【写真】“夫役”オム・ギジュンら「ペントハウス」ファミリーの仲睦まじい集合ショット
富裕層の闇を描き、韓国で一大ムーブメントを巻き起こしたドラマシリーズ「ペントハウス」(2020-2021年)で、超高層タワーマンションの最上階“ペントハウス”に住み、亡き娘の復讐(ふくしゅう)に燃えるシム・スリョンを演じたイ・ジア。同作では気品に溢れ、エレガントな美人妻を演じている裏で、娘の死に関わる全ての人への恨みでありとあらゆる方向から罠を仕掛ける姿を見せ、多くの視聴者を引き付けた。今回は彼女のこれまでの軌跡を紹介する。(以下、出演作のネタバレを含みます)
■ペ・ヨンジュンのヒロイン役を勝ち取ったシンデレラガール
ジアは“ヨン様”こと人気俳優ペ・ヨンジュン主演の神話時代劇「太王四神記」(2007年)のヒロイン役としてデビュー。当時新人女優だったが、オーディションの末にスジニ役を勝ち取ったことで注目を浴びた。同作ではヨンジュン演じるタムドクを慕い、転生前の世界で2人は恋に落ちていたという役どころ。同作の好演もあってジアは「2007 MBC演技大賞」「第44回百想芸術大賞 TV部門」で新人演技(女優)賞を受賞し、一躍“シンデレラガール”として知名度がアップする。
その後ドラマ「ベートーベン・ウィルス ~愛と情熱のシンフォニー~」(2008年)では、当時若手俳優だったチャン・グンソクらと共演し、バイオリニストでありオーケストラをまとめるリーダー的な存在のトゥ・ルミに扮(ふん)した。同作でジアは役作りとしてバイオリンの練習を積み重ねたそうで、誠実に役作りをする姿も評価された。
また、1000年の時を超えて現代で再会する男女の恋物語「雪蓮花」(2015年)では女子大学生のハン・ヨンヒ役を担い、ひょんなことから前世で恋に落ちたイ・スヒョン(チ・ジニ)の会社に就職する役柄を演じた。
これまで多くのヒロイン役を務めてきた一方で、2018年に放送されたドラマ「マイ・ディア・ミスター〜私のおじさん〜」では、過去の事件のせいで人と距離を置くイ・ジアン(IU)のことを気に掛ける心優しい男性パク・ドンフン(イ・ソンギュン)の妻であり、ドンフンの勤める建設会社の社長と不倫関係にある冷酷な女性カン・ユニを好演。これまでの役どころとは打って変わってダークな女性を演じた。
■狂気のセレブが住む高級マンションの中、唯一の常識人を熱演
2024年には所属事務所の公式YouTubeチャンネルにて、同じ事務所の俳優キム・ゴウンとアメリカ・ロサンゼルス旅行をするVLOGが公開され、自然体な姿でレストランの食事やサンタモニカにある遊園地で楽しむ様子が映し出された。さらにその旅行にはBLACKPINKのロゼも合流し、2人から「オンニ!」(韓国で年下の女性が年上の女性を慕う呼び方)と呼ばれるなど、交友関係の広さも話題となった。
そんなジアの代表作の一つともいえるドラマシリーズ「ペントハウス」には、韓ドラ史上最恐のヴィランとも恐れられたサイコパスの権力者チュ・ダンテ(オム・ギジュン)の妻役として出演。彼女が演じるスリョンは、財閥令嬢ではあるがダンテと違い心優しい女性で、格差社会の底辺にいる人たちにも平等に接するなど、本作で登場する唯一の良心的な富裕層だ。
ところが彼女が住む高級タワーマンションからとある少女が落下する様を目撃してしまったスリョン。さらにその少女が実の娘だったと知り、その恨みを晴らそうと夫のダンテをはじめ、娘の死に関わる富裕層の住人たちへ復讐を誓うことになる。
頭脳派なスリョンが、裏の裏をかいて一つずつ相手の弱みを握っていく姿は恐ろしいだけでなくむしろ格好良く、見応えたっぷり。そんな復讐劇で存在感を示すジアの姿、ストーリーは一度見たら抜け出せなくなるほど中毒性が高い。
ドラマ「ペントハウス」はディズニープラスにて全シーズン配信中。
◆文=suzuki
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