【第四子出産】紺野あさ美さんの「おうち遍歴」実家も新婚時代もずっとマンション⇒戸建て新築を決断した理由

【第四子出産】紺野あさ美さんの「おうち遍歴」実家も新婚時代もずっとマンション⇒戸建て新築を決断した理由

【第四子出産】紺野あさ美さんの「おうち遍歴」実家も新婚時代もずっとマンション⇒戸建て新築を決断した理由

8月6日(火) 7:31

このほど第四子を出産したタレント・紺野あさ美さん。2024年春、こだわりの注文住宅を建てた紺野さんに、家づくりのきっかけや土地探しのポイントを聞きました。

最初の家づくりはセミオーダーのマンション

セミオーダーのマンションではアイランドキッチンに。ここでたくさんの料理を作りました(提供写真)
ーー紺野さんは2017年にプロ野球の杉浦稔大投手と結婚、同年9月に第一子長女が誕生していますが、そのころはどんな家に住んでいましたか?

紺野あさ美さん(以下、紺野)結婚した当初は、夫が東京ヤクルトスワローズに所属していたこともあり都内に住んでいました。その年の夏に北海道日本ハムファイターズヘ移籍することになったんですが、夫は当時、右肩のリハビリ中で、球団の二軍施設がある千葉で調整することになり引っ越しました。長女が生後1カ月での引っ越しはなかなか大変でした。

千葉では賃貸マンションに住んでいましたが、いずれ北海道でプレーする予定だったので、徐々に北海道での暮らしを考え始めました。私も夫も北海道出身ですし、もちろんプロ野球の世界なのでどういうことがあるかはわかりませんが、今後長く住むのは北海道になるかな、現役を引退した後も北海道で暮らしたいね、なんて夫婦でなんとなく話すようになりました。

ーーその翌年、ご家族で北海道に移り住んだのですね。最初はどんな家に住んだのですか?

紺野最初は、間取りや床暖房などを選べるセミオーダータイプのマンションでした。それが私たち夫婦の最初の家づくりに。私はもともと一軒家よりマンションに住みたいと思っていたんです。私の実家もマンションで、東京でもマンション暮らしだったし、北海道民としては、マンションなら雪かきしなくていいのが大きなポイントです。それに、マンションは収集日に関係なくいつでもゴミ置き場にゴミ出しできるのも便利ですよね。

その家にはアイランドキッチンを採用したので、キッチンを周遊できて便利だったし、洗面スペースとキッチンの距離も近くて家事がしやすい点では住みやすかったです。ただ、2019年に第二子(長男)が生まれて、その後第三子を妊娠して……と家族がどんどん増えて、手狭になってきたこともあり、次の家づくりを考え始めました。
最初の家づくりで後悔していること
ーー最初の家づくり(マンション)での後悔ポイントはありましたか?

紺野やっぱり、ありますね。私は以前はペーパードライバーで、いつも子どもを抱っこひもかベビーカーで連れ、徒歩で出かけていました。車を運転しなかったから、駐車場のことをあまり考えなかったんです。だけどきょうだいが増えて幼稚園の送迎のために車に乗るようになってから、マンションの駐車場から自宅ドアまでの移動が意外と大変だと気づきました。

駐車場からマンションの共用通路に入るまでにふたつの手動ドアがあったんです。子どもを抱っこして荷物を抱えていると、そのドアの開閉だけでも一苦労! 上の子を連れて、下の子を抱っこした状態でドアを引いて開けるときに、上の子に「ちょっと下がって」って毎回言わなきゃいけない、といった小さなストレスを感じていました。

ーーそれは地味にストレスですし、重いドアだと危なかったりもしますよね。

紺野ほかにも、キッチンに床暖房をつけなかったことは後悔ポイントです。みんながくつろぐリビングは全面に床暖を入れたのですが、キッチンはマットを敷くしルームソックスも履くから大丈夫だろうと思って……のちのちすごく後悔しました。断熱がしっかりしているマンションと言えど、北海道の真冬の朝は寒さが非常に厳しいんです。朝起きてキッチンに立ったときに寒すぎて、毎朝寒さを我慢しながらの朝食作り……結局、小型ヒーターを買いました。
三人目を妊娠して考えはじめた「新しい家づくり」

子どもが3人に増えて、家も手狭に(提供写真)
紺野三人目を妊娠してさらに家族が増えるとなったとき、当時の家では部屋数が足りないのが一つ。そして、3歳と1歳を過ぎて元気いっぱいの長女や長男を、家の中でのびのび遊ばせてあげられなかったことも大きな理由です。マンションなので、親としては子どもたちの足音が響かないかをいつも気にしていました。家の中ではいつも「ジャンプしないよ~」「走らないよ~」と注意しなくてはいけなくて、もっとのびのびさせてあげたいな、と。

それに、夫の遠征のたびにワンオペになるので、子どもたちと遊びに出かけるときも親は私ひとりです。外で走り回る子どもたちを、ひとりでは追いきれないし、目が届かないと危ないな、と安全面での心配がありました。自宅にデッキや庭があれば、子どもものびのび遊べて親も安心だろうな、と。夏に庭でプール遊びや花火をしたり、バーベキューをしたり、子どもたちとそんなふうに楽しめたらいいな、と思い始めました。
候補の土地はガンガン現地を見学しまくった!
ーー家を建てたいと考え始めて、最初にどんなことをしましたか?

紺野まずは不動産ポータルサイトで土地と、建築会社を探すところから始めました。SNSなどでも情報を集めたり、何回か住宅展示場にも行きました。

ーー土地はどんなふうに探したんですか?

紺野土地探しは、不動産ポータルサイトでエリアや広さや写真などを比較して探したんですが……かなり難航しました。そのころちょうどコロナ禍で、ウッドショックといって建築資材が値上がりしていたんです。建築費用がかさむとなると、土地はこのくらいの金額でおさめたい、と予算を立てたんですけど、なかなかその予算で希望する土地が見つかりませんでした。

夫は広い土地を希望していたから、どのエリアなら希望に合う土地があるか、いろいろと探しました。日本ハムファイターズ本拠地のエスコンフィールドに近い北広島市内なら夫も通いやすいし、広い土地もあったりしたので、そういうところを見たり。あとは、子どもの通園通学も考えて学区を中心に探したり。色んなパターンを考えたから土地探しは本当に難しかったです。

ーー実際に土地を見に行くんですか?

紺野はい。不動産ポータルサイトで探して候補になった土地を実際に見に行きました。第三子を妊娠中だったんですけど、けっこう歩き回りました。画面上の情報では予算的にも広さ的にも良さそうだった土地が、実際に足を運んでみると傾斜地だったとわかったこともありました。傾斜があると家を建てる前に地面を平らにする基礎工事が必要です。そこは土地代が比較的安くていいなと思ったんですけど、基礎工事をすると結局かかる金額はほかと変わらないんですよね。

日当たりが良さそうと思った土地も、実際には隣に高い建物があって陽がぜんぜん入らない、とわかったこともありました。平面の図面やネットの情報ではわからないこともあるから、気になった土地にはぜひ行ってみるといいと思います。

日当たり抜群の土地に建てた新居のリビングダイニング。ほんとうに気持ちよさそうです(提供写真)
周辺環境や通学路の安全面は要チェックポイント

大きなお腹を抱えながら理想の土地を一生懸命探しました(提供写真)
ーーこれから新居を建てる子育て世代の人たちに、土地探しでチェックしたほうがいいポイントを是非教えてください。

紺野気になった土地は直接見てみること。子育て中の人は、園や学校への行きやすさや距離感などもチェックするといいと思います。小学校・中学校に通うようになって夕方の暗い時間に帰宅する場合にちゃんと街灯があるかどうか、ある程度人の目がある道か、交通量が多すぎないか、といった安全面を確認することは大事だと思います。余裕があれば、通学路も一度歩いてみるのもいいかもしれません。

あとは、スーパーへのアクセス。自宅から何分くらいの場所にスーパーがあるか、買い物しやすいスーパーかどうか、もチェックポイントでした。北海道では駐車場と店舗が直結しているスーパーと、離れているスーパーがあるんです。子どもと一緒に買い物に行くときには、駐車場と店舗が近いほうがいいので、そういう細かいところも確認しました。

ーー学校やスーパーは、たしかに重要なポイントですね!紺野さんは最終的にどんな理由で土地を決めましたか?

紺野学校やスーパーもそうですし、周辺環境や、その地域に住んでいる方々の雰囲気や、日当たりの良さなどで決めました。夫は「もう少し広さがあっても……」と言っていましたが(笑)。私は、日中は電気をつけなくても太陽光で明るく過ごせる部屋を希望していたので、日当たりも確保できる土地が見つかってよかったです。土地を探すのに1年半~2年くらいかかって、家の建築が始まってからが1年。完成までトータル3年くらいかかりました。
紺野あさ美さん

1987年5月7日生まれ、北海道出身。B型。2001年にモーニング娘。5期メンバーとして芸能界デビュー。モーニング娘。を卒業後の2011年にアナウンサーとしてテレビ東京に入社。2017年1月、プロ野球・杉浦稔大選手と結婚し、同年5月に同局を退社。6歳、5歳、2歳のお子さんたちを子育て中で、今夏に第四子を出産予定。現在はタレント活動やYouTubeでも精力的に活動中。
(写真提供:紺野あさ美さん取材・文:早川奈緒子)

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