1978年にコミック・ストリップ(新聞の連載漫画)として誕生し、実写映画化やアニメシリーズ化もされてきた“ガーフィールド”。その新たな3Dアニメーション映画『ねこのガーフィールド』(公開中)が日本公開を迎え、8月17日にTOHOシネマズ 六本木ヒルズで公開記念舞台挨拶が開催。日本語吹替え版で声優を務めた山里亮太とMEGUMI、“宣伝ニャンバサダー”を務める福尾誠、そしてガーフィールドが登壇した。
【写真を見る】ネコ耳をつけて登壇のMEGUMI「クラクラしながら演じていました」
飼い主のジョンに愛されて“幸せ太り”な毎日を送ってきた家ネコのガーフィールドの前に、ある日突然、生き別れた父さんネコのヴィックが現れた。悪いネコに追われていると助けを求めるヴィックを救うため、しぶしぶながらも家から飛びだすことになったガーフィールドは、初めての外の世界でヘンテコな仲間たちやずるがしこいボスネコのジンクスと出会いながら、親子の絆が試される大冒険を繰り広げていく。
オーディションでガーフィールド役を勝ち取った山里は、親子連れや多くの子どもたちで賑わう会場を見渡し、「ひょっとしたら初めてガーフィールドに触れるお子様もいらっしゃるかもしれない。その子たちからすれば、僕のこの声がガーフィールドとなるわけだから、プレッシャーだけれども、そうなってくれたらうれしい」と世界的人気キャラクターの声を務めた心境を吐露。そして「ガーフィールドはぐーたらネコなので、お話をいただいた時から食っちゃ寝を繰り返し、直前までハイカロリーなものを食べてだらしない体を作り込みました」と笑いを誘う。
一方、ガーフィールドの前に立ちはだかるジンクス役を務めたMEGUMIは、自身の息子が幼い時に「ガーフィールド」を観ていたと明かし、「自分が参加させていただいているのはものすごく感慨深いです」としみじみ。そして、感情の振り幅が大きく叫び声を上げることが多い役であったと振り返り、「キレてるなかにもチャーミングさを出さなきゃいけなかった。高低差がある声を出すので、その声のチェンジングと滑舌の良さを保ちつつ、ヴィランとしてのヒリヒリしてる感じを瞬発的に出さなければいけないので、クラクラしながら演じていました」と収録時の苦労を語った。
そうしたなか、Eテレの「おかあさんといっしょ」で第12代体操のお兄さんとして活動し、本作の“宣伝ニャンバサダー”を務めた福尾がガーフィールドを伴って登場。「ガーフィールドの魅力はとにかくよく食べること。豪快に食べる姿は見ていて気持ちがいいし、元気ももらえる。ふてぶてしいのに愛くるしい“ネコ性”が憎めないんですよ!」と“ガーフィールド愛”を熱弁。そして山里とMEGUMIの声の演技に「パワーがすばらしい!」とベタ褒め。山里は「日頃から我が子を盛り上げていただいていたんですが、親も盛り上げていただきありがとうございます!」と感激していた。
またイベントのなかでは、SNSでも話題になっている映画『ねこのガーフィールド』オリジナル“ニャンダフル体操”を登壇者と観客が一緒になって踊るコーナーも行われた。「主題歌の『GOOD LIFE』の“G”と“L”の動きを覚えてほしいです」とポイントを解説し、会場全員に向けて動きをレクチャーする福尾。本番では持ち前の身体能力を活かし、ステージいっぱいに軽快に踊り、バク転やブレイクダンスも披露。山里やMEGUMI、観客全員がひとつになって大きな盛り上がりをみせた。
文/久保田 和馬
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