橋本環奈「神戸はご飯もおいしいし、皆さんが温かい」朝ドラ「おむすび」神戸ロケ取材会

写真提供=NHK

橋本環奈「神戸はご飯もおいしいし、皆さんが温かい」朝ドラ「おむすび」神戸ロケ取材会

8月21日(水) 17:33

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8月21日、2024年後期のNHKの連続テレビ小説「おむすび」の神戸ロケ取材会が行われ、出演者の橋本環奈、緒形直人、新納慎也が出席した。

「おむすび」は、平成元年生まれの主人公・米田結(橋本)が、栄養士として人の心と未来を結んでいく“平成青春グラフィティ”。この日撮影されたのは、高校卒業後、青春時代を過ごした福岡・糸島から幼少期に暮らしていた神戸に戻ってきた結が、商店街の防災訓練に臨む場面。栄養士を目指して専門学校に通い始めた結は、阪神・淡路大震災当時の教訓を生かした炊き出しを地域の人々に振舞う。

これまで、神戸を訪れる機会が少なかったという橋本は、「すごく新鮮」と喜び、街の印象を「ご飯もおいしいし、皆さんが温かい」と語った。撮影中も「皆さんが手を振ってくださったり、子どもたちがエキストラとして参加してくれたり、温かく、撮影がしやすい」と満足している様子。

本作は、橋本が“ギャル”を演じることも見どころの一つだが、自分のギャルな部分について尋ねられると、「ギャルと言うと見た目の印象を持たれると思うんですけど」と前置きしたのち、劇中のせりふを踏まえて「好きなことを貫く。他人の目は気にせず、自分らしく生きる姿がギャル」と見解を披露。続けて「私も自分らしく好きなことをやれているので、ギャルだと思います」と胸を張った。

さらに本作では、2025年に阪神・淡路大震災発生から30年を迎えるにあたり、阪神・淡路大震災が起きた瞬間とその後を正面から描く。

震災からの復興に奔走する神戸市職員の若林建夫を演じる新納は神戸出身で、大学時代に阪神・淡路大震災を経験している。それを踏まえて「古傷がヒリヒリするような、でもすごく誇らしい思いもある」と出演への思いを打ち明けた。震災発生時は一人暮らしをしていた大阪から「水をたくさん背負って、電車と徒歩で10時間くらいかけて実家に帰った」と当時を振り返ると、「誇らしい」という言葉に込めた思いを次のように語った。

「僕が若林さんに、神戸市民の誇りを注入して演じることで、東北や能登など、被災した各地の方々が朝ドラを見て、『神戸はこんなに元気に復興したんだから大丈夫。前に進める』という元気をもらっていただければ」

震災で心に深い傷を負った靴職人の渡辺孝雄を演じる緒形も、当時、テレビの映像にショック受け、震災を題材にした映画にボランティアで出演したという逸話を披露。続けて「自分に置き換えたら、きっと渡辺孝雄のようにふさぎ込んでしまっていると思う」と語り、「今でも苦しんでいる人が絶対にいるんだという、人の心の痛みみたいなものを感じていただけたら」と、意気込みを見せた。

主演の橋本については、緒形が「誰よりも声が大きくて元気。この子なら任せられるというエネルギーを毎日感じている」と太鼓判を押すと、何度も共演経験がある新納も「いい意味で現代っ子。物おじしないし、冷静でとてもクレバー。それに加えて、ぶりっ子せず、すごくニュートラルなので、今しゃべってることはうそ偽りないんだなと感じさせてくれる」と信頼を寄せた。

連続テレビ小説「おむすび」は、2024年9月30日放送開始予定。

TVfan

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