【写真】シックな装いで思いを語る鯉登少尉役・中川大志と、柔らかいまなざしの柳俊太郎山崎賢人が主演を務める「連続ドラマW ゴールデンカムイ ―北海道刺青囚人争奪編―」(毎週日曜夜10:00-11:00、WOWOWプライム)が10月6日(日)からスタート。初回放送を前に完成披露試写会イベントが8月27日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われ、山崎をはじめ、共演の山田杏奈、矢本悠馬、柳俊太郎、塩野瑛久、桜井ユキ、中川大志、池内博之、玉木宏、舘ひろしが登壇した。
■大ヒット実写化映画の続編をドラマシリーズ化
本作は、野田サトルの漫画「ゴールデンカムイ」を原作とし、2024年1月に公開された実写化映画の続編となるドラマシリーズ第1弾。明治末期の北海道を舞台に、山崎演じる元陸軍兵・杉元佐一らが莫大(ばくだい)なアイヌの埋蔵金を巡り争奪戦を繰り広げる一攫千金ミステリーであり、個性豊かなキャラクターたちが相まみえる冒険活劇だ。
キャストには、主人公の杉元佐一役の山崎、アシリパ役の山田をはじめ、眞栄田郷敦、矢本、工藤、柳、大谷亮平、勝矢、木場勝己、井浦新、玉木、舘らが映画から引き続き出演。さらにキロランケ役・池内博之、インカラマッ役・高橋メアリージュン、家永カノ役・桜井ユキ、奥山夏太郎役・塩野瑛久、犬童四郎助役・北村一輝、鯉登音之進役・中川大志ら、ドラマ版での新キャストにも強力な面々が揃った。
ドラマでは、北海道の地を舞台に、埋蔵金のありかを示す“刺青人皮(いれずみにんぴ)”争奪戦がいよいよ本格化していく。
■中川大志の鯉登少尉でドラマの成功を確信した
会見は、キャストが客席中通路から登場するといううれしいサプライズから始まり、集まった観客から大きな歓声と拍手が沸き起こった。そして山崎から順にキャスト一同が挨拶(あいさつ)をすると、会場全体がドラマへの期待に満ちた雰囲気に包まれた。
山崎は“くせ強”な登場人物たちとの印象的なシーンについて、「全部です(笑)。全部です、と言いたくなるくらいドラマから登場するキャラクターたちもすごく濃いですし、全員印象に残っています」と力強く口にするとキャスト陣から納得の笑いが起こった。また、鯉登少尉役・中川との共演について聞かれると「魅力的な鯉登少尉だったので、撮影がすごく楽しかったです。大志と共演するのもかなり久しぶりだったのでうれしかったですし、大志の鯉登少尉が出てきてドラマの成功を確信したってスタッフさんみんなが言ってました」と明かすと会場からは拍手が送られた。
対する中川も山崎に対し、「10代の頃から知っていて久々に現場が一緒になったので、ちょっと照れくさかったですね(笑)」とはにかみつつも、「僕はあとから合流させていただいたので本当にどきどきしていました」と撮影に臨んだ時の思いを語った。
■玉木「本当に“やばい奴”しかいないなと(笑)」
アシリパを演じる山田は「アシリパの出生にまつわる部分も明らかになってくるので注目していただけたらうれしいです。そしてやはりグルメもたくさん出てくるので楽しみにしていただけたら」と、本作の見どころを笑顔でアピール。
映画版で鶴見中尉の実写化が話題を呼んだ玉木は、「あの見た目なので(笑)」とユーモアを交え、インパクトあるビジュアルに触れつつ、「特殊メークであったり、とても完成度が高い見た目にしていただいたので、見た目に追いつくように頑張らないといけないなと思ってやっていましたね」と役柄への思いを明かした。また、「ドラマ版を改めて見て、(鶴見が所属する)第七師団は本当に“やばい奴”しかいないなと(笑)。見ごたえのあるくせの強いキャラクターがたくさんいるので楽しみにしてほしいです」と語り、作品への手応えを感じさせた。
そして矢本は「池内さんがいつも辛いソースや七味を持ってらして、僕も賢人も杏奈ちゃんも辛いものが好きで、食事の時間に辛いソースをかけてもらって体がぽかぽかになっていました(笑)。それで寒さを乗り切れました」と、ほほ笑ましい“撮影現場あるある”エピソードを披露。
続いて二階堂を演じた柳は注目してほしいポイントを尋ねられ、「僕が出ているシーンはインパクトが強いのでどこもポイントです(笑)。ビジュアルも、ヘッドギアをかぶって、顎に耳を付けて、頭の上に乳首を付けているのでそこを見ていただけるだけで笑いポイントかなと思います」と話すと隣に立つ矢本からも笑いがこぼれた。
■中川「あの眉毛には感謝」
ドラマ版からの登場となる塩野は「映画も原作に沿った完成度をたたき出して皆さんに愛された作品になっていたと思うので、それがドラマ現場からもひしひしと伝わってきて、愛に溢れた現場でした。チームとしての一体感がすごかったです」と丁寧に語った。
ミステリアスな家永役の桜井は、オファーを受けた際の気持ちを振り返り、「すごくうれしかったです。改めて家永というキャラクターを見た時に、家永のほくろと似た場所に私自身もほくろがあり、撮影でもそのほくろを活かして撮影しました。ちょっと運命を感じましたね」と笑顔を見せた。
続いて原作での人気も高い鯉登を演じる中川は、演じるにあたって心掛けたことについて、「やっぱり眉毛ですかね」と鯉登の特徴的な眉毛を挙げ、「初めて自分でもあの眉毛をつけて鏡を見た時に、“鯉登じゃん!”と自画自賛してしまいました(笑)。本当にあの眉毛には感謝しています」と役柄への愛あるエピソードを披露した。さらに、撮影初日の思い出として「賢人と矢本くんと同じシーンだったと思うのですが、僕が離れた場所からやって来る、というシーンで2人がずっと笑っていて。ちょっとやりづらかったです(笑)」と告白すると、矢本は「縦に眉毛が生えてる人が全力で走って来るので(笑)。見たことがないなと思い耐えられなかったです」と笑顔で真意を説明した。
キロランケ役の池内は「アイヌの象徴でもある小刀が本当に美しく繊細でかっこよくて、素敵すぎて感動しました。衣装や小道具まで注目して見てほしいです」と細部までこだわった作品の見どころをアピール。そして土方役の舘は、撮影時の印象的なエピソードについて「海岸に皆がいるところを土方が崖の上から見ているというシーンがあり、本当にそばに(掴むところも)何もない崖で撮影したんです。撮ったものを見たらそこまで高さを感じず…悲しい撮影でした(笑)」と茶目っ気を交え明かした。
そして会見の最後に山崎は、「ここから“ゴールデンカムイ”は金塊争奪戦がどんどん面白くなっていきますので、ぜひ楽しんで見ていただけたらうれしいです!」と呼びかけ締めくくった。
■「連続ドラマW ゴールデンカムイ ―北海道刺青囚人争奪編―」あらすじ
明治末期の北海道。“不死身の杉元”と異名を持ち日露戦争を生き抜いた元軍人・杉元(山崎賢人)は、アイヌの少女・アシリパ(山田杏奈)、網走監獄の脱獄囚・白石(矢本悠馬)と共に、金塊の在りかを示す暗号を彫られた24人の“刺青囚人”を探していた。だが、大日本帝国陸軍“第七師団”を率いる鶴見(玉木宏)や尾形(眞栄田郷敦)、元新撰組“鬼の副長”こと土方(舘ひろし)も囚人たちを狙う。
杉元たちは旅路で、アシリパの父の古き友人・キロランケ(池内博之)、アイヌの女・インカラマッ(高橋メアリージュン)、“札幌世界ホテル”のおかみ・家永(桜井ユキ)、元ヤクザの若衆・夏太郎(塩野瑛久)など、腹の中が読めない者たちと出会う。
さらには、鶴見の忠臣・鯉登(中川大志)、網走監獄典獄の犬童(北村一輝)ら、くせ者たちが次々に現われる。杉元ら一行、第七師団、土方一派による三つ巴の戦いだけに留まらない、波乱の金塊争奪戦が幕を開ける。
※「山崎賢人」の「崎」は正しくは「たつさき」
※アシリパの「リ」は小文字が正式表記
※インカラマッの「ラ」は小文字が正式表記
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