「岡村も降ろせばよかった」フワちゃんは暴言騒動で『ANN』即降板…ナイナイ岡村は“風俗発言”でもお咎めナシの“処遇の差”に疑問続出

「岡村も降ろせばよかった」フワちゃんは暴言騒動で『ANN』即降板…ナイナイ岡村は“風俗発言”でもお咎めナシの“処遇の差”に疑問続出

8月11日(日) 11:00

《ニッポン放送では番組基準というルールを設けており、他者を尊重しない誹謗中傷する行為については決して認めることができないと考えております。フワちゃんの今回の不適切な投稿は番組外での発信ではありますが、当社の考え方に著しく反するものであり、『オールナイトニッポン0(ZERO)』の降板を決定いたしました》

8月9日、公式サイトでこう報告したのはニッポン放送。毎週月曜深夜3時に放送していたレギュラーラジオ番組『フワちゃんのオールナイトニッポン0』でパーソナリティを務めるフワちゃんの降板を発表した。

コメントで触れられている“誹謗中傷する行為”とは、8月4日にフワちゃんが、X上でお笑い芸人のやす子(25)の投稿を引用した上で、《お前は偉くない》《予選敗退でーす》などと綴った不適切な投稿。すぐさま削除したものの、たちまち拡散され、批判が殺到することに。

フワちゃんも4日夜にX上で謝罪したのだが、一夜明けても事態は収まることなく、5日放送の『オールナイトニッポン0』も《パーソナリティによる不適切な投稿が確認できた》ことを理由に、番組の公式Xアカウントが休止を発表。

フワちゃんもその投稿を引用し、《昨日の私の不適切な投稿により、本日のラジオは休止となりました。 私自身の投稿で、ご本人はもちろん、投稿を見た方々を深く傷付けてしまったことを心から後悔しています。 本当に申し訳ありませんでした》と改めて謝罪した。

しかし、その後も6日までに出演していた「Google Pixel」のCM動画がすべて非公開となり、’25年度の中学校の家庭科教科書に掲載予定だった写真も削除されることが明らかになるなど、余波は広がり続けた。

8日に長文の謝罪文をX上に投稿し、経緯を明かした上で、《今回の件で、やす子さんの心を深く傷つけてしまったことを深刻に自覚し、自分のしたことを心から反省します》などと改めて深い謝罪と反省の意を示した。

とはいえ、時すでに遅しということか、冒頭のように、前身番組からあわせて’21年から3年以上続いた大切なレギュラーラジオ番組を失うこととなってしまった。

問題となった発言内容を踏まえても、フワちゃんの降板に疑問をはさむ声はネット上で、あまり見られない。いっぽうで、X上で、同じく『オールナイトニッポン』のパーソナリティを務める“超大物芸人”の名前をあげたうえで、次のように指摘する声が相次いでいる。

《この炎上具合からしてフワちゃんのラジオ降板は納得だが、「他者を尊重しない誹謗中傷する行為については決して認めることができない」からという理由なら、ANN内で女性の尊厳を傷つける発言を堂々とした岡村さんは公開説教というエンタメで一件落着してるのマジで何でだよニッポン放送…》

《フワちゃんの投稿を擁護するつもりが一切ないことを前提にして、ANNは岡村隆史さんの女性差別発言の時に番組内での発言にも関わらず降板の対応がなかったことを思い出してめちゃくちゃ憂鬱になった、全ての差別と誹謗中傷に敏感であれよ》

《岡村隆史氏の性犯罪スレスレ発言は許されるのにフワちゃんだけ厳しい処分を受けるなら、ニッポン放送は事務所の大きさと性別でタレントの処遇を差別してることになりますよね》

《フワちゃん降ろすならあの時岡村も降ろせば良かったのになあ》

これらの声が指摘している、ナインティナイン・岡村隆史(54)の問題発言とは、’20年4月23日放送の『ナインティナイン岡村隆史のオールナイトニッポン』内でのものだ。

「当時は、新型コロナウイルスの世界的大流行により、日本でも外出自粛や商業施設の利用制限などの緊急事態宣言が初めて発出されたさなか。外出自粛の波により、さまざまな企業が経済的に大ダメージを受け、職を失った人も少なくありませんでした。

そんななか、この日の放送で岡村さんは、リスナーからの『今後しばらくは性風俗にいけない』という悩み相談のメールに対して、『今面白くなかったとしても、コロナが収束したら絶対おもしろいことあるんですよ』とコメント。さらに『コロナ明けたらなかなかの可愛い人が、短期間ですけれども美人さんがお嬢やります。なぜかと言えば、短時間でお金を稼がないと苦しいですから』と発言したのです。その後もそうした状況を『信じて頑張ってます』と語るなど、あくまで“笑い”として扱っていました」(スポーツ紙記者)

コロナ禍で経済的に困窮した女性が性風俗に従事することを“面白い”とした岡村の発言には、当然、批判が殺到。その後、ニッポン放送は番組公式サイトで謝罪コメントを発表し、30日放送回では岡村本人も謝罪した上で、相方の矢部浩之(53)も登場し、“公開説教”する事態に。そして5月14日放送回からは、『ナインティナインのオールナイトニッポン』として6年ぶりにコンビとして番組を再開させ、新たな道を歩むこととなった。

5月7日放送回では「やっぱり、ここは自分が変わること。考え方とか、人との関わり方もそうです。特に、女性の方々に対する向き合い方というんでしょうか。そういうところを変えていかないといけない」とコメントするなど、問題発言以後は、深い反省の弁を一貫して述べた岡村。ここまではフワちゃんとは一緒だが、結果的にニッポン放送からは“お咎めナシ”の状態で番組は今も継続している。

「岡村さん、フワちゃんの発言、どちらがひどいと比べられるものではありませんが、ともにかなりの問題発言であることは間違いありません。どちらも謝罪したという点では一緒ですし、それだけにフワちゃんだけが降板となり、岡村さんが許されたのかと疑問に思う人が多いのではないでしょうか。

いっぽうで、岡村さんの発言は番組内でのものであり、フワちゃんの発言は番組とは関係ない場所で起こったものなので、対応が違うことはおかしくないと指摘する声も一部ではあります」(前出・スポーツ紙記者)

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