「私立恵比寿中学(姉)」での
8月3日、世界最大のアイドルフェス「TOKYO IDOL FESTIVAL 2024 supported by にしたんクリニック」(8月2~4日、お台場・青海周辺エリア)に3年ぶり8回目の出演。10人体制となってからは初のTIF参戦となる。TIF2024年では「私立恵比寿中学(姉)」「私立恵比寿中学(妹)」そして「私立恵比寿中学」が本年のスペシャル企画として計3ステージを披露した。TIFの歴史の中でも、また、私立恵比寿中学の活動の中でも珍しい取り組みとなった(姉)&(妹)のライブについて、パフォーマンス直後の姉組から真山りか、妹組から風見和香がインタビューに答えてくれた。
■えびちゅう(妹)は「10代でしか出せない勢い」を表現
――(姉)&(妹)ステージお疲れさまでした。メインステージ合わせて3ステージ披露されました。TIFにえびちゅうが3ステージ出演するのは驚きました。
真山:確かに3年ぶりですよ。まだ品川で開催していた初期のTIFに参加させてもらった頃に2ステージやったことがありましたが、3ステージは初めてです。
――えびちゅうは15周年ツアーが終わったばかりのタイミングで今回のTIF2024参加ですね。今回の(姉)・(妹)に分かれてのパフォーマンスはどのような意気込みでしたか?
風見:今回初めての試みで、妹はこの今の10代でしか出せない、「行くぞ~!」みたいな気合いを表現したいよねって話していてセットリストも自分たちで決めました。「ダイビング」「エビ中一週間」「ザ・ティッシュ~とまらない青春〜」とか。昔の楽曲、インディーズの時代とかにやっていた楽曲を歌わせていただいたので、「ダイビング」は私も初めて歌いました。
真山:そうなんだ。「ダイビング」はえびちゅうの曲じゃないって知ってた?スタプラの楽曲というか、3B junior(スリービージュニア)時代の曲なんだ。
風見:はい、知ってました!
真山:妹ちゃんチームが昔の楽曲をやりたいって思ってくれているのはうれしかったな。
風見:桜井えまが生誕祭ソロライブで歌っていたりとか、スタプラ研究生がやっていたり今でも歌っている曲なので、ファンの人にすごい喜んでもらえるだろうなって1曲目に入れさせてもらいました。本当にすごい、「盛り上がるぞ!」っていう気持ちで本番に臨みました。
真山:(記者に向かって)盛り上がってましたか?
――すごく盛り上がってましたよ。SMILE GARDENにパンパンに人が入っていましたね。
真山:私たちが知ってるTIFの景色は、初期の頃ももクロちゃんがやってるステージとかのイメージでしかないから、今のTIFがどんなふうに盛り上がってるのかわからなかったんです。でも、TIFはに来ると「今まで出会った全ての方に出会える」と思っています。昔からえびちゅうを見てくださってる方も、最近知ってくださった方も客席にいてくれて、同窓会のように、「久しぶり!」みたいに思えました。
■えびちゅう(姉)は「めちゃくちゃふざけつつ、カッコよく」したかった
――(姉)の方は真山さんが「騒ぐだけが音楽の楽しみ方じゃないよね?」と観客に投げかけたり、お姉さんチームならではのパフォーマンスだなと思いました。
真山:あのセリフは私の思いではなく、「愛のレンタル」の曲の導入として発したものだったんですけど、どんなふうに盛り上がっているかわからないからこそ言えたものであって。バカ騒ぎをやめなさい、という意図ではなかったです(笑)。
「愛のレンタル」は、普段結構えびちゅうファミリーは、音楽に乗るだけだったりするんですけれど、TIFではクラップをして乗ってくれて新しい発見もあって楽しかったですね。
――風見さんら妹メンバーも(姉)のステージを関係者席から見てましたね?
風見:はい。妹メンバーも見に行って、すごかったです(笑)
――姉はやっぱりエンターテイナーでしたね。TIFの野外ステージでスタンドマイク出して、サングラスかけて歌うとは…。
真山&風見:笑
真山:そうなんですよ。「愛のレンタル」からの違いを出したいねみたいな話をメンバーとしていて。でも、(妹)・(姉)お互いのセットリスト知らなかったんです。「絶対に姉は過去曲やらないだろう」っていうファンの方の予想の裏を書いて、「えびぞりダイアモンド!!」やろう、みたいな感じで決めたんです。
それが、妹ちゃんが過去曲をやっていた繋がりで、「姉も過去曲をやるんじゃないか」みたいな雰囲気に1曲目からなり・・・(笑)。まさかの過去曲をやって驚かせてから、姉らしい「愛のレンタル」。さらに、「熟女になっても」で「めちゃくちゃふざけてるじゃんこいつら」って思わせて最後かっこよく…という流れを考えていたんです。
でも、「熟女になっても」を引き立たせるためだけのステージだったんですけれど、小道具も使って(普段の10人ではなく)この5人という人数だからこそできる楽しいことを考えました。
――振り返ってみると、妹はフレッシュでキュートで、姉はふり幅がすごくて、すごい妹っぽいステージだったし。姉っぽいステージでしたね。
真山:15周年ツアーが続いていたので、そこで見せられなかった間のグラデーションの部分を姉は強く出せたらいいなって思っていました。
■変化し続けて、新しいえびちゅうを見せていきたい(真山りか)
――妹メンバーは、武者修行フリーライブをやったり「妹」として活動してきたイメージもありますが、姉5人でやる機会は珍しいですよね?
真山:今までなかったですね。今回は、「とにかく楽しもう」「リラックス」「イェーイ!」みたいな感じでやらせていただきましたね。下の子たちいると、「お見本にならなきゃ」みたいな気持ちが多少なりともあって、ふんって普段はちょっと大きく見せてる部分があるんですが、等身大でいられるようなライブだったと思います。
――本当に見ていて楽しかったです。今年のTIFの3ステージのスペシャル企画は、校長的に狙いいがあったり、課せられた裏ミッションみたいなのがあったのでしょうか?
真山:校長が、やってみたら面白いって思っていたみたいですけど、メンバーからも同じタイミングで意見があって。じゃあやってみようか、というシンプルな理由ですね。
――えびちゅうメンバーは個人活動も活発ですし、新しいことに挑戦するっていうマインドなんでしょうか。
風見:確かに、今年はこれ挑戦してみようというのが多い印象があります。去年のオケラディスコとか、それこそ「ちゅうおん」(※全席着席、コールなし、生バンドで実施する秋の定番ライブ)から「オケラディスコ」をやってみようってなったりとか、「これやってみよう」ってやっていることが多いなと思う。
真山:やっぱり中学生なので、好奇心旺盛なんです。私たち!「変わっていくことでなくなっちゃうものがあるんじゃないか」って心配される方もいらっしゃるんですけど、変わるからといって無くすわけではないので、いろいろなえびちゅうのパイを増やしたいっていう思いですね。
■私立恵比寿中学がフリーライブツアー開催!
――えびちゅうとしても非常に大事な3月20日(木・祝)にさいたまスーパーアリーナのワンマンライブが控えています。SSAに向けての活動はありますか?
さいたまスーパーアリーナのワンマンに向けて、みなさんにもっとえびちゅうを知っていただきたくて、フリーライブツアー「私立恵比寿中学ROAD TO SAITAMAフリーライブツアー2024-2025」を開催します。10月と1月に開催予定です。詳細はオフィシャルからチェックしてください!今年15周年なので、この他にもイベントもいっぱいあるらしいんですけど、SSAに向けていっぱい知っていただく機会を作りたいです。
――えびちゅう規模のグループがフリーライブをやるってすごい冒険ですね。
昔、ステップアップとして、フリーライブをやらせていただいてたことがやっぱり多くてホールツアーをできるようになってからは姉メンバーはフリーライブ初めてですね。だから、今回に関しては、ちょっと昔の感覚というか、楽しみの気持ちが強いですね。
――いつものえびちゅうのライブとはまたちょっと違ったパフォーマンスになるんでしょうか。
真山:そうですね。今の10人をより知っていただけるような、ハードルを高く持たずに来ていただけるような機会になるんじゃないかなって 思います。
風見:ワンマンライブだとセットがあったり演出があると思うんですけど、フリーライブは平面のステージでフォーメーションを見せるので、普段のライブとは違ったパフォーマンスが見せられるんじゃないかなって思います。
風見:やっぱりお姉さんメンバーのステージ見て、ほんとに素直に「かっこいい」って言葉が出ちゃうぐらいすごかったし楽しかったです。やっぱりその魅せるところをちゃんとやった上でふざけるところを尊敬します。今回TIFで、(姉)(妹)で別々にやらせていただいて、また10人で合わさることが自分でも楽しみになったので、頑張ります!
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