これこそ中空アイアンの完成形!? 『APEX Ai200』は本格的でやさしさ抜群!

これこそ中空アイアンの完成形!? 『APEX Ai200』は本格的でやさしさ抜群!

8月21日(水) 19:45

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ドライバーのヘッドスピード40m/sのアマチュアゴルファーでも、最新ギアを使いこなせるのか? ベストスコア「67」の元競技ゴルファーでロマン派ゴルフ作家の篠原嗣典が実際にコースに持ち込んで検証しました。



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キャロウェイは、2024年9月6日に『APEX Ai200』アイアンを発売。『APEX Ai300』も同時発売されます。今回発売される『APEX』シリーズは、10代目の記念モデルです。

以前の『APEX』は、日本市場専用モデルでしたが、『APEX Ai200』はグローバルモデルです。日本ツアーの使用情報だけではなく、欧米のツアーの使用情報も入ってきています。

『APEX Ai200』のコピーは、“唯一無二のパフォーマンスを求めて”です。キャロウェイの「複合構造(中空)」のアイアンという新しい分野に、「Ai フェース」のテクノロジーも投入して、究極のアイアンを作ったというわけです。

ネックとバックフェースは「軟鉄鍛造」で打感を極めて、フェースは新素材の「高強度455SS 鍛造フェース」で飛距離を極めようというわかりやすいハウツーになっています。

改めて、『APEX Ai200』のテクノロジーに注目してみます。フェースは「Ai SMART FACE」です。ボールの初速アップ、スピンと打ち出しの適正化を期待させます。AI設計のフェースの威力は、すでに、キャロウェイのクラブで十分すぎる実績があります。

『APEX Ai200』の開発コンセプトは、“オールラウンドアイアン”です。最高の打感。最長の飛距離性能。最適なスピン性能。全てがトップレベルであることを宿命としたアイアンということです。キャロウェイは、複合構造の中空アイアンを過去にもたくさん出してきました。そういう蓄積もビッグデータとして有効に使われたのだと期待が高まります。

最新の機能を詰め込んだ中空アイアンで、7番アイアンのロフトは30度。『APEX Ai200』は、単なる飛び系のアイアンではないという自信を感じさせます。マッスルバックのようなバックフェースからも、小さすぎないシャープなヘッドの大きさからも、自信を感じます。

『APEX Ai200』は、試打するのが楽しみになるアイアンです。試打した日は、曇りのち晴れで、気温は23℃~34℃。微風でした。ボールは、クラブの影響だけがわかるように、使い慣れた『TOUR B X』を使用しました。


【打感・打ち応え】
『APEX Ai200』の打音ですが、音量はちょうど良い大きさ。音質は、硬質感が強い濡れた鞭系とのミックスで、気持ちが良いです。打ち応えは、独特のボールの乗り感があり、やわらかさと弾き感のバランスが良い。手応えは敏感。


【弾道・球筋・スピン】
『APEX Ai200』の弾道は、高弾道です。少しとらえる挙動がありますが、気にはなりません。球筋は、やや棒球系で、曲がりに鈍感です。スピンはツアーアイアンのようにその場で止まろうとしてくれます。


【距離性能】
『APEX Ai200』の飛距離は、ロフトよりも少し飛びます。クラシックなアイアンより1番手とプラスしてワンピンぐらいキャリーしている感じがしました。ミスヒットにも強く、縦距離の安定感が高いことに感心しました。


【ロマン派ゴルフ作家語る】
『APEX Ai200』は、中空アイアンの完成形を痛感させるアイアンです。

そもそも、究極の打感とは何か? と考えたときに、アイアンとウッドはイコールではないという奇妙な問題にぶち当たります。ウッドの最高の打感とアイアンの最高の打感は、同じベクトル上にあるとしても、かなり距離があります。さらに、ウッドに関しては、すでに、複数の究極型が存在しています。アイアンについては、ウッドほど複雑ではないものの、軟鉄鍛造のマッスルバックを究極として、別の素材や構造のアイアンでも、それを最高峰の基準として、目指してきた歴史があります。

まとめると、究極の打感の共通項である根幹のポイントにどれだけ迫れるか、という競争になっているのです。ウッドでも、アイアンでも、全てのクラブの良い打感は、歪みや濁りを感じさせない芯感がある手応えなのです。そこに、相応しい打音が重なって生まれるのです。

長くなりましたが、中空アイアンは、その構造の違いから一つの素材だけで作られたアイアンの打感とは違って当たり前なのです。『APEX Ai200 アイアン』は、独特の乗り感と聞き慣れた音と敏感な手応えで、中空アイアンとしての究極の打感は、こういうこと、と定義付けた気がしました。

『APEX Ai200』は、真芯に当たった打感は硬質で気持ち良く、少し芯を外しても、まあまあの打音を出してくれるのです。これこそが、中空アイアンの本領発揮なのです。

『APEX Ai200』は、ヘッドがシャープで小さく、本格的であることを主張するアイアンです。それでいながら、かなりやさしい、と分類されるアイアンでもあるのです。多少のミスヒットは、結果には出ません。芯を食ったボールと、少し外れたボールは、ほぼ同じ所に行きます。特に、飛距離のロスが出ないことには、感心しました。そして、打感や打音では、微妙にその差を伝えてくれるのです。誤魔化しではなく、それは、打っていて楽しくなるアイアンとして機能しているのです。

助けてくれるのに、真芯に当たった快感も得られるようなアイアンが欲しいなら『APEX Ai200』がオススメです。

飛距離が出るアイアンですので、パワー不足を補うという部分もありますし、アイアンだって飛ばしたいという願望を叶えながら、しっかりとスコアメイクも出来るのが『APEX Ai200』です。オールドゴルファーにもオススメできますし、若いゴルファーでも使えますし、実は、かなり広い層のゴルファーが、それぞれの目的で使用できるのです。

個人的に『APEX Ai200』が気に入ったポイントは、ヘッドが小さいけれど丸みがあって、ボールを包み込むようにアドレスできて、打ってみると想像の何倍もやさしいのに、ボールをしっかりと操れるという完成度の高さです。

2050年のゴルフ市場では、アイアンは全て中空構造になっているという予測があります。『APEX Ai200』を打つと、その未来が現実に感じてくるのです。


【試打ギアスペック】
『APEX Ai200』

ヘッド素材 軟鉄鍛造S25C + 455SS鍛造(フェース)
ロフト #5/23度、#6/26度、#7/30度、#8/34度、#9/38度、PW/43度
シャフト NS950GH NEO


【著者紹介】篠原嗣典
ロマン派ゴルフ作家。1965年東京都文京区生まれ。中学1年でゴルフコースデビューと初デートを経験し、ゴルフと恋愛のために生きると決意する。競技ゴルフと命懸けの恋愛に明け暮れた青春を過ごし、ゴルフショップバイヤー、広告代理店、市場調査会社を経て、2000年よりキャプテンc-noのペンネームでゴルフエッセイストに。日本ゴルフジャーナリスト協会会員。ベストスコア「67」、ハンディキャップ「0」

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