【写真】サングラス姿がミステリアスな長谷川博己
2024年4~6月放送ドラマを対象に開催した第120回ザテレビジョン・ドラマアカデミー賞の受賞者を発表中。主演男優賞は、「アンチヒーロー」(TBS系)の長谷川博己が受賞した。(以下、ネタバレを含みます)
■「アンチヒーロー」長谷川博己が主演部門で初受賞
長谷川が7年ぶりに日曜劇場で主演を務めた「アンチヒーロー」は、日本の司法組織を舞台とした“逆転パラドックスエンターテインメント”。「正義の反対は、本当に悪なのだろうか」ということを視聴者に問い掛け、スピーディーな展開で次々と常識を覆していく。
長谷川への投票コメントでは、「何を考えているか分からない明墨を自然に、かつ絶妙な不気味さで演じた」「にじみ出るすごみがあった」などの声が寄せられ、2位と3倍以上のポイント差をつけての圧勝となった。
受賞インタビューで長谷川は、「『アンチヒーロー』は僕にとって4年ぶりの主演ドラマでした。前作(大河ドラマ「麒麟がくる」)とはまた違った層の方から大きな反響があって、たくさんの方に見てもらえることを実感でき、うれしかったです」と、作品への手ごたえを語った。
演じた明墨は、「犯罪の証拠があっても無罪を勝ち取る」弁護士。「その設定には賛否両論があったと思いますが、撮影の1年前からプロデューサーさんたちと何度もディスカッションし、アイデアを出し合って作っていったキャラクター。その役で主演男優賞を頂けたので、これはチームのみんなで取った賞ですね」と胸を張った。
■最終話も圧巻の長セリフ「4日間続いた撮影が終わった瞬間は、心からホッと」
明墨の話しぶりにも長谷川のアイデアが加えられているといい、「初期の企画書段階では命令口調で話すという設定でしたが、僕が演じるなら『あなたはこうでしょう』と丁寧語で話す“いんぎん無礼”な人物の方がいいのかなと提案しました。なぜ彼はそんなアンチなことをするのか、最終目的は何なのか。先の先まで考えたので、最後までブレずに演じ切ろうと思いました」と、当時の心境とともに明かした。
視聴者からは「法廷での弁論シーンが圧巻で、長セリフでも完璧」と法廷シーンでの演技を称賛する声が多く届いた。長谷川は「撮影の山場はやはり最終話の長い裁判のシーン。とにかく尋常ではないセリフ量でしたので、休憩中も一人で集中し、4日間続いた撮影が終わった瞬間は、心からホッとしました。明墨は被告人なのに立ち上がり検事を問い詰めるというのは現実的でなかったかもしれませんが、変化をつけたくて、そう演じました」と振り返った。
また、気になる続編については「時間をかけて理想的なものづくりができる現場でしたし、続編ができるならぜひやりたい。いつか、再び明墨として皆さんの前に現れることができたら、うれしいです」と語っている。
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