玉山鉄二“鈴木”、櫻井翔“清家”と涙の決別「この先、何が起きたとしても君のことは忘れない」<笑うマトリョーシカ>

鈴木(玉山鉄二)は清家(櫻井翔)から突然の決別を告げられる/(C)TBS

玉山鉄二“鈴木”、櫻井翔“清家”と涙の決別「この先、何が起きたとしても君のことは忘れない」<笑うマトリョーシカ>

8月6日(火) 19:11

鈴木(玉山鉄二)は清家(櫻井翔)から突然の決別を告げられる
【写真】選挙会選挙で演説をする高校時代の清家(青木柚)

水川あさみが主演を務める金曜ドラマ「笑うマトリョーシカ」(毎週金曜夜10:00-10:54、TBS系)の第6話「政治家母VS秘書…黒幕からの衝撃の鉄槌」が8月2日に放送された。清家(櫻井翔)がついに官房長官に。しかし、それは秘書・鈴木(玉山鉄二)にとって大きな運命の分かれ道でもあった。(以下、ネタバレを含みます)

■人間の欲望と謎が絡み合うヒューマン政治サスペンス

同ドラマは、日本推理作家協会賞や山本周五郎賞など数々の受賞歴を持つ早見和真が2021年に発表した同名小説が原作。抜群の人気を誇る若き政治家と有能な秘書の“得体の知れない不気味さ”に気付いた新聞記者が、彼らを取り巻く黒い闇に迫るヒューマン政治サスペンス。

印象的な笑顔とリベラルな言動で人気を集め、未来の総理候補との呼び声も高い若き政治家・清家一郎と、そんな彼を支える有能な秘書・鈴木俊哉。その2人の奇妙な関係を暴こうと、新聞記者である道上は、彼らの隠された過去を探っていく。

道上の社会部時代の先輩記者・山中尊志を丸山智己、道上の後輩記者・青山直樹を曽田陵介、道上の元夫・旗手健太郎を和田正人が演じる他、謎の女役で高岡が出演。

さらに、清家と鈴木の福音学園時代の同級生・佐々木光一を渡辺大、大手新聞社社会部の敏腕記者だった経歴を持つ道上の父・兼高を渡辺いっけい、清家の実父で、官房長官を務めた経験もある有力代議士・和田島芳孝を加藤雅也、明るく前向きで肝がすわっている道上の母・香織を筒井真理子が演じている。

■清家が実父・和田島がかつて就いていた役職・官房長官に

秘書の鈴木(玉山)が暗躍し、官房長官のスキャンダルが週刊誌に掲載された。それによって若くて人気のある清家が新しい官房長官に任命された。

鈴木は清家を利用してやろうという気持ちを持ちながら、高校の時から清家のブレーンになり、影の存在としてサポートしてきた。清家を生徒会長にしたのも、代議士にさせたのも、自分がいないと清家は何もできないと思い、鈴木なりの戦略を練って清家をこの地位まで押し上げた。…はずだったが、清家が官房長官になったことで、鈴木にとって思いがけない状況になっていった。

「笑うマトリョーシカ」第6話より

■“鈴木”から“俊哉くん”への変化

27歳で清家が代議士になり、清家の秘書を鈴木が務めることになった時、鈴木からの提案で、“先生”と“鈴木”と呼び合うようになった。

官房長官に正式に決まり、鈴木が「おめでとうございます」と握手を求めると、清家は握手ではなく鈴木を抱きしめ、「ありがとう、俊哉くん。やっと2人でここまで来たな」と、“俊哉くん”と呼んだ。

うれしさが仕事の関係性を越えたから、思わず名前で呼んでしまったのだろう。と思っていたが、もしかすると、それは大きな変化の予兆だったのかもしれない。

この時点でも、鈴木は「俺がいないと清家は何もできない」と思っていて、“影の支配者”として清家をコントロールできていると確信していた。

■鈴木の隠していた過去が週刊誌に掲載される

官房長官の就任会見で、清家は鈴木が書いた通りの内容を話した。しかし、会見が終わろうとした時、「いい機会ですので、私の個人的な考え方というか…」と言って、在留外国人へのヘイトスピーチへの取り締まり強化を切り出した。

予定になかった発言に鈴木は焦ったが、道上(水川)は清家の母・浩子(高岡早紀)がこのことに強く執着していることが分かっていたので、清家は母親にコントロールされていることを確信した。

ここで大きな事件が発生。前官房長官は鈴木がスキャンダルを週刊誌にリークしたことで失脚したが、今度は清家の秘書・鈴木の隠していた過去が週刊誌によって暴かれてしまう。そこには、鈴木が「BG株事件」の主犯とされていた人物の息子であることが明かされていた。

■「これだけは信じてほしい。君は僕にとって特別なんだ」

道上の注目にも耳を貸さなかった鈴木だったが、清家と2人で話してようやく気付いた。自分が完璧にコントロールしていたと思っていたが、そうではなかったようだ。

「ありがとう、俊哉くん」と、ここでも“鈴木”ではなく名前を呼び、高校に入学して友達になった時のことから順番に、清家は自分にとって大きな出来事だったことを話し出した。

会話しているようでいて、鈴木が口を挟もうとしても構わずに話し続け、「それはうそじゃない」「それもうそじゃない」「間違いじゃなかった」「あれは本当にうれしかった」と一方的に思いを伝えていった。

その話の中で、生徒会長の演説の時に鈴木の忠告に反して泣いてしまった時のことを挙げ、「あれは『感極まったら泣いていいんだ』って、そう言われたから」と、母・浩子の言葉に従ったことを明かした。

「だけど、これだけは信じてほしい。君は僕にとって特別なんだ。特別な友達だった」と清家は鈴木に伝え、自分がトップに立つのをそばで見届けてほしかったと、涙ながらに語った。

■「生者必滅 会者定離」の書を贈った人物は

「生者必滅 会者定離」という書が飾られているが、それは「生きる者は必ず死に、出会った者は離れることが定め」という意味があり、その書が入った額縁は母・浩子からもらったことも明かした。

「時に心を鬼にして、古いものと決別しなければならない」と飾った時に話していたが、まさか自分が決別される側だとは思ってもいなかっただろう。

「この先、何が起きたとしても君のことは忘れない。話はそれだけだよ」と清家。その言葉にどういう意味が込められているのかは清家の表情から全く読めない。

清家は高校生の頃からすでに浩子にコントロールされていた。そのことに鈴木は気付いたが、時すでに遅し。トーストを食べながらむせび泣く姿が切なすぎる。

SNSにも「俊哉くんがかわいそうで泣いてしまった」「あまりにも残酷な展開」「清家が一方的に話すところが怖かった」と、衝撃の展開に驚いたという声が多く見られる。

◆文=ザテレビジョンドラマ部

※兼高の高は正しくは「はしご高」


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