【写真】若き日の松平健「奇兵隊」「~芸能生活50周年~ 松平健祭り」が、8月より5カ月連続で時代劇専門チャンネルにて放送中だ。本記事では稀代のスター・松平健の歩みを「暴れん坊将軍」など代表作とともに振り返る。また、松平本人から届いた、師匠の勝新太郎さんとのエピソードや50年で印象に残っている役柄などについてのコメントも紹介する。
■時代劇スター・松平健、50年の歩みを年代順に紐解く
今年芸能生活50周年を迎えた松平健。松平は「あっという間ではありましたが、じっくり考えるといろいろなことをやらせていただいた50年でした。」と振り返る。
「~芸能生活50周年~ 松平健祭り」は、松平の代名詞である“時代劇”にスポットを当て、その歩みを紐解いていくというもの。昭和・平成・令和と、“時代劇スター”として輝き続ける姿を松平が演じた数々の時代劇ヒーローを通して5ヵ月にわたり特集していく。
代表作「暴れん坊将軍」の第1シリーズからの放送をはじめ、「松本清張の西海道談綺」、「戦国乱世の暴れん坊齋藤道三怒濤の天下取り」等が放送される。なお、松平本人が登場するミニインタビュー番組「マツケン 3枚トーク」も放送。同特番&他放送作品の詳細は企画特設ページにて公開中だ。
■「吉宗評判記暴れん坊将軍」
松平健の代表作「暴れん坊将軍」の記念すべき第1シリーズ「吉宗評判記暴れん坊将軍」が、8月26日(月)よる6時より改めて放送開始される。松平にとってはデビュー間もない時期に主役として抜擢され、一気にスターダムに駆け上がった作品。以後20年以上続く人気シリーズへと発展した。
江戸幕府の最高権力者である八代将軍・徳川吉宗、人呼んで「暴れん坊将軍」。幕府中興の祖として、名君との誉れ高い吉宗が、江戸城から市井に飛び出して、町火消し“め組”に居候する貧乏旗本の三男坊・徳田新之助に身をやつし、江戸の庶民たちと交流しながら世にはびこる悪を斬る姿を描く。
長寿シリーズとして「暴れん坊将軍」の黄金パターンが出来上がる前の様々な試みが見られる第1シリーズ。吉宗が城を抜け出すきっかけ、め組の辰五郎(北島三郎)、大岡越前守(横内正)との出会い、徳田新之助と名乗り“め組”に居候することになったいきさつ、小石川養生所や目安箱の設置などを描いた貴重なエピソードが満載。これを皮切りに、全総話数832話をほこる全12シリーズとスペシャル版を順次放送予定。
松平は「『暴れん坊将軍』は、初めて時代劇の主演を務め、長きにわたって(徳川)吉宗と松平健が成長を共にした作品です。師匠の勝(新太郎)先生からは『将軍をやるんだから、あまり安い店ばかりに行くなよ。日常生活は顔に出るから』と言われましたね」と当時を振り返る。
また現在、時代劇専門チャンネル公式Xではフォロー&ハッシュタグプレゼントキャンペーンも実施中だ(※8月26日(月)よる7:30〆切予定)。時代劇専門チャンネルの公式Xをフォローした上で、ハッシュタグ「#みんなで成敗」をつけて感想を投稿すると、抽選で3名に松平健直筆サイン色紙、20名にチャンネル公式キャラクター「若」のサンバステッカーがプレゼントされる。
■「マツケン 3枚トーク」
「~芸能生活50周年~ 松平健祭り」を盛り上げるべく、時代劇専門チャンネルでしか観られないミニインタビュー番組「マツケン 3枚トーク」も放送。8月「暴れん坊将軍」、9月「時代劇で演じた役柄」、10月「殺陣」というテーマで、放送作品の写真3枚を見ながら、松平が作品にまつわるエピソードを語る。また、番組後半にはゲーム要素を取り入れた楽しいコーナーもあるので、お見逃しなく。
■「額田女王 第一部くれないの恋/第二部むらさきの歌」
井上靖の同名歴史小説を原作とする、歴史大ロマン。今回がBS・CS初放送で、数ある松平健の出演作の中でも、とりわけ貴重作だ。NHK大河ドラマ「草燃える」と同様に中島丈博が脚本を務め、台詞には現代語が使われた。
大化の改新(645年)から壬申の乱(672年)へ。血塗られた歴史に惜しみなく奪う愛があった。中大兄皇子(近藤正臣)と大海人皇子(松平健)兄弟2人に愛された万葉歌人・額田女王(岩下志麻)の女心と、古代国家形成を描く。兄への忠誠と、額田女王への愛に揺れる、男くさく荒々しい大海人皇子を、当時「暴れん坊将軍」で人気絶頂の松平健が演じる。実験的な映像と、貴重なラブシーンを含む情熱的で激しい演技を見せる刺激的な松平健の姿は見逃せない。
■「奇兵隊第一部 京洛の花に舞う ―決起の章―/第二部 四境ことごとく敵 ―回天の章―」
奇兵隊を組織し、明治維新を成功に導き、29歳という若さで散った高杉晋作の生涯、そして、幕末の動乱に翻弄される若き武士たちの波乱万丈の人生を描く。
高杉晋作に扮した松平健は、出家シーンのために剃髪し、晋作の病状とともに減量するなど、鬼気迫る芝居を見せた。ドラマ最大の戦いとなった禁門の変のシーンでは、1500万円かけて制作した蛤御門を一気に爆破するなど、臨場感あふれるシーンの連続で目が離せない。
■松平健コメント
――印象に残っている役について
これまで演じた役で強く印象に残っているのは、齋藤道三です(9月放送「戦国乱世の暴れん坊齋藤道三怒濤の天下取り」)。初めての老け役だったので面白くもあり、大変さもありました。戦国時代の中で生涯を終える齋藤道三の一生を演じられて楽しかったです。
――殺陣について
(土屋)主水之助(11月放送予定「主水之助七番勝負 徳川風雲録外伝」)は剣の名手という役柄で殺陣が見どころです。殺陣は“横・縦・斜め・回る”という動きの組み立てで、ポイントは間とスピード感です。若いころは形ばかりにとらわれて、スピード感を出そうとしても連動動作がぎこちなかったので、殺陣はやはり経験だと思います。
――視聴者へのメッセージ
5ヵ月連続で私の出演作が多数放送されます。若いころの作品をまだ観たことがない方も、昔観てくださっていた方も、ぜひ時代劇専門チャンネルで「松平健祭り」をお楽しみください。
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