星野源、約7年半ぶりエッセイ集刊行へコロナ禍の日々やヒット曲創作秘話も――9.30発売

エッセイ『いのちの車窓から 2』著者・星野源

星野源、約7年半ぶりエッセイ集刊行へコロナ禍の日々やヒット曲創作秘話も――9.30発売

8月2日(金) 14:15

歌手・俳優の星野源が、約7年半ぶりとなるエッセイ集『いのちの車窓から 2』(KADOKAWA)を9月30日に発売する。

【写真】優しい雰囲気がステキ星野源『いのちの車窓から 2』書影

雑誌『ダ・ヴィンチ』2014年12月号よりスタートした星野源のエッセイ連載「いのちの車窓から」の連載をまとめた『いのちの車窓から』(2017年3月刊)は、累計発行部数45万部突破(電子書籍含む)の大ヒットを記録した。

本書には、2017年から2023年までの連載原稿(不定期連載※一部連載時原稿未収録、改稿あり)に、4篇の書き下ろしを加えた計27篇+あとがきを収録。カバーと表紙のイラストは、角川文庫版『いのちの車窓から』と同じくビョン・ヨングン氏が手掛けた。

本書のタイトル「いのちの車窓から」は連載開始当時、普段かけていた度の強い眼鏡のレンズ越しに周囲を見ている自分を、なんとなく〈窓の内側〉にいるものと感じながら、〈窓の外側〉を綴るというテーマにちなんだものでした。しかし、今作では少しずつ「自身」へと向かうことで、より洗練された端正な筆致へと変化を遂げていく。

第1巻が刊行された2017年、主演ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)、主題歌「恋」の大ヒットで大注目を浴びた星野源「嬉しいことばかりだった」しかしその反面、「昨年の2017年から、私はおかしくなっていった」「仕事では楽しく笑顔でいられていても、家に帰ってひとりになると無気力になり、気が付けば虚無感と頭を抱え、何をしても悲しいなとしか感じず、ぼんやり虚空を見つめる様になった」と、本作中で赤裸々につづっている。

笑顔の裏で抱えていた虚無感、コロナ禍下での日々、『喜劇』の創作秘話、進化する音楽制作、大切な人との別れ、新しい出会いと未来、愛おしい生活について。約7年半にわたる星野源の日々と創作、周囲の人々。そしてその思考と「心の内側」を真っ直ぐにつづったエッセイ集となっている。

星野は本作刊行にあたり「日頃伝えきれない感触が、エッセイでは書けるような気がします。この本には7年間に起きた出来事や出会った人、その時々の自分の心の感触が記録されています。個人的にですが、単行本用に書き下ろした4つの新作が好きなので、ぜひ手に取って読んでいただけたら嬉しいです」とコメントを寄せた。

また、10月1日には東京都内にて発売記念トークイベントの開催も決定。参加方法は特設サイトにて。

星野源によるエッセイ『いのちの車窓から 2』は、KADOKAWAより9月30日発売。価格は1540円(税込み)。

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