【写真】マーベルの“2大ヒーロー”が向き合う場面ショット
ライアン・レイノルズとヒュー・ジャックマンが出演し、マーベルの“2大ヒーロー”が共演する映画「デッドプール&ウルヴァリン」が全国公開中。国内外でヒットを記録している本作の監督を務めたショーン・レヴィが、デッドプールとウルヴァリンが愛される理由を語った。
■R指定映画の興行収入歴代1位を独走中の「デッドプール&ウルヴァリン」
「デットプール」シリーズは、第1作「デッドプール」(2016年)で公開当時世界興行収入850億円を超える大ヒットを記録。その続編となる「デットプール2」(2018年)では1,120億円を突破し、R指定映画の世界歴代記録をことごとく更新した。
なんでもアリの“破天荒なクソ無責任ヒーロー”として活躍するデッドプール、そして驚異的な治癒能力と不死身の肉体を持つ“キレるとヤバい、最恐アウトロー”なウルヴァリン。本作ではそんな2人がタッグを組み、世界の命運を懸け暴れ回る。
全世界のオープニング興行収入は4億3,839万ドルを記録し、2024年に公開した作品の中で第1位となるなど、特大のスタートダッシュを見せていた「デッドプール&ウルヴァリン」。日本国内でも興行収入が19億円を突破し、2024年に国内で公開した洋画実写作品の興行収入で第1位となった。
全米の歴代興行収入ランキングでは、「ダークナイト」(2008年)、「ライオン・キング」(2019年)を超え17位にランクインし、トップ10入りも目前に。さらに、全世界累計興行収入では「ジョーカー」(2019)を抜き去り、R指定映画の興行収入歴代1位を独走中。まだまだ勢いが止まらない本作に注目が集まっている。
なお、「デッドプール」シリーズ過去作はディズニープラスで配信中。
■ショーン・レヴィ監督「ふたりははっきりとした欠陥と言うべきものを持っている」
ショーン・レヴィ監督は「まず、デッドプールが人々の興味をこれほど惹きつけるのは、ウルヴァリンも同様だが、それは彼らがヒーローであると同時にアンチヒーローでもあることに理由があると思う」と語っている。
続けて、「ヒーローであるということの重荷やレッテルに居心地の悪さを感じつつも、彼らは危急の時には必ず期待に応えて正しい行動を取ってくれる。でもキャプテン・アメリカやアイアンマンとは異なり、ふたりははっきりとした欠陥と言うべきものを持っている。ぼくたちはそんな欠陥があるからこそ、彼らを愛するんだと思うよ」と分析。
さらに「皆誰しも、土壇場では、デッドプールのように自分たちの持つ欠点がどうであれ、必要がある時には英雄のように振る舞いたいと願うものだからね。そんな人間の複雑さ、興味深さが、デッドプールのようなキャラクターにはある」と話す。
いつも適当で、口を開けば下品なブラックジョークを吐いているようなデッドプール。血の気が多く他人を寄せ付けないようなウルヴァリン。そんな2人だが、現代を生きる人間と同様に、さまざまな欠点や悩みを抱えながらも仲間や家族など、身近にいる大切な人の為に、必死に戦いつくす。そんな彼ら姿は、人間味があり多くの観客の心をつかんだのかもしれない。
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