【写真】小日向文世“灰川”の過去に迫る「俺はお前の父親じゃない」
成田凌が主演を務める「降り積もれ孤独な死よ」(毎週日曜夜10:30-11:25、読売テレビ・日本テレビ系※Tver、Huluにて配信)の第6話が8月11日(日)に放送される。
■予測不能な結末へ誘うヒューマンサスペンス
本作は、原作・井龍一、漫画・伊藤翔太による同名漫画(講談社「マガジンポケット」にて連載中)をベースに、オリジナル要素を付け加えてドラマ化。物語は、一軒の人気のない屋敷で13人の子供の白骨死体が見つかった、通称・灰川邸事件から動き出す。
成田が演じるのは、本作の主人公であり事件の真相を追う刑事・冴木仁。めったに事件の起きない山梨の富士山北警察署に勤務する刑事だが、通報を受けて駆け付けた屋敷で子供たちの白骨死体と謎のマークを発見する。事件を捜査するうちに、冴木の生き別れた弟が容疑者の関係者として浮上する。
吉川愛が演じるのは、冴木の前に現れた謎の女性・蓮水花音。かつてこの屋敷で暮らしていたという彼女は、屋敷の持ち主で事件の容疑者・灰川十三を“父”と呼び、灰川は「犯人ではない」と主張。冴木と共に事件の真相を追う。
そして、小日向文世が演じるのは事件の容疑者・灰川十三。灰川邸事件の発覚後、姿をくらまし、事件の容疑者とされる、得体の知れない不気味な存在。物語は、灰川邸事件発生から7年後、東京で起きた一人の少女の失踪事件へとつながる。灰川邸事件の現場に残されていた謎のマークが再び姿を現し、錆びた歯車が動き出す。過去と現在、2つの事件の謎が降り積もる中で真相が紐解かれていく、スリリングなヒューマンサスペンスドラマ。
■冴木をとりまくキャラクターたち
凄惨な事件を捜査する刑事には冴木(成田)のほか、黒木メイサ演じる先輩刑事・五味明日香。山梨県富士山北警察署 刑事第一課の刑事で、ぶっきらぼうな言動が目立つが、実は冴木のことをよく理解しているという頼りがいのあるキャラクター。優秀な刑事であり、作中では冴木と共に事件を解決するために奔走する。佐藤大樹演じる鈴木潤は、冴木の所属する山梨県警警察署刑事第一課後輩の新人刑事。捜査の基本を覚えるために、冴木についていつも行動を共にしている。そして野間口徹演じる川相総一は、冴木の上司である警部。冴木の単独行動などに振り回されながらも見守る一面もあり、捜査の指揮をとっていく。
そして、吉川演じる蓮水と同じく、かつて灰川邸に住んでいた子供たちの内、生き残った子供たちを演じるのが、萩原利久、仲万美、松本怜生、杢代和人、カカロニ・栗谷。萩原演じる瀧本蒼佑は冴木の腹違いの弟。冴木が実家を出た後に実家を出て、灰川の屋敷で一緒に暮らしていたことが事件により判明する。
仲演じる沖島マヤは、灰川の家でかつて暮らしていた子供たちの中で長女的な存在。現在はタトゥーアーティスト。松本演じる川口悟はやはり花音や蒼佑と共に灰川の屋敷で生活していた過去の持ち主で、現在は法科大学院生。杢代演じる神代健流はかつて花音とともに灰川の屋敷で暮らしていたが、現在は行方不明になっている謎の人物。そして、栗谷演じる東優磨は灰川の家に一番最初に暮らし始めた一家の長男的な存在。
さらに山下美月が演じる森燈子は、灰川邸事件から7年後の2024年に起きた少女失踪事件を追う「週刊文苑」の記者。取材の中で少女失踪事件と灰川邸事件の繋がりに気づき、過去の事件の真相を暴こうとするドラマオリジナルのキャラクターだ。
■これまでの放送では――
「諦めないでくださいね…何があっても」。“顔に傷がある男”に撃たれた蓮水花音(吉川愛)は、冴木仁(成田凌)にこう言い残した後、意識不明の状態に。冴木は自分のせいだと責任を感じていた。
そんな冴木の元に顔を出した五味明日香(黒木メイサ)は、男を追っているがまだ見つかっていないことや、灰川邸事件の捜査が正式に再開されることを告げる。また、男と灰川十三(小日向文世)が共犯の可能性もあることを明かすのだった。
さらに五味は、冴木に「公私混同には気をつけなよ」と忠告。知られざる花音の過去を語りながら、彼女の周りにはずっと死がまとわりついている、と言って…。そして、冴木や五味は、ある衝撃的な事実に辿り着くことになる。
■第6話では――
2024年。記者の森燈子(山下美月)は、刑事課の五味明日香(黒木メイサ)を訪ねていた。2017年に起きた灰川邸事件について話を聞こうとするが、五味は“あんな終わり方をした”事件のことは話したくない、と話す。
時は遡り、2017年。瀧本蒼佑(萩原利久)は、刑事の鈴木潤(佐藤大樹)に捕らえられていた。鈴木をにらみつけた蒼佑は「お前は誰だ?」と問いかける。
一方、冴木(成田凌)と五味は、灰川邸に飾ってあったサトゥルヌスの絵を購入したのが鈴木であることや、灰川が書いたと思われる日記に“ジュン”という子供がいたことが記されていたことを、改めて上司の川相(野間口徹)に報告する。
冴木は、鈴木の身柄を確保すべき、と訴えるが、上層部からは確実な裏付けが取れるまで鈴木の件は伏せる、と言われてしまう。
――という物語が描かれる。
■鈴木は一体何者か…予告動画に反響
公式HPなどで公開されている予告動画では、これまで刑事として捜査に尽力してきた鈴木が一変した様子が映し出される。「さよなら」と不気味な顔をして放った言葉の狙いや、数々の真実が明らかとなる。
また、鈴木に捕らえられた蒼佑は「わかった、父さんが何で自分から捕まったのか…」と、灰川との過去を思い出す場面も。蒼佑を探すため、冴木も銃を構えながら慎重に鈴木に迫る。再び訪れた兄弟の危機を、果たして二人は乗り越えられるのか。
時は経ち、2024年では「灰川邸事件について、お聞きしたいことがあるんです」と燈子が五味に接触。五味は「話したくない」と取材を拒否するも、徐々に語られる事件の全貌が時を経て明らかとなる。
第6話放送を前に「鈴木だったのか…」「二転三転ありそうなドラマ」「暗いけどグッと引き込まれる、毎週楽しみ」「見るたびに面白さが降り積もる」「展開が読めなくなってきた」「成田さん最高」といった声など、オンエア前からSNS上などで話題となっている。
「降り積もれ孤独な死よ」第6話は、8月11日(日)夜10:30より日本テレビにて放送。
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