2019年放送のドラマ「陳情令」で大ブレイクしたワン・イーボー(王一博)。トニー・レオンとW主演の『無名』(24)、スカイアクション映画『ボーン・トゥ・フライ』(公開中)に続いて、9月6日(金)より公開される『熱烈』と、主演3作品が連続公開される2024年は、まさに“ワン・イーボー・イヤー”となった。そのラストを飾る作品『熱烈』についてイーボーが語るインタビューを独占解禁。あわせて新場面写真も到着した。
【写真を見る】笑顔が爽やかなワン・イーボーに胸キュン
本作は、ブレイキン全国大会でトップを目指すひたむきな青年が、挫折しながらも夢に向かって突き進む純度100%の青春映画。イーボー演じる主人公のチェン・シュオは、仕事を掛け持ちしながら、ひたむきにプロダンサーを目指している。ある日、ブレイキンのプロチーム「感嘆符!」のコーチ、ディン・レイ(ホアン・ボー)から声を掛けられ、エースの身代わり(補欠)としてチームに参加することになる。夢への第一歩を踏みだしたチェンは、「感嘆符!」のメンバーとの友情を深めながら、メキメキと頭角を現していく。だが全国大会を目前にしたチェンとチームに大きな試練が待ち受けていた…。
イーボーは「チェンは、ただ借金を返して純粋に夢を追いかけているだけで、ほかのことについてはなにも気にしていません」と語り始める。引きこもりの兄を抱えながら頑張る母を支えるチェンは、自動車清掃やヒーローショーの仕事を掛け持ちしながら、寸暇を惜しんで練習を続けているのだが、そんな息子を気遣う母は「ダンスを優先して」と言葉をかける。
「彼女(母)は、チェン・シュオが夢を追いかけるために十分な環境を用意してあげられなかったととても罪悪感を持っていました」とチェンの母の苦しい胸の内を察するイーボー。チェンの夢を叶えるために、彼の仕事のピンチヒッターとして母が歌う場面は、イーボーにとって最も印象に残っているシーンだという。
「音楽を聴いたり、感情を整えたりと、かなり心の準備をしていました。でも、現場に着いて、母役のミンタオさんの演技を見た時、いろいろな想いがこみ上げてきてました」と、どんなことにもくじけずに、前向きに生きる母の息子への愛にあふれた演技に胸を締めつけられたそうだ。
チェンを「感嘆符!」に誘うコーチ、ディン・レイを演じるホアン・ボーは、下積み時代にダンスのコーチとして活動し、2013年のチャウ・シンチー監督作『西遊記 はじまりのはじまり』(13)で孫悟空を演じて中華圏のトップスターとなった。イーボーは「ディン・レイとチェン・シュオは互いに助け合う師弟関係にあります。ホアン・ボーさんは若いころはストリートダンサーでしたし、役柄もご自身の性格に似ていました。例えば大会の撮影前には決め技の練習をしており、毎日時間がある時は練習しているようでした。撮影期間中には、エビ味噌に肉まんとピーマンを添えた料理を作ってくれました」と大先輩の気配りにも感動したと語っている。
ブレイキンのプロチーム「感嘆符!」に参加したチェンは、仲間たちとの友情を深めていく。ストリートダンス番組に出演していたイーボーは、「元々チームのメンバーとの多くとは知り合いでした。リャオ・ボー(ルフィ役)、ワン・ハイ(パンダ役)、ジョージ(ドラゴン役)の3人は、出演した番組の関係で全員がお互いを知っていましたし、プライベートでもよく一緒に練習しました。私はこの種のダンスが実は得意ではなく、事前の準備が必要でした。休憩中にチャオ・ユンチュン(スナイパー役)とジョウ・センリン(フォレスト役)が、B-boyの動きを教えてくれてとても勉強になりました」と、公私ともに仲間となったメンバーたちとの友情を育んでいったと語る。
あわせて初解禁された場面写真は、全国大会が行われるスタジアムの客席から会場を見つめるチェンの姿を捉えている。師弟の絆、仲間との友情、息子を見守る母の愛。自分の夢を追うチェンは、様々な想いを胸に秘めて試合に臨むことになるのだが…。
ぜひワン・イーボーがブレイキンで決める胸熱ドラマが感動を呼ぶ『熱烈』を、劇場の大スクリーンで体感していただきたい。
文/山崎伸子
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