【写真】2012年に単行本化された「スメルズ ライク グリーン スピリット SIDE A」…10年以上の時を経て実写化されることに
新ドラマ「スメルズ ライク グリーン スピリット」(毎週木曜深夜1:29-1:59ほか、MBSほか※9月19日[木]開始/FODにて見放題独占配信)の放送が決定。この度、主演を務める荒木飛羽と原作者の永井三郎からコメントが到着した。
■平成の閉鎖的なド田舎が舞台少年たちの成長とひと夏の青春物語
2011年から2012年まで「コミックBe」(ふゅーじょんぷろだくと)で連載された、永井三郎原作の同名漫画が10年以上の時を経て実写ドラマ化することが決定した。
舞台は閉鎖的な平成のド田舎。こっそり口紅を塗る少年・三島フトシは、同級生から“ホモっぽい”ことを理由にいじめられていた。実際に男性が好きな三島は抵抗もせず、隠れてする女装だけが心のよりどころに。ある日、三島は屋上で以前なくした口紅を持ったいじめグループのリーダー・桐野を目撃する。彼は三島の使った口紅を、自らの唇に塗ろうとする――。
自分のアイデンティティに目覚め、彼を取り巻く少年たちが織り成すひと夏の淡い青春ストーリーとなっている。
■荒木飛羽が“本当の自分”でいられる場所を求める少年を熱演
クラスで浮いていて“髪が長い”という理由で、同級生からいじめられるが抵抗せず、唯一の心のよりどころが、隠れて母親の口紅を塗ったり服を着たりすることが日課となっている主人公の三島フトシ役は、まだ18歳ながらに俳優歴10年の荒木。スカウトをきっかけに芸能活動を始め、上映中の清水崇監督のホラー映画「あのコはだぁれ?」にも出演している。
監督は、ドラマ「帰ってきたらいっぱいして。」の澤田育子、脚本は、ドラマ「きみはペット」(2018年版)の新井友香が手掛ける。
■三島フトシ役/荒木飛羽コメント
三島フトシを演じさせていただきました荒木飛羽です。三島役のお話をいただいた時にすぐに原作を読みました。三島たちの住んでいる田舎特有の閉鎖的な社会の中で家族や友達、学校で関わる人たちが、とても個性的で登場人物一人一人が気になりました。
特に三島が抱いていたかわいいものに引かれたり、青春の真っただ中での葛藤、そのような気持ちを僕自身も抱いたことがあり、自分に正直に生きることがどれだけ難しいかをどのように表現していこうかと考えました。
演じる上で、とにかく三島の日常を意識することを大事にしました。会話や行動に表すのではなく、田舎社会の日常を一部切り抜いただけということを意識しながら現場に挑んでいました。
僕自身もひと夏の思い出となる撮影で、とても思い入れのある作品になりました。たくさんの方に愛される作品になってほしいです。
■原作者/永井三郎コメント
正直不安でした。10年以上前の作品ですので、だいぶ常識や見方も変化しているので、いまさら感はないかなと。でも、思春期の敏感さとか悩む姿はいつの時代でも誰でも思い当たるものだと思うので、そういう点に共感していただけたら幸いです。映像化に携わっていただけた方々に感謝しております。
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