岡田准一“井上”、堤真一“尾形”のお金で換算できない仕事ぶりに感服<SP>

「SP 警視庁警備部警護課第四係」/(C)フジテレビ

岡田准一“井上”、堤真一“尾形”のお金で換算できない仕事ぶりに感服<SP>

8月25日(日) 17:30

「SP 警視庁警備部警護課第四係」
【写真】たくましい…岡田准一のファイティングポーズ

連続ドラマの主役が“頼り甲斐のある”人物だと、作品への信頼度も上がる。8月からFODは、岡田准一主演ドラマ「SP 警視庁警備部警護課第四係」(2007年、フジテレビ系にて放送)を配信中。後に「SP THE MOTION PICTURE野望篇」(2010年公開)と「SP THE MOTION PICTURE革命篇」(2011年公開)の劇場版まで公開された人気シリーズである。

第5~7話で描くエピソード3は、井上(岡田)と尾形(堤真一)らSPが証券取引法違反事件で重要参考人になっている男を24時間体制で極秘警護する様子が描かれる。この「SP」シリーズの主役の頼もしさは歴代ドラマの中でも飛び抜けているといえるだろう。(以下、ネタバレが含まれます)

■SPさえ警戒する大橋が恐怖に怯える

FODでは、人気のフジテレビドラマを続々と配信する「#ドラ活 浸れ、超自分的ドラマ生活。」を開催中。少し懐かしい人気ドラマを一気見できるとあって、お気に入りの作品を探すのに適したキャンペーンだ。

第5話の副題は「重要参考人を警護せよ」。尾形は突然、中尾(江上真悟)に呼び出され、証券取引法違反事件で重要参考人となっている大橋(片桐仁)を24時間体制で極秘警護するよう命じられる。そして同じ頃、4人組の男が、同事件に関連していた別の男をたやすく殺害し、事故死に見せかけているのだった。

翌日、大橋が身を隠す高級ホテルにやってきた尾形、井上、笹本(真木よう子)、山本(松尾諭)、石田(神尾佑)の5人。怯えきり、SPに対してですら異常な警戒心を示す大橋に、尾形は「信頼を糧に命を懸けて護ります」と説得する。一方、あの4人組に次のターゲットとして大橋の殺害依頼が届き、実行担当のポール(チョウ・ソンハ)とジョージ(中川智明)は準備を開始。大橋が恐怖や監視の重圧から日に日に憔悴していく中、中国人に扮そうしたポールとジョージが大橋の隣室にチェックインしてくる。

■尾形「目の前のマルタイを命懸けで守る」ビシッと宣言

続く第6・7話も尾形、井上たちは大橋の警護を続行。尾形は「目の前のマルタイ(警護対象者)を命懸けで守る。それだけだ」とシンプルに任務を遂行しようとするが、大橋は家族に会いたいとホテルの部屋から抜け出そうとしたり、気分転換にプールで泳ぎたいと言ったりする。

大橋の知らないところで、井上と尾形は刃物を所持したポールとジョージとエレベーターで乱闘をしたり、駐車場に仕掛けられた爆弾処理を行ったり命の危機を乗り越えながら実直に仕事をこなしていく。

金にまみれた暮らしをしていた大橋は「本当に大変な仕事だね。働きに見合うようなお金はもらっているの?」とまっすぐな疑問をぶつける。尾形は「わかりません。仕事の価値をどうやってお金に換算したらいいかわかりません」と答え、大橋は「僕の周りにいた連中とは全然違う目をしてる。本当にまじめなんだな」とSPたちの顔つきを見て驚いた。

仕事の価値がどうであれ警護対象者がどんな人物であっても必ず“守る”ことを約束する、彼らの頼もしさにシビれる「SP」シリーズ。岡田准一のアクションシーンとまじめなキャラクターに惚れ惚れしてしまうだろう。



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