2PMのファン・チャンソンとタイの人気俳優・Gulfが、8月12日に東京・豊洲PITにて開催された『CHANSUNG(2PM)&Gulf Global Actors Summit』に出演。2025年2月公開の映画『誰よりもつよく抱きしめて』でチャンソンと共演したBE:FIRST・三山凌輝(RYOKI)が昼公演のスペシャルゲストとして登場し、映画の裏話ほかさまざまなトークを繰り広げた。
【写真】チャンソン・Gulf・三山凌輝が豪華共演!『CHANSUNG(2PM)&Gulf Global Actors Summit』より
『誰よりもつよく抱きしめて』は、新堂冬樹の同名小説を原作に、『ミッドナイトスワン』『サイレントラブ』の内田英治監督がメガホンを取った恋愛物語。三山は強迫性障害による潔癖症を持ち、恋人の月菜(久保史緒里)に触れることができない絵本作家の水島良城に扮し、久保と共に主演を務めた。チャンソンは月菜の前に現れたシェフのイ・ジェホン役を演じている。
この日行われた『CHANSUNG(2PM)&Gulf Global Actors Summit』は、チャンソンとタイの人気俳優・Gulfをフィーチャーしたイベント。スペシャルゲストとして登場した三山は、ステージに現れるとまずチャンソンと固く握手を交わし、韓国語で「くー!カッコいい!」と韓国語で彼を称賛。映画の撮影期間は約1ヵ月だったが、今ではチャンソンが来日するたびに2人で一緒に食事をするほど、仲を深めているという。
三山は、自身が演じた良城について「すごく難しい役だった」と振り返り、「ジェホンさんがどのように良城と月菜の関係をかき乱していくのかに注目してほしい。恋愛に限らず、モヤモヤする感情や生きている中で抱く矛盾をあえて描いた作品」とアピール。チャンソン演じるジェホンについては「(劇中で)勘弁してほしいくらいカッコよかった。僕は役柄的にもカッコつけられなかったので(笑)」と語る。チャンソンが「(ジェホンは)どう見ても、80%くらい悪い人だけど…」と話すと、三山が「そんなことないですよ。登場人物全員が純粋な思いを持っているからこその行動だから」とフォローした。
その後はGulfも加わり、3人が国境を超えてトーク。BE:FIRSTのメンバー・RYOKIとしても活躍する三山を含め、3人には「俳優とアーティストの二足の草鞋を履いている」という共通点がある。チャンソンは「2PMの前に俳優として活動し始めましたが、2PMの活動の合間に演技の仕事をするのはなかなかスケジュール的に難しくて。でも『本当にやりたい』という情熱を持って、事務所と一緒に参加できる作品を探して参加してきました」と、時間を見つけながら俳優活動を続けてきた経験を振り返る。
三山も俳優とアーティストの両立はスケジュール調整が難しいと共感しつつ、「僕は事務所に2つ所属しているので、うまく活用できているのかなと思います」と分析。また「なんでもやりたいというのは前提にあるんですが、バランスよく歩んでいき、どう作品と出会っていくのかが大切なのかな」と語った。
Gulfは俳優を目指した理由について「自分がやったことがないことに挑戦するのはすごく楽しいことだと思っていたんです。僕は日常生活ではどこにでもいる1人の青年だけど、俳優としては他の人ができないような経験ができるから」とコメント。すると三山が突如、Gulfのマイクに着目。キラキラと輝く名前入りのオリジナルマイクに「これ、カッコよすぎませんか?あとで作り方教えてください」とかなり気に入った様子を見せ、チャンソンもそれを興味津々で見つめ、和やかな空気が流れた。
「なんでも答えます!質問コーナー」では、事前にチャンソンとGulfのファンクラブで募集した質問に3人が回答。「お腹に効くトレーニングはなんですか?実践して教えてください」という質問では、Gulfは足を上げる腹筋を、チャンソンは床を使ってコアを鍛えるトレーニングを実演して、観客から悲鳴が飛び交った。14年のボクシング歴を持つ三山は気合いを入れてジャケットを脱ぎ、見事な高速のシャドーボクシングを披露。Gulfはそれをかわいらしく真似て、「酔拳みたい(笑)」と笑わせていた。
「今、挑戦したいことは何ですか?」という質問には、チャンソンが「自分にとっては、次の作品が挑戦かもしれないです。悪役なんですが、格闘とか筋トレとかを頑張っています」と期待を煽(あお)る。すると三山は「僕はその悪役のチャンソンと戦いたいですね。その横でGulfさんもかわいくボクシングしていて…」と架空の作品の構想を展開して笑わせ、Gulfは「今までは主人公ばかりだったので、僕も悪役をやってみたいです」と意欲を見せた。
「正直に答えてね!○×トーク!」のコーナーでは、3人が質問に○×で回答。「セリフを覚えずに現場に行ったことがある」という質問には、全員が「×」と答え、チャンソンは「アドリブをすることはあります。状況が脚本と合わないときは、監督に許可をもらってリハーサルで変えます」と話し、Gulfも「基本的にはタイも同じ」と重ねる。そして三山は、出演中のNHK連続テレビ小説『虎に翼』の現場で「家族団欒(だんらん)のシーンでは、空気感を大事にするために、監督がカットをかけずに長く演じることがあります」と裏話を明かした。
「撮影現場で、不思議な現象が起こることがある」という質問には、全員が「○」を掲げ、Gulfは「最新作で森の中に入る場面がいっぱいあって、そこで野生のトラやゾウに出会いました。僕が大きい声でセリフを言い過ぎたら、ゾウが吠えて返してきました(笑)」と驚きのエピソードを披露。三山は『誰よりもつよく抱きしめて』の現場に入った際、すでにチャンソンと打ち解けていた三山がテンション高くあいさつすると、まだチャンソンとあまり会話をしていなかったという久保が「チャンソンさんってそういう性格だったんですか…?」と驚いたという裏話を明かし、チャンソンも「(現場で)凌輝くんが空気を和ませてくれた」と振り返る。トークは大いに盛り上がり、日本、韓国、タイのスターそれぞれが共鳴し合う貴重な時間となった。
映画『誰よりもつよく抱きしめて』は2025年2月全国公開。
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