8月8日(木) 18:00
8月4日(日)、ドコモの映像配信サービス「Lemino」にて、「映画『マンガ家、堀マモル』劇場公開記念!生配信スペシャル」の独占無料生配信及び番組レポート取材会が行われ、山下幸輝、桃果、seta、武桜子監督、そして同作の朗読劇で声優を務めた林勇と寺崎裕香が登壇した。
同作で主人公・堀マモルを演じた山下は「とにかく温かい作品です。撮影した当時はめちゃくちゃ寒かったんですが、僕は堀くんの発する言葉や温かさに救われながら撮影したので、見てる方もほっと一息つくような作品だなと僕は思います」と映画の魅力をアピール。
マモルの幼なじみである佐倉春役を演じた桃果は「気温が寒いのはどの現場でも大変なんですけど、私は他のキャストの方とあまり撮影期間が被ることがあまりなく、関係性を築く前に大事な撮影があったので、どういうふうに作って行こうか考えるのが大変だったんですけど、実際は現場自体がすごくあたたかかったので自然に溶け込めました」と終始和やかな現場だったことを明かした。
また山下は、最初の読み合わせで桃果の演技を観た際に「僕が想像してたハルと一致しすぎてて、これはいけるなと。撮影がすごく楽しみになった」とベタ褒め。すると、桃果も「びっくりしたんですけど、私も“あ、マモルだ”と思って安心したのを覚えてるんです」と告白。「山下さんの一つ一つのセリフがスッと伝わってくるので、こちらもスッと色々な感情が出てくるのでやりやすかったです」とお互いの演技に助けられながら、役作りや関係性を作っていったと説明した。
そんな互いに褒め合う姿を見ていた武監督は「私も本の読み合わせの時に2人と会って、脚本の一部を演じてもらったんですけど、“マモルとハルだ!”と私も思ったので、みんな同じこと思っていたんだなと」と称賛。さらに、MCの野田麗未監督からも「山下さんのマモル役があまりにマモル役すぎて救われた」との声があったと紹介されると、山下は「えー!嬉しいですね」と喜びをにじませていた。
また、朗読劇の中でマモル役を演じた林勇は「もう、堀くんですよ。本当にぴったりというか、そのまま漫画のキャラクターが等身大で現れてきたみたい。すごいピュアだし、飾ってないところもそう」とハマり役であることに太鼓判を押し、「堀マモル、オーバーオール着そうじゃないですか。服装までマモルなんだなと会った瞬間に思いました」と山下のファッションで笑いを誘う場面も。
山下の主人公とリンクする部分はそれだけではないようで、桃果は「撮影中にパッと見ると山下さんがいないんですよ。端っこの方で木の棒持って子供みたいに遊んでたり、踊ってたり、“あ、マモルだな”と、遠くからメイクさん達と見守ってました」と微笑ましいエピソードも語った。
また原作と主題歌を担当したseta。映画と朗読劇と全てを見た上で「どっちも泣かされまくってます。武をはじめとした監督陣や脚本の方達が新たな物語にアップデートしてくださったので、第三者から見て泣ける、温かい映画になったなと思います」とコメント。
武監督も「見る方の世代も選ばない作品だと思っていて、もちろんマモルと春の可愛い青春な部分もあるんですけど、マモルが1人の人間として成長していく物語でもあるので、見ていただいた方は色々なことに前向きになれる作品になっていると思う。きっと見終わったらしまいかけていた記憶とか、大切な人との思い出を思い出して、温かい気持ちになれる作品です」と呼びかけた。
最後に山下は「公開はもう少し先なんですけど、もう少しで見れるワクワクをもう少し膨らませてお待ちいただければ嬉しいですし、本当に温かい作品になってます。夏ですけど、より温かい気持ちになって欲しいなと思います」とアピール。最後に「劇場で見てください!」と手を振り、会は終了した。
映画『マンガ家、堀マモル』は、8月30日(金)より公開。さらに、「Lemino」では映画の魅力や見どころに迫る「公開まで待てない!『マンガ家、堀マモル』特別映像(全5話)が、7月10日(水)より順次独占無料配信される。
撮影・文/楢崎瑞姫