伊藤英明が主演、新木優子がヒロインを務めるAmazon Original映画『不都合な記憶』(9月27日にPrime Videoにて独占配信開始)。このたび、2人が演じる完璧な“夫婦“を描いたキービジュアルと本予告が解禁された。
【写真を見る】歪んだ夫の愛情を描く『不都合な記憶』キービジュアル
本作は、『ある男』(22)で日本アカデミー賞最多8冠を獲得した石川慶が監督と脚本を務めるサイコパスサスペンス・ロマンス映画。SF脚本家のブラッド・ライトを共同脚本家にむかえ、ポーランド出身のピオトル・ニエミイスキを撮影監督に起用。『愚行録』(17)、『蜜蜂と遠雷』(19)、『Arc アーク』(21)に続き、今回4作目のタッグとなる。本作はタイで撮影され、カナダのVFXチームが最新のCG技術で近未来の舞台を担当する。
舞台は西暦2200年。ナオキ(伊藤)とマユミ(新木)は、宇宙に浮かぶ高級レジデンスに暮らしている。一見誰もが憧れる完璧な夫婦だが、歪んだ愛情を持つナオキは、自分を愛してくれていた頃の妻を求め、何度も妻をアンドロイドにして作り変えていた。「また俺のことを好きになってくれるって、信じてたから…」と優しく妻を抱きしめるナオキ。だが何度も妻を作り変えるうちにナオキは「あれはマユミなんかじゃない」と言い放ち、妻への愛が次第に狂気へと変貌してしまう。妻を愛するゆえに、完璧な妻を求めるナオキの行動はエスカレートし、マユミも夫への復讐を企てる。
また、本作に登場する新しいキャラクターも解禁。ナオキが抱える秘密を唯一知る存在となる小笠原医師役を、様々な映画やドラマで活躍する俳優の水間ロン、ナオキが妻への愛を狂わせていくきっかけとなるミステリアスなタイ人女性、Jeab(ジェブ)役を、タイの俳優ジアッブ=ララナー コーントラニンが演じる。
完璧を追い求め何度も妻を作り変える男の歪んだ愛を描く本作。はたしてナオキは完璧なマユミを作り上げることができるのか?2人を待つ結末とは?ぜひ近未来の“愛の形“を目撃してほしい。
■<キャストコメント>
●伊藤英明(ナオキ役)
「ナオキはマユミと出会い恋に落ちて、彼女をアンドロイドとして何回も作り直すという一途で猟奇的な男なんです。近未来の世界の中でも人間の愛憎は存在する。一昔前であれば未来と人間は相反するものとして映画では描かれていたのが、現代の私たちにとって『未来』が近くなった、という感覚で石川監督が描いた未来と人間が共存している世界がとてもおもしろいものになっていると思います。共演した新木さんは監督が描くキャラクターを自分の中で咀嚼して、どう演じるかということへの努力を惜しまない人だなと感じました。自分に役を近付けさせるのでは無く、役に自分を染み込ませることができる人で普段の新木さんとは全然違う人間として『役が生きていく』という感覚を感じさせてくれるとても魅力的な俳優だと思いました」
●新木優子(マユミ役)
「伊藤さんはすごく純粋無垢な方で、そういう純粋な所がナオキと重なり、石川監督がおっしゃった一つ一つの言葉や言動を大切にして演じられているように感じました。撮影に入る2週間前くらいからタイに滞在していたのですが、贅沢なことに石川監督と伊藤さんと私三人で、台詞やシーンについてたくさん話す機会がありました。石川監督は私たちの気持ちを汲んでくださって、監督と私たちが思っていたものが合わさった時の変化をとても楽しみながら共有してくださり、信頼を寄せて演じることができました」
文/サンクレイオ翼
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