長年構想を温めてきたSF抒情詩『メガロポリス』をついにお披露目したフランシス・フォード・コッポラ監督。同作には、シャイア・ラブーフやジョン・ヴォイトらが出演するが、意図的に「キャンセルされた」俳優を起用したと明かした。
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Rolling Stone誌のインタビューで、コッポラ監督が「観客に講義するようなハリウッドのポリコレ作品とみなされることだけは嫌だった」とコメント。「キャンセルされたことのあるキャストを起用した。超保守派がいる一方で、政治的に極めて進歩的な人もいました。ですが、皆で一緒になって一つの映画を作った。それが興味深いと思った」と語った。
シャイアは、元恋人に暴力を振るったとして訴えられており、ジョンはドナルド・トランプ元大統領を支持したことで注目を集めた。また本作には、元共演者に暴力を振るったとされるダスティン・ホフマンも出演している。
コッポラは、ジョンと政治的に違う立場にあると認めるが、それでも妨げにはならなかったそうだ。政治の話をすると広報担当者から叱られると話しつつ、「この映画で僕らの病を癒すことはない。でも、未来について話すことで、僕らは救われると心から信じている」と続ける。
「この国が今分断されている理由を知るために必要な質問を出来るようにしたい。そしてこれこそが、独裁者のいない我が国を破壊しようとしている人達を打ち破るためのエネルギーになるんだ。この映画はそのために作った。この映画をきっかけに会話をしてほしい。会話なしにユートピアなど作れません」と語った。
『メガロポリス』はアメリカで、9月27日から劇場公開される。
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