横浜のシネマノヴェチェントにて、8月21日(水)~24日(土)に「Jホラーの父 鶴田法男監督特集」の開催が決定した。
【写真を見る】”Jホラーの父”と称される鶴田監督1998年の映画『リング』の国内外ヒットにより、和製ホラーブームが1990年代末から巻き起こり「ジャパニーズホラー」、略して「Jホラー」の呼称が定着。その原点として、鶴田法男監督の「ほんとにあった怖い話」シリーズなどOV作品が注目を浴び、鶴田監督は「Jホラーの父」と呼ばれるようになった。
今回シネマノヴェチェントでは、その鶴田監督の自主映画から最新作までの代表作をピックアップした特集上映を実施。学生時代の8ミリ作品3本をオリジナル素材で上映する「8ミリ大会」、自薦の短編作品3本が楽しめる「短篇集」、出世作となったOV「ほんとにあった怖い話」3作品、中国に招かれて撮った最新作『戦慄のリンク』(20)、そしてホラーコミックの巨匠、伊藤潤ニ原作漫画を香港との合作で実写映画化した野心作『案山子 KAKASHI』(01)の短中長編11作品を一挙上映する。
今回の上映に際し、鶴田監督は「OV『ほんとにあった怖い話』での監督デビューのキッカケになった自主製作ホラー『トネリコ』他の8ミリフィルム上映や、配給会社の解散で長年スクリーン鑑賞が不可能になっていた伊藤潤二原作映画『案山子 KAKASHI』も上映。私の特集上映は1996年にOV『亡霊学級』発売時に都内ミニシアターで開催されて以来28年ぶりで、シネマノヴェチェントさんの尽力に心より感謝するばかりです。是非、ご来場ください」とコメントを寄せている。
今月17日には、新文芸坐にて1996年製作のOV『亡霊学級』がデジタルリマスター版で上映され、満席となるなど再注目を集めている鶴田監督作品。自主映画から最新作までを劇場で楽しめる貴重な機会をお見逃しなく!
文/サンクレイオ翼
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