吉永小百合、124本目の映画は阪本順治監督と13年ぶりタッグ! 世界初女性エベレスト登頂に成功した田部井淳子さん生涯描く

通算124本目の映画出演となる吉永小百合

吉永小百合、124本目の映画は阪本順治監督と13年ぶりタッグ! 世界初女性エベレスト登頂に成功した田部井淳子さん生涯描く

8月21日(水) 7:00

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日本を代表する女優・吉永小百合の通算124本目の映画出演作「てっぺんの向こうにあなたがいる」の製作が決定し、8月18日にクランクインした。今作は、76カ国の最高峰・最高地点の登頂を成功させた田部井淳子さんの実話をもとに、“挑戦”に生涯を捧げた女性山岳家を壮大なスケールで描く。吉永は、主人公の多部純子に息吹を注ぐ。

田部井さんは、“女性だけで海外遠征を”を合言葉に女子登攀クラブを設立し、1975年にエベレスト日本女子登山隊の副隊長兼登攀隊長として世界最高峰のエベレストに女性として世界初登頂に成功した人物。この日本を代表する偉大な女性登山家の実話をもとに、エベレスト女性初登頂から晩年の闘病、余命宣告を受けながら亡くなる直前まで山に登り続けた勇壮な生涯に迫る。映画の公開は、田部井さんの世界初となる女性によるエベレスト登頂という偉業から50周年となる2025年の秋を予定。

これまでに123本という映画に出演し続けてきた吉永にとって、万全の準備、体力作りを欠かさずに過ごしてきた。それだけに、生涯挑戦を続けた女性山岳家を演じることは必然ともいえる。吉永は、「田部井淳子さんと対談したのは2012年。明るくて、楽しいお話をいっぱい聞かせて下さいました。今、私は『せかいのおきく』という素晴らしい映画を創った阪本監督のもと、『世界の淳子』役に全力で挑戦します」とコメントを寄せている。

メガホンをとる阪本順治監督は、「北のカナリアたち」以来13年ぶりに吉永とタッグを組む。撮影に際し、「吉永小百合さんと再びご一緒できることの喜び。しかも、田部井淳子さんの人生を基にした山と家族の物語。求められるのは、宮本武蔵の五輪書よろしく、ガレ場の荒野に一本の真っすぐな道を築くような力技。みんなで、頑張ります!!」と意気込んでいる。

撮影は、11月末にクランクアップを予定。

なお、吉永、阪本監督、田部井さんの長男・田部井進也さんのコメント全文は以下の通り。

■吉永小百合
田部井淳子さんと対談したのは2012年。明るくて、楽しいお話をいっぱい聞かせて下さいました。今、私は、「せかいのおきく」という素晴しい映画を創った阪本監督のもと、「世界の淳子」役に全力で挑戦します。

■阪本順治監督
吉永小百合さんと再びご一緒できることの喜び。しかも、田部井淳子さんの人生を基にした山と家族の物語。求められるのは、宮本武蔵の五輪書よろしく、ガレ場の荒野に一本の真っすぐな道を築くような力技。みんなで、頑張ります!!

■田部井進也(東北の高校生の富士登山プロジェクトリーダー/田部井淳子さんの長男)
母は生前、吉永さんと仕事を一緒にさせていただき、また亡くなったとき供花を頂きました。そのご縁から映画の話となり驚きました。阪本監督は今年、富士山山頂で高校生を迎えて頂きました。お二人の熱い想い、心から感謝いたします。映画を通じ、母のような女性がいたことを知っていただけたら幸いです。

【作品情報】
てっぺんの向こうにあなたがいる

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撮影 三浦憲治
映画.com

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