシリーズのプロデュースを手がけ、「THE3名様リモートだけじゃ無理じゃね?」(2022)に続いて、本作でも監督とプロデュースを担当する森谷雄が出席した。
登壇予定だったまっつん役の岡田義徳は、台風10号の影響で滋賀県に足止めとなり、急きょリモート登壇になるハプニングも。一方、当初登壇予定のなかった共演者の安藤玉恵が、台風の影響で撮影が中止になったといい、サプライズで舞台挨拶に駆けつけた。
また、この日は本作に“覆面役”で櫻井翔がゲスト出演していることも発表され、櫻井からビデオメッセージが到着。原作のファンであり、佐藤、塚本、岡田とは「木更津キャツアイ」で共演した深い縁もあるだけに、「自分にとっても大きなうれしいサプライズでした。声をかけてもらって、こういった形でご一緒できて、何より撮影当日は僕の42歳の誕生日。皆さんにもお祝いいただいたが、一番大きなプレゼントは、みんなともう一度、お芝居という形でご一緒できたこと」と喜びと感謝を示した。
櫻井が撮影に参加したのは、わずか1日だといい、佐藤は「スケジュールを1日しか確保していなかったから、やっぱり優先的に(櫻井の)カットばかりずっと撮っていた」と述懐。また、塚本からは「その日の撮影が終わったら、監督、まるで『作品を撮り終えた』みたいな顔をしていて」とツッコミが入り、森谷監督は「もう、本当に必死に撮っていたので。あっ、クランクアップしたなと(笑)。でも楽しかったですし、皆さんも楽しそうだった」と振り返っていた。
改めて、佐藤は「この作品は来年20周年。途中、活動をストップしていた時間もありますが、こうやって同じメンバーで作品づくりができるのは、僕にとっても大きなことですし、大事な宝物。それを続けられている一番の要因は、皆さんの応援のおかげ」とファンに感謝。森谷監督は「今までの良さもありながら、今回の映画はある意味で、新しく3人が生まれ変わったような作品にしようと心がけて演出したつもりです。これからも『THE3名様』を続けていこうと思っております」とさらなる飛躍を誓った。
【作品情報】
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映画 THE3名様Ω これってフツーに事件じゃね?!
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