8月15日(木) 14:00
<CAT Ladies事前情報◇14日◇大箱根カントリークラブ(神奈川県)◇6652ヤード・パー72>
これまで多くの名勝負、名場面が生まれた国内女子ツアー。それらのシーンを当時の写真とともに振り返る。今回は「CAT Ladies」の2021年大会をプレーバック。
副賞“ユンボ”が名物の同大会で主役を演じたのは小祝さくらだ。最終日に首位と4打差でスタートした小祝さくらが4バーディ・3ボギーの「71」をマーク。トータル7アンダーで逆転し、通算6勝目、自身初の2週連続優勝を飾った。
最終組がハーフターンを終えたときにはトップとは5打差がついていた。強風で多くの選手がスコアを落とすなか、小祝は一気に差を縮めた。単独首位に立っていた稲見がバックナインに入ってから12番までで4連続ボギーを喫し、後退。一方の小祝も13番、15番でボギーを叩いたが、順調にバーディを重ねスコアを伸ばした。
最終18番のパー5は残り85ヤードの3打目を58度で約1メートルにピタリとつけ、バーディフィニッシュ。単独首位に立った。「入れたら順位が上がるかなと思ったくらいで、『リーダーボードを見てもいいことないだろう』と思って見ていませんでした」。自身にとってもまさかの逆転優勝となった。
同大会の副賞はキャタピラー社の重機『303 CR ミニ油圧ショベル』。「『雪かきにいいよね』と母と話していました」と初出場した2018年大会から欲しかったという。札幌よりも雪が降る小祝の地元・北海道北広島市は「雪かきしないと車を出せないことがあるので、そういった日に使いたいです」と使い道について語った。
さらに、「雪が多い日にコンビニに行くのに使えたらいいなと思いました(笑)。近所のローソンの駐車場がすごく広いので、重機も置けるかなと思って」と“さくら節”もさく裂させた。