8月29日(木) 20:13
<FM選手権事前情報◇28日◇TPCボストン(米マサチューセッツ州)◇6598ヤード・パー72>
米国女子ツアーの新規大会に挑む西村優菜。名門コースで5試合ぶりの予選通過はなるか。大会を放送するWOWOWのインタビューで現在の調子と意気込みを語った。
最後に予選通過を果たしたのが、フランスでのメジャー大会「アムンディ・エビアン選手権」。そこから米国→カナダ→スコットランド2試合と各国を渡り歩いたが、いずれも決勝に進めなかった。調子を取り戻すため、今は「自分のベースのスイング」を見直している。
「全英の時は左から、右からという感じで横の風がすごかった。無理矢理当てにいったりとかもしたので、ベースのスイングを調整しています。ちょっとずつ良くなってきていて、ドローも打てるようになっている。これが試合でできたら」
今大会の舞台は米国男子ツアーでも使用される難関・TPCボストン。「かなり距離があるし、グリーン周りのラフが深いというか、硬い。なかなかアプローチが抜けない、というところが難しい」と警戒する。
攻略のカギとなるのは、2打目以降の精度。「パーオンすればそんなに難しい感じではないかな。しっかりグリーンをとらえることがまずは大事」。今季のパーオン率は64.42%でツアー115位と苦しんでいるが、その半面、パーオン時のパット数は1.77回で3位につけている。スイング練の成果を発揮し、得意のパットでスコアにつなげたい。
米ツアーはここから米国での3試合を経て、出場人数が限られるアジアシリーズに入っていく。西村は今大会を終えたら日本に戻り、2週後の国内ツアー「住友生命Vitalityレディス 東海クラシック」に出場予定。今大会がアジアシリーズ最後の戦いとなるだけに、ここで現在のポイントランキング61位を押し上げたい。
「アジアの大会にはしっかり出たい。なかなか週末回れていないので、『今度こそ』と言う気持ちがあります。とにかく自分のやるべきことに集中して、4日間頑張りたい」。久々の上位入りを日本への手土産にする。