出会った女性がネタの源。そんな横澤夏子さんが、街で見つけたいい女を実演。今回は、人の失敗をかわいいと思える女性、「ミスを“きゅん”で解決する女」になりきり。
自分以外のミスには寛容な心で対応しよう!
先日、仲良しのpecoちゃんのお誕生日会があり、ケーキを渡すことに。でも、子どもたちがいるし、ホールケーキを切るのは大変。そこで、ショートケーキをいくつか買って丸くなるように並べようとひらめいたんです。ケーキショップへ行き、店員さんに「ショートケーキを何個買うと丸になりますか?」「丸にしたいんです」のように伝えたのですが、私の説明が下手すぎて伝わらず…。その後も、「6個くらい買えば丸になりますか?」「これは何カットですか?」「ホール用の箱に入れてほしいんです」など、いろいろ言ってみたものの、意図することを的確に表現できず。結局、ショートケーキを6個買ってpecoちゃんちへ。いざ並べてみると、数が足らず、丸にならなかったんです。私ががっかりしていると、pecoちゃんは、「切らなくていいからめっちゃ楽!」と言ってくれて、私の気持ちを理解してくれたことが嬉しくなりました。さらに、インスタのストーリーに「なっちゃんは丸にしたかったらしいけど、丸にならなかったところもきゅんでした」と投稿してくれたんです。人のミスをかわいいと感じ、「きゅん」という言葉で表現してくれるなんて、すごく優しい人だなぁと。私はこれまで、誰かのミスに対してかわいいと思ったことは一切なかったのでびっくりしたし、寛容さに心打たれました。
pecoちゃんのような優しい人になるためには、自分のミスには厳しくても、人のミスは心広く受け止めることが大事だと思います。自分のことだとなかなか「きゅん」とか言っていられないけれど(笑)、他人だからこそ微笑ましく感じられたり、ミスをした姿を見て親近感がわくこともあると思うんです。おおらかな気持ちで向き合いましょう!
よこさわ・なつこ芸人。“ちょっとイラッとくる女”のモノマネで大ブレイク。バラエティ番組やCMで活躍中。2023年6月に第三子を出産。
※『anan』2024年8月28日号より。写真・中島慶子イラスト・別府麻衣文・重信 綾
(by anan編集部)
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