夏休みを利用して、友人に会いに行く人もいると思います。優美さん(仮名・31歳)も、引っ越していった友人を訪ねたことがあり、そこで“ある出会い”がありました。しかし、その出会いがもとで大変な事態を引き起こしてしまったと言います。当時の状況を詳しくお聞きしました。
地方移住した友人のもとへ
「同じ職場で働いていた、千佳(仮名)という友人がいました。千佳は結婚後、仕事を辞め、夫とともに地方に移住。古民家をリノベーションしてカフェを始めたんです。もともとそういった環境への憧れが強いタイプだったので、いい方向に進んで良かったなと思っていました。
そして、私は夏休みを利用して、千佳のもとを訪ねることに。夫は仕事があったため、ひとりで向かいました。家はカフェに隣接していて、私はそこに泊まらせてもらうことに。海が近く、自然に囲まれた穏やかな場所でした」
2人組の男性と親しくなり…
「カフェは、夜はバーとして営業していたので、私はテラス席に座り夜風を浴びながら軽く飲んでいました。すると、2人組の男性が入って来て、しばらくして声をかけられました。2人の名は、カズキとショウタ。2人とも私よりひとつ年下で、そこが地元とのこと。カズキは爽やかでノリが良く、見た目もちょっとタイプでした。
3人で飲んでいるうちに話が盛り上がり、海で花火をしようということに。コンビニでお酒と花火を買って、海に向かいました。学生時代に戻ったような気分で、年甲斐もなくだいぶはしゃいでしまいました」
男性の家で朝を迎え…
「花火が終わり、千佳の家に戻ろうとしたところで、カズキに声をかけられました。家が近いから遊びに来ないかと。お酒の量も進んでいたため、私はかなり酔ってしまいました。勢いもあり、つい誘いにのってしまい、カズキの家へ。その時点で、意識は途切れ途切れの状態でした。
家に行けば、男女の関係となってしまうのは仕方ありません。気付けば、抱き合い、キスをしていました。そして、そこで私の記憶は途絶えました。
朝、目を覚ました私は衝撃の光景を目にしました。カズキが寝ている近くで、ショウタも眠っているのです。記憶を遡ろうにも、何も出てきません。私は、どっちと関係を持ったのか、自信がなくなりました。怖くなった私は、荷物をまとめてすぐにカズキの家を出ました」
ひと夏の恋…のはずが
「千佳の家に戻ると、かなり心配されました。“カズキの家で朝まで飲んでいた”と告げ、詳しくは話しませんでした。二日酔いでボーッとしていると、カズキから“ちょっと会いたい”と連絡があり、車で迎えに来てくれました。そして昨夜の話になったのですが、記憶がないことを伝えると“ショックだわ”と言われ、そこで私が関係を持ったのがカズキだと分かりました。
ショウタはいったん自分の家に戻り、朝方訪ねてきたそうです。私は安心したこともあり、カズキのことをとても愛しく感じました。そして、そのまま車でラブホテルへと向かい、再び関係を持ってしまったのです。ひと夏の恋……と思っていましたが、自分の家に帰ってきたあとも、カズキのことが頭から離れませんでした」
“地方移住した友人を訪ねて不倫をした妻の告白”をご紹介しました。旅先で出会った人とすぐに関係を持つとは、かなり危険な行為です。夏とはいえ、ハメを外しすぎましたね。
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文・塚田牧夫
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