【写真】#17が放送された「SHIBUYA ANIME BASE」
ハライチの岩井勇気がメインMCを、徳井青空がマンスリーアシスタントを務める「SHIBUYA ANIME BASE」#シブアニ(毎週金曜夜9:00~10:00ABEMAアニメチャンネル)#17が、ABEMAアニメチャンネルにて8月16日に生放送され、川村海乃、天津飯大郎ゲストがゲストに迎え、アニメ関連業界で働く人の仕事や人柄を深堀りする“ギョーカイ深堀りコネクション”のコーナーでは、アニメ音楽のプロフェッショナルである音楽プロデューサーの野崎圭一のインタビュー後編が公開された。
■“ギョーカイ深堀りコネクション”
8月16日放送の後編では、野崎に人生浮き沈みグラフを作成してもらい、音楽プロデューサーとして活躍する自身のルーツに迫った。
野崎は、音楽制作会社に入社した当時、「サザンオールスターズのアシスタントっていうか」「桑田佳祐さんにお昼の出前を頼まれたら電話をしてとるとか」「桑田さんが曲作りをする作業を横で見てて、めちゃくちゃ勉強になりました」とサザンオールスターズのアシスタントをしていたというお宝エピソードを披露する。
花形のJ-POPのセクションに配属された野崎は、名だたるビックアーティストと仕事をしていたものの、ここで人生の転機を迎える。「人事異動でアニメ(部門)に異動するんですよね」「自分は漫画を読まない、アニメを見ない」「花形のサザン(オールスターズ)のいるJ-POPのセクションからアニメ!?左遷だと思って、2〜3年めちゃめちゃ凹んだ」と当時の心境を吐露する。
しかし、異動から5年が経過すると「いろんな番組に声をかけていただいたり、何をやってもアイディアが当たっていくいい時期だった」と「機動戦士ガンダムSEED」のヒットを経て、音楽プロデューサーの地位を確立した。
■日頃、心がけていること
その野崎に日頃、心がけていることを尋ねると「(音楽プロデューサーは)アイディアがぜったいに必要なので、好き嫌いなく音楽を聴くことと、好き嫌いなくドラマや映画を見ることですね」「アニメって、オールジャンルOKなんですよ」「ジャズでもいいし、演歌でもいいし」「僕らは作品がヒットすれば、作品がおもしろくなれば、どんなことでもいい」「だから、いろんな知識を入れないといけない」と語り、学生の頃のアマチュアバンド時代や、音楽業界での下積みなどの経験から幅広い音楽性をみがき、アニメの世界で開花したことを明かす。
また、「音響監督をやってみないかと言われて、『森田さんは無口。』の音響監督を」と2011年にアニメ作品のすべての音を担当する音響監督としてデビューする。アニメ業界では超異色の経歴といえる音楽プロデューサーと音響監督の二刀流で、アニメ音楽を制作していく。
「テレビのアニメーションって、もともとは週に1回、見る文化だったと思うんですけど、今は最後のほうにいくと、次の話数にとばせちゃうボタンが出てきて、連続して見せるものに変わってきていると思うんですよね」「前週、あの音楽で終わっていたから、今回のオープニングは同じ曲で始めるというテクニックを1週間あると使えたんですけど、今は話数が近いとできない」「新しい時代のアニメ音楽の構成の仕方を考えていかなきゃいけないと思いますね」「アニメって、奥が深くて、(アニメを)画が70%支えていても、音は30%支えているって誇りを持って作品に参加していきたい」と今後について語った。
■最後に
最後に、野崎にとってアニメとは?という質問をぶつけると、「アニメは僕を再生してくれた道具」だとし、「アニメに出会って僕としてはリボーンだと感じています」「人事異動で凹んでいても、アニメが僕の考えとか、アイディアをバックアップしてくれたと思えるし、アニメのフィールドに来て幸せだったし、自分が再び生かされたなっていうふうには思います」と力強く語っていた。
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