【写真】神田川を周遊するクルーズ船を満喫する市川実日子“ジュン”と中島歩“ヨシヲ”
市川実日子主演、中島歩出演のドラマ「A Table!~ノスタルジックな休日~」(毎週水曜夜11:00-11:30、BS松竹東急[全国無料放送・BS260ch])の第5話が、7月31日に放送された。第5話では、和洋折衷のご飯を作る様子が描かれた。(以下、ネタバレを含みます)
■「A Table!~ノスタルジックな休日~」とは
本作は、2023年1月期に放送され、第39回ATP賞ドラマ部門の奨励賞を受賞するなど高い評価を得た「A Table!~歴史のレシピを作ってたべる~」の続編。一組の夫婦が、都心にある静かで落ち着いたノスタルジックな場所に訪れたり、祖母や母親たちの読んでいた『暮しの手帖』のレシピをもとに、昔懐かしいご飯を作ったりする。
思わずマネしたくなるレシピの登場に加え、東京都内に隠された歴史ある場所、ノスタルジックでどこか懐かしさを感じる穴場スポットなど、“東京案内”の要素が含まれている点も魅力の一つ。そんな本作は、“ドラマ”と“ドキュメンタリー”を融合したようなあたたかくてやさしい物語となっている。
主人公夫婦の藤田ジュン役と藤田ヨシヲ役は、前シーズンと同じく市川実日子と中島歩が務める。市川は映画「シン・ゴジラ」で第71回毎日映画コンクール女優助演賞、第40回日本アカデミー賞優秀助演女優賞を受賞した実力派女優。中島は、連続テレビ小説「花子とアン」や「不適切にもほどがある!」など、話題作への出演が続いている注目株だ。
■1人でクールダウンをするために散歩に出かけるヨシヲ
「電車で嫌なことがあった」というヨシヲ(中島歩)。足を開いてゲームをする人が隣に座ってきて、小刻みに動く腕がずっと当たっていた。些細なことで苛立ちを覚えたヨシヲは、1人でクールダウンするため公園にひとり散歩に来ていた。
最近、会社の人間関係においても、信頼している人が“嫉妬”や“保身”などに走り、裏切られたという経験があったヨシヲ。さまざまな想いを巡らせていると、歌いながらウォーキングをする老夫婦が通りかかる。それを見て、ヨシヲは「…修行が足りないな」と困ったような笑みを浮かべながらそっと呟くのだった――。
■川から見える、普段と異なる東京の姿を堪能するジュンとヨシヲ
その頃ジュン(市川実日子)は編針と毛糸を買い、母親仕込みの編み物をしていた。そこへ散歩から帰宅したヨシヲがやって来て、ジュンは嬉しそうに「予約したから」と彼をデートに誘う。
2人が向かったのは東京・神田川を周遊するクルーズ船。船に揺られガイドの話を聞きながら、普段見慣れない東京の川からの景色に触れるジュンとヨシヲ。途中、“16年後に地下化する高速道路”の話を聞き、ヨシヲは「また乗ろう、16年後に」とジュンを誘った。
帰宅後、2人はさっそくジュンが決めていた夕食作りに取り掛かる。「今日は和洋折衷にします!」と宣言すると、「しいたけ丼」「かんぴょうと厚揚げのふくめ煮」「ひらめのボンファム」の3品を料理し始めた。
「ボンファム」とは、人によっては“魚料理の王様”と評価するほどおいしいと言われているひらめ料理。途中ジュンがつまみ食いをするとヨシヲがすかさず「ピーッ!今のファウル」と忠告するなど、仲の良いやり取りを重ねながら、手際よく作業を進めていく。
■ヨシヲがジュンに語る、人間関係の“モヤモヤ”
食卓につき、しいたけや煮物の出汁の香りを感じながら、「それぞれ全部おいしい」と楽しく会話を重ねるジュンとヨシヲ。
そんな時、ふとジュンがヨシヲに、「仕事、なんかあった?」と尋ねる。不意をつかれたヨシヲは、「ちょっとモヤモヤしてることがあってさ…」と最近の仕事での人間関係について語り始めた。新しい部長の方針と現場との板挟みになっている苦労やモヤモヤを、間に立つ者の立場から少しずつ口にしていくヨシヲ。
そして、浮かない顔をするヨシヲに、ジュンは「まあ、飲みたまえ」と日本酒を差し出すのだった――。
次話では、ジュンが海外から帰国した教授と共に神代植物園へ訪れる様子が描かれる。また予告映像では、鶏もも肉を野菜と煮込んだ西洋風料理やしそごはんのレシピが登場。「A Table!~ノスタルジックな休日~」第6話は、8月7日(水)夜11時から放送予定となっている。
◆文=ザテレビジョンドラマ部
※「A Table!」の「A」は、正しくは上にアクセント記号がついたA
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