現在3歳の息子は、生後6カ月で卵黄による消化管アレルギーが判明しました。現在は食べられるようになりましたが、外食や親族との食事会では苦労することが多くありました。
食事の場ではかなり気を付けていたのですが、ある集まりでとてもヒヤッとさせられることがあったのです……。
息子のことが大好きな曽祖母
いつも息子をかわいがってくれる曽祖母。息子がかわいくて仕方ないようで、よくお菓子やおもちゃをプレゼントしてくれます。頂いたお菓子に卵が入ってることも多く、アレルギーについて何度も説明しましたが、なかなか理解を得られませんでした。
私たちの目につかないところで息子に与えられては困ります。義父母にもお願いし、曽祖母が勝手にお菓子をあげないよう、みんなで気をつけていました。
曾祖母のとんでもない対応
ある日のこと。義実家で法事があり、アレルギー対応が可能なお店で食事をすることに。家だと曽祖母と息子を常に見ている必要がありましたが、外食だということやアレルギー対応をしてもらっているということもあり、気が緩んでいました。
また、親族が多く集まっていて楽しく会話をしていたので、大人しく黙々と食事している息子に安心しきっていたのです。ふと息子に目を向けると、隣に曽祖母が。なんと、茶碗蒸しを息子に食べさせようとしているではありませんか!!
「やめてください! アレルギーで卵は食べられません!」。私はとっさに大きな声を出してしまい、周りが静まり返りました。「何度も話してるけど、アレルギーは命に関わることだから」と夫に叱られ、曽祖母はようやくことの重大さに気づいたようです。
曽祖母と私たちの間にアレルギーについて認識に差があったことに気づいていたのにも関わらず、気が緩んでいました。「アレルギーは命に関わること」。この日以来、曽祖母が息子に勝手に食べ物を与えることはなくなりましたが、私たちの気を引き締めてくれた出来事でした。
著者:宮﨑るか/2020年生まれの男の子ママ。やんちゃであざとい息子と賑やかな毎日を過ごしている。育児の合間に、インテリアや育児グッズの記事をメインに執筆中。
イラスト:まげよ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年2月)
監修者・著者:助産師 松田玲子 医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
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