岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「My fam」です。
僕は家族がとても好きです。今は離れて暮らしていますが大事にしたいなあといつも思っています。今度、そんな家族が東京観光をするために僕の家へやってきます。母と叔母、祖母の3人でやってきます。3人は以前にも僕の家を訪ねにわざわざ京都の宇治から出てきたことがあります。その時は豊洲市場の場外で食べ歩きをしたりしました。今回は、どこに連れていってあげようかと考えています。おばあちゃんに「どこか行きたいところはある?」と聞いたら、ちょっと恥ずかしそうに「銀座を歩いてみたい」と言うので、今回は銀ブラに挑戦できたらいいかなと思っています。銀座には、ananの出版元であるマガジンハウスの本社もあるそうで。もしできることならちょっとanan編集部に寄って、編集部のみなさんにも僕の家族を紹介できたらと思っています。(編注/実際に岡崎体育さんご一家が編集部を訪れてくれました。その時の様子もこちらの連載で後日、お伝えします!)
家族が東京へ来てくれるのは年に1~2回のことですが、僕自身は月に1回は京都へ帰っています。関西のレギュラー番組の収録のために1泊2日で帰っているのですが、その際も事務所にホテルをとってもらうことはせず、必ず実家に泊まります。仕事だし、京都や大阪のターミナル駅近くで宿をとってもらうほうが、身体的にもタイムパフォーマンス的にも絶対楽。実家にある僕のせんべい布団で寝ると腰も痛くなります。それでも、実家に泊まると決めています。実家に帰って、家族の手作りのごはんを食べて、おばあちゃんの顔を見て、話をして、おじいちゃんの仏前にお線香をあげる。僕の家族愛を満たしつつ、事務所の経費削減に貢献できていると思うと誇らしいです。
海外のミュージシャンなどは、家族への愛を歌詞にしたり、ライブで「愛してる」と言葉にしてストレートに伝えますが、さすがに僕はシャイな日本人ミュージシャンなので、そこまでダイレクトな言葉で表すことはなかなかできません。みなさんご存じのように、僕は実家で長年過ごし、デビューまでの日々も何一つ不自由することのなかった、ぬくぬくとした温室育ち。やはりその恩はしっかり返したいと思っています。世間の荒波にまったく揉まれてないミュージシャンだからこそできる、天然ものの家族愛をこれからも貫いていきたいなと思っています。
おかざきたいいく油性マーカー「ハイマッキー」の新キャラクター「Hi!Mckee」のオリジナルテーマソングを配信中。秋に、ホールワンマンTOUR「盆テク博覧会」を全国5か所で開催。
※『anan』2024年8月14日‐21日合併号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・大矢佑奈(KIND)文・梅原加奈
(by anan編集部)
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